Nahuel Note #028 Rolex Mentor and Protégé Arts Initiative(2008-2009)
この第4回のプログラムに選ばれたのが、メンター(指導者):Kate Valkとプロトジェ(弟子)のナウエルさん。ナウエルさんはNYで一年間、The Wooster Groupのケイトさんの元で修行。
The Wooster Groupはウィリアム・デフォー、Elizabeth LeCompte、Kate Valkらが1975年に立ち上げた実験的演劇グループ。日本へも何度か来ており、去年は神奈川、京都でも公演があった。
⇧上記のURLは整理され、一つにまとめられたようです。Kate Valkとナウエルさんの記事はこちら→One of a kind (2023/1/3 閲覧)
この期間にナウエルさんも参加した舞台は、フランスの異才の振付師、Jérôme Belの作品「Le dernier spectacle 」(1998) と「Le dernier spectacle (une conférence) 」(2004) 。
ベルの舞台映像を流しながら、その動きを行っている?
上演1〕2008 年11月19日:performance to benefit the Jerome Robbins Theater, Baryshnikov Arts Center, New York City
上演2〕2009年12月4日:performance for the Rolex Mentor and Protégé Arts Initiative at the Lilian Baylis Studio, Salder’s Wells, London, United Kingdom
この動画だけでもナウエルさんの動きの突出した素晴らしさにびっくりする。この中の誰よりも安定していて美しいのでは…?『天国でまた会おう』の演技の素地は出来ていた!
ともかくこの1年の外国修行が本当に多くの経験と学びをもたらし、ナウエルさんのキャリアを大きく動かしたターニングポイントになったのは間違いないかと。後のインタビューで、この時、自分の英語習得の早さに自信がついて、フランス語にも挑んだ、というようなことも述べていた。才能とセンスと努力の化身!!本当に尊敬しています。