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7度目の8月
何もない
どれだけ進んでも
同じクラスのあの子が住んでたアパート
今にも立ち入れそうな壁のない線路
空が暗くなっていくところを
最後の最後まで見届けて
真っ暗になってからここに居ることを後悔する
頼りない街頭を頼りに
黒くなってしまった緑の道を
気が遠くなるくらい歩く
体を縮めて早歩きした先に
今日もあたたかな場所が待ってる
今までのこの街はもっと窮屈だった
離れてはじめて輝いた
声もしない、光もない
ありのままのあるがままの姿の街に
今日も涙を流してしまう
今日も、1年前も、7年前も
ずっとこの街を求めている
8月、東京に住んで7年
きっともっと楽しくできる
今年もよろしくお願いします