この目で見た街の話
いつから知らない街のひとりきりの暗い部屋で
ぐっすり眠れるようになってしまったんだろう。
体感では、少し前まで
ひとりで眠ることもできなかったのに
独立していく自分を止める必要はないので
思うがまま、できるようになる事を
増やしていきたい。
沢山の街をこの目で見て、思ったことがある。
どれだけ距離が離れていても
見える海の景色が違っていても
街並みはある程度似ている
海の姿はもちろん違う
自然はどれだけ近い距離にあっても
繋がっていても
姿 形 全て違っている。
毎日見ても同じ日なんてない気がする
だけど、文化が変わってくるほどの
遠くに行かない限り
どこの街も似ているんじゃないか
なんて少し絶望した。
でも心で見たら 同じじゃないのかもしれない
そして私はまだ知らない場所と
知らないことが多すぎる
だから絶望している時間はない
そんな風に旅中のワンマン列車の
ボックス席でひとり考えていた