Nahuel Note #049 "Todos están muertos"〈Diego〉(2014)
映画 『Todos están muertos』
『Todos están muertos(彼らはみんな死んでいる)』ドイツ/メキシコ/スペイン/フランス、2014年、88分
公開日:2014年3月27日 (Málaga Film Festival)
言語:スペイン語
受賞:Guanajuato International Film Festival (2014)にて Best Opera Prima Mexico受賞:Beatriz Sanchís
Málaga Spanish Film Festival (2014)にてBest Actress (Mejor Actriz)受賞:
Elena Anaya
Special Jury Award (Premio Especial del Jurado)受賞:Beatriz Sanchís
Youth Jury Award (Premio Especial del Jurado Joven)受賞:Beatriz Sanchís
Best Original Soundtrack (Mejor Banda Sonora Original)受賞:Akrobats
Spanish Actors Union(2015)Film: Lead Performance, Female (Protagonista Cine - Categoría Femenina)受賞:Elena Anaya
監督:Beatriz Sanchís
出演:Elena Anaya ... Lupe
Nahuel Pérez Biscayart ... Diego
Angélica Aragón ... Paquita
Christian Bernal ... Pancho (as Cristian Bernal)
Patrick Criado ... Víctor
これまでもこの世ならざる役や死ぬ役が多かったナウエルさんの、ついに本気の幽霊役が本作。舞台はスペイン、マドリッド。1996年。かつてシンセロックバンド「Groenlandia」でキーボードを担当していたルペ(エレナ・アナヤ)は、息子のパンチョとメキシコ出身の母と3人で暮らしている。今はもう音楽はやっておらず、家に引きこもっている。きっかけは15年前に車の事故で亡くなった兄、ディエゴ(ナウエルさん)。実はパンチョの父親はこのディエゴ。この行き詰まった家族を何とかしたい、とルペの母はメキシコ人祈祷師?のところへ。見事、死者を呼び出すことに成功。そうして現れたディエゴは、自分が死んでいる自覚もなければ、子供が生まれたことも知らない…
一方、引き籠もりで「元ロックスター」のややこしい母を持つ思春期のパンチョは、甘い思いをひそかに寄せるクラスメイトのヴィクトルとバンドを組むことになり、これをきっかけに母ルペも過去に対峙していくことになる。
当時の大ヒット曲の映像。ナウエルさんは口パク。
80年代のくらもちふさこ感溢れるジャケット。
1981年に亡くなったという計算になると思うけれど、それにしてはナウエルさんのマレットヘアなど、最先端過ぎる?いや、ジギー・スターダストと思えばいいのか。架空の大ヒット曲の設定がなかなか笑えるのだけれど、近親相姦、同性愛の他、ディエゴ(ナウエルさん)は6歳まで吃音だったのが、歌を初めてから意思表示ができるようになった、とか、色々な要素が詰まっている。というか、詰まりすぎている感もある。
ナウエルさんはハッキリ言って脇役、というか、主人公達が成長したり変化したりするのに対し、その契機をもたらすための要素なのだけど、その特徴ある容姿と雰囲気がはまっているし、いいの?ってくらいナウエルさんの美しい顔を他のどの作品よりもアップでじっくり見せてもらえて、ありがたい。
Region2のDVDだと英語字幕が付けられます。
Making of TODOS ESTÁN MUERTOS - Dieko (Nahuel Pérez Biscayart)
Making of TODOS ESTÁN MUERTOS - Lupe (Elena Anaya)
全編(字幕なし)
一番ナウエルさんが色っぽいシーン