YouTubeのジャンプカットって違和感あるよね。視聴者に飽きられないためのカット術【視聴時間を伸ばすための17の施策 Vol.4】
みなさんこんにちは。動画マーケティング総合研究所のいわもとかずやです。
視聴時間を伸ばすための17の施策、第4回は 「カット」です。
まずは編集に関する公式動画をご覧ください。※日本語字幕が出ます
冒頭で「編集とは素材を上手に料理して作品にすること」紹介されているように、料理と同じで素材を活かすも殺すも編集次第です。
例えばトークが上手だったり、ダンスやピアノなどの演奏が上手だったり、映像が美しかったり、素材自体が魅力的であれば、ほとんど編集をしなくても長く見てもらえる可能性はあります。
一方で、トークが苦手で「え〜」とか「あ〜」が多すぎたり、言い間違えが多かったり、余計なことを喋りすぎたりといった場合は、いらない部分を編集をすることで、大きく視聴維持率は変わってきます。
ジャンプカットを使う?
ジャンプカットとは一台のカメラで撮影した、同一ショットの間を切り詰めて、つなぎ合わせる手法です。
この手法を使うと視聴者は時間が不自然にジャンプしたように感じられるので、意図的ではない限りは避けるのが常識でした。
ただ、予算や制作時間の限られたYouTube撮影において、スピード感を優先してジャンプカットを多用するのが今では定番の手法になっています。
登録者900万人を超えるはじめしゃちょーさんの動画は冒頭からテンポの良いジャンプカットで構成されていますね。
またジャンプカットは『プロフェッショナルな vlog を制作する』では次のように表現されています。
公式の記事でも好き嫌いは別としてと案内している通り、苦手な人がいるのも確かです。
ただ、最近では視聴者がジャンプカットを見慣れてきたということありますし、無駄な間を減らすことができてスピード感も出せるジャンプカットは今でも有効な手法の一つであることは確かです。
自動でジャンプカット編集できる魔法のソフト
AI字幕編集アプリのVrewが登場してからジャンプカットの編集は圧倒的に簡単になりました。
「ジェットカット(無音区間の削除)」という機能を使えば、1クリックでジャンプカットができます。ぜひ活用してみてください。
▼AIを活用する動画編集ソフト『 Vrew 』
ちなみに日本で最初にYouTubeにジャンプカットを導入したと言われているのが、ジェットだいすけさんです。
彼に敬意を評してジャンプカットの事をジェットカットと呼んでいる人も多く、Vrewの操作画面でもジェットカットという表現が使われています。
視聴者に合わせてテンポを変化させよう
YouTube Creators公式記事『編集でテンポに変化をつける』ではジェットカットを必ずしも推奨しているわけではなく、視聴者にあわせてテンポを変化させようと表現しています。
テンポ感というのは、人によって好みがありますし、動画の展開によっても最適なテンポの速さは変わってきます。
Vlog系のチャンネルなどではあえてゆっくりのテンポで編集されていることが多いです。
日中見る動画であればテンポが速いほうが受け入れられやすいかもしれませんし、夜寝る前に見る動画ではゆっくりのほうがよいかもしれません。
視聴者がどのような心理で動画を見ているのかを想像しながら編集しましょう。
また視聴維持率もぜひチェックしてみて下さい。YouTube Analytics に関してはまた別の記事を書きますのでお楽しみに。
自分の魅力が際立つカット編集をしよう
僕が個人的にカット編集が一番うまいなと思ってるのが都市伝説系のYouTuberであるナオキマンさんです。
彼の語り口は決して速いわけではないのですが、声の強弱の付け方やカット編集のリズム感が魅力的でついつい引き込まれます。
トークを分析すると文節のはじめだけ声を張って、徐々にフェードアウトしていくような喋り方ですね。
そしてジャンプカットは文節の最後の1文字を5〜6割発声している途中で、すぐに次の文節に飛ぶようなリズム感になっています。
全編通して全体的にほとんど無音の区間はありません。
挿入される画像や動画のクオリティもかなり高いという事もあるですが、カット編集の独特のリズム感が視聴者の心を魅了しているのだと思います。
一方でアンジャッシュの児島さんの動画はあまりカット編集をしていないのが特徴です。
児島さんのゆったりとした"間"をちゃんと見せることで優しさだったり、少し抜けている感じなど、彼の魅力を上手に伝えているように感じます。
芸人さんの動画にカット編集が少ないのはこの「間」を大切にしているからなのかもしれませんね。
ちなみに、カット編集が少ない「間」の多い動画の場合は、飽きられないように効果音を多用してはいるケースが多いです。効果音についてはまた別記事でお伝えしますね。
本日のまとめ
第4回は以上となります。
ぜひあなたのチャンネルでもクリエイターの個性が際立つような、魅力的なカット編集をして視聴時間を伸ばしていってくださいね。
「YouTubeの視聴時間を伸ばす17の施策」次回は「テロップ」についてご案内しますのでお楽しみに。
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