![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/159508089/rectangle_large_type_2_8f908eb46819bcaacb2f3644701a62a1.png?width=1200)
ついにiPhone×ChaGPT β版リリース/AIでPCを使えるように/Midjourneyに画像編集機能が搭載/エヌビディア、時価総額一時アップル抜く/Canvaが新しいAI機能をリリース/Runway、AI表情モーションキャプチャー機能/CyberAgent Developersの動画が30日に一挙公開【週刊AIのニュース 2024年10月28日号】
こんにちは。AIのある暮らしです。
2024年10月21日〜10月27日の「週刊AIのニュース」をお届けします。
みなさまのAI情報収集にご活用ください。
【1】文章生成AI
チャットAI「Claude」にPCを自動操作する機能が追加される&「Claude 3.5 Sonnet」の性能向上版と軽量モデル「Claude 3.5 Haiku」も登場
Anthropicは、AIモデル「Claude 3.5 Sonnet」の性能強化版に加え、軽量モデル「Claude 3.5 Haiku」と新機能「computer use」を発表しました。特に「computer use」は、PC上でのクリックやキーボード操作をAIが自動で実行し、スケジュール設定や情報検索など複雑なタスクを効率化するもので、ベータ版として一般ユーザーが利用可能です。ユーザーが指示するだけで、観光計画の立案やスケジュール登録までをClaudeが一貫して処理できる点が特徴です。
AI、ついにパソコンを使えるようになってしまう Anthropic「Claude 3.5 Sonnet」新機能
Anthropicは「Claude 3.5 Sonnet」に、AIがPCを人間のように操作できる「コンピューター使用」機能を追加しました。この新機能により、AIは画面内容を理解し、ブラウザ操作やカレンダー入力、複雑な情報収集などのタスクを自律的に実行可能です。Anthropicは「Claude 3.5 Haiku」も併せて発表し、従来モデルに比べて高い処理性能と省リソースを実現。デジタル業務での応用が期待され、ソフトウェアテストやバックオフィス業務などでの活用が注目されています。
Gemini APIでPythonコード生成、「最高のIT技術者」として回答してもらう
Googleの「AI Studio」では、最新のGeminiモデルを使いPythonコード生成やプロンプト対応を行えるAPIが提供されています。このAPIを通じて、ユーザーはプロンプト入力やモデル学習の追加、パラメータ調整が可能で、IT技術者が求められる高度なソースコードの自動生成をサポートします。GeminiはITシステムの設計や開発の自動化にも役立つことから、AIによる支援でIT業界の生産性向上が期待されています。
【特集】Excelは「この列から県名を抜き出して別の列に挿入して」も実行可能に。Microsoft 365 CopilotのWave 2はここがすごい
Microsoftは「Microsoft 365 Copilot Wave 2」を発表し、WordやExcelなどでのCopilot機能を拡充しました。Copilotは、ユーザーの指示に応じてデータ分析を自動で行い、特にExcelでのデータ抽出やPythonを用いた高度な分析を支援します。Excel上では、住所データから都道府県名を抽出して自動で新たな列に配置するなど、自然な指示が可能です。また、OneDriveやWordの連携により複数ファイルからの文書生成も実現し、効率的なドキュメント処理が強化されています。こうした更新により、業務の効率化がさらに進む見込みです。
Microsoft、Copilot Studioでの自律型AIエージェント構築を可能に
Microsoftは企業向けプラットフォーム「Copilot Studio」に、自律型AIエージェントを構築できる機能を追加し、11月からパブリックプレビューを提供する計画です。これにより企業は営業やサービス、ITヘルプデスクなどの業務において、タスクを効率化するエージェントを作成可能になります。自律型エージェントは、営業活動の支援やデューデリジェンス業務の効率化などで50%以上の労力削減が期待され、特に営業や財務などの分野での活用が見込まれます。Microsoftは責任あるAIの原則に基づき、エージェントにセキュリティ対策やアクセス制御を実装しています。
Anthropic「Claude」にデータ分析機能 AIがJavaScriptコードを書き、その場で実行
AI企業Anthropicは「Claude.ai」にデータ分析機能を追加し、JavaScriptコードの作成と即時実行が可能となりました。この新機能は、CSVファイルに基づくデータ処理や視覚化に対応し、マーケティングの顧客分析、営業データのグローバル分析、サーバーパフォーマンスの評価など幅広い業務に利用できます。同分野ではOpenAIのChatGPTもPythonを用いたデータ分析機能を提供していますが、Claudeの対応言語や利用範囲が注目されています。
【2】画像・動画生成AI
LINEヤフー、ペットの写真をアバターに変換 生成AI活用
LINEヤフーは、生成AIを使った消費者向けサービスの拡充を進め、現在22を超えるサービスにAIを導入しています。新たな取り組みとして、ペット写真からオリジナルアバターを生成するサービスを開始しました。また、生成AIを利用してネット上の誹謗中傷対策も進めています。これらのサービスにより、日常的にAI技術を活用してもらう環境を提供し、AI関連事業の収益化を図っています。
Google フォト、生成AI使用をより明確化 アプリ内で表示
Googleは、Googleフォト内で生成AIが使われた編集内容の表示を強化すると発表しました。これにより、編集マジックや消しゴムマジック、Zoom EnhanceなどのツールでAIが使用された場合、編集の詳細が確認しやすくなります。IPTCのメタデータ技術基準を使用して、生成AIが使用されたことや、画像が異なる要素で構成されている場合も記録され、アプリ内で表示されます。新機能はPixelシリーズの特定機能で撮影された写真も含め、ユーザーに編集履歴の透明性を提供します。
「消しゴムマジック」など生成AIを使った痕跡、Googleフォトアプリで確認可能に
Googleフォトは、AI機能「編集マジック」や「消しゴムマジック」を使用した際にAI編集の履歴を確認できるよう、アプリ内表示を導入します。IPTC基準に基づくメタデータが付与され、AIによって編集された事実が明示されます。これには、画像要素の構成が異なる「一緒に写る」機能での編集も含まれます。GoogleはAIの責任ある利用を重視し、透明性を向上させるため、AI使用の履歴をファイル名やバックアップ情報と共に表示する予定です。
ハロウィーン記念イラストに“AI疑惑” 成人PCソフトブランドが否定する事態に 「生成AIによるイラストではない」
成人PCソフトブランド「オーガスト」がX(旧Twitter)に投稿したハロウィーン記念イラストに対し、「生成AIによるものではないか」との指摘が一部ユーザーから寄せられました。これに対して、オーガストは「弊社イラストレーターによる制作物であり、AI生成ではない」と公式に否定しました。近年、AIに似た仕上がりのイラストが物議を醸すケースが増加しており、企業が意図しない疑惑を受ける事例が増えています。
画像生成AI「Midjourney」ついに画像アップロード対応
画像生成AI「Midjourney」は、ユーザーがアップロードした画像を編集できる機能と、スタイルや照明効果を変更できる「再テクスチャリング」機能をテスト開始しました。編集機能では画像の一部を選択し、プロンプトに基づき新たなイメージを追加できます。再テクスチャリングは色のない3Dモデルでも写真のような質感を再現可能で、初期利用は年間メンバーシップ保有者などに限定されています。
画像生成AI・Midjourneyにフォトショっぽい画像編集機能 「犬に服を着せる」「家具の色を変える」などサンプル映像も
Midjourneyは、ユーザーが自分の画像をアップロードしてAIで編集できる機能を新たに提供開始しました。対象部分を指定し、プロンプトで要素を追加したり画像の雰囲気を変えたりできます。空飛ぶクジラを都市背景に追加したり、犬に帽子や服を着せたり、家具の色変更などが可能で、特定のユーザーに先行提供されています。
Canvaが新しいAI機能をリリース、買収したLeonardo.AiのPhoenixモデルを利用した画像ジェネレーター「ドリームラボ」も登場
CanvaはAI画像生成機能「ドリームラボ」を新たにリリースしました。この機能は、Canvaが2024年に買収した「Leonardo.Ai」の技術を活用し、3Dレンダリングやイラスト風スタイルなど多様な画像を生成可能です。ドリームラボの他にも、Canvaは文章生成を強化した「マジック作文」、インタラクティブなグラフ機能、アイデアをビジュアル化する「ホワイトボード」など、多機能を追加。さらに、音楽プラットフォームArtlistとの提携でロイヤリティフリー音源も提供予定です。
映したものをなんでもアート化して壁掛け画像にする生成AI「PabloNet」
「PabloNet」は、機械学習エンジニアのマシュー・ル・コショワ氏が開発した、カメラで捉えた映像をリアルタイムでアートに変換する生成AIです。背景には、秒間100枚以上の画像を生成できる「StreamDiffusion」技術が用いられており、額縁のモニターで次々とアートが変化します。PabloNetは人物や物体を映し出し、アートとして壁に飾ることができるシステムで、気分や状況に応じた即興アート体験が楽しめます。
eスポーツと生成AIが融合したらどうなる? 画像生成AIのプロンプトで戦うアーケードゲーム「VS AI街頭對戰」世界大会決勝を審査して感じた未来
台湾で開催されたTTXC展示会の目玉「VS AI街頭對戰」では、画像生成AI「Midjourney」を使い、プレイヤーがプロンプト入力で芸術的な画像を生成し、その完成度で勝敗を決めます。ファイナルでは「ピーターパン」をテーマに、16歳のプレイヤーが母親への深い愛情を表現する作品を制作し優勝。AIによる芸術創作の未来と、若い才能の可能性が期待されました。
めんどくさい3Dアートもアドビ「Project Neo」なら簡単に作れます
Adobeの新プロジェクト「Project Neo」は、複雑な3Dアートを簡単に作成できるツールです。ユーザーは形を組み合わせたり、曲げたりして360度回転可能な3Dオブジェクトをデザインでき、JPEGやSVG形式の出力もサポートします。ベクター出力や木目調などのテクスチャー変更も可能で、デザイナーの作業を効率化します。現在はベータ版が提供されており、ブラウザ上で誰でもトライ可能です。
Runway、AI表情モーションキャプチャー機能「Act-One」をリリース
AIスタートアップRunwayは、俳優の表情をAIキャラクターにリアルタイムで転写できる新機能「Act-One」をリリースしました。スマートフォンで撮影した映像からキャラクターの表情を高精度で再現し、複雑な機材を不要にしたこの技術は、映画やゲーム制作で活用が期待されます。従来のモーションキャプチャーよりも簡易で、制作過程を効率化するため、インディー映画制作にも適しており、広範なクリエイターに新たな可能性を提供しています。
もはや実写と間違えるレベル 動画生成AI「Runway」の進化がすごい
Runwayの「Gen 3 Alpha Turbo」は、長時間動画やスタイル変更機能が追加され、始点と終点の画像指定による一貫した動画生成が可能となりました。最大10秒の高品質動画生成に対応し、日本の寺院やサイバーパンク風など異なるスタイルも簡単に変換できます。また、始点と終点を補完し、一貫性を保つ技術も導入。拡張により最長34秒の動画生成が可能で、よりリアルな動きと自然な見た目が実現されています。
【3】モバイル・マルチモーダルAI
Apple、「iOS 18.2」の開発者向けβ公開 ChatGPT統合など生成AI機能入り
Appleは、最新の開発者向けβ版「iOS 18.2」をリリースし、新たに「Apple Intelligence」機能を試用可能としました。目玉機能にはSiriとChatGPTの統合があり、ユーザーがSiriに質問するとChatGPTの利用が提案されます。また、AI画像生成ツール「Genmoji」や「Image Playground」も導入され、プロンプトに基づく絵文字やイメージ作成が可能です。iPhone 16シリーズ専用の「Visual Intelligence」機能も搭載され、Googleレンズのようにカメラ映像から情報検索やテキスト翻訳が行えます。これらの新機能は、Appleが生成AIを活用したスマート機能を強化する戦略の一環です。
iPhoneやMacに画像生成AIを追加する「iOS 18.2」「iPadOS 18.2」「macOS 15.2」のベータ版がリリース、SiriとChatGPTの統合や絵文字生成機能なども搭載
Appleは「iOS 18.2」「iPadOS 18.2」「macOS 15.2」のベータ版をリリースし、画像生成AI「Image Playground」や「SiriとChatGPTの統合」機能が追加されました。「Image Playground」では、文章から画像を生成したり、特定の人物を指定してイラスト風やアニメ風に変更できます。また、新機能「Genmoji」ではAI生成による絵文字が作成可能です。Siriでは、難しい質問でChatGPTを利用するオプションも追加されています。
AI推しの「Google Pixel 9 Pro XL」のカメラはどれくらいAIなのか? 試してみて分かったこと
Google Pixel 9 Pro XLのカメラには、「一緒に写る」という新機能が搭載されています。この機能は、複数の写真を合成し、全員が同時に写っているかのようなグループ写真を作成できるものです。カメラがAIによって構図の微調整を促し、最適な位置で合成を行います。この手法により、セルフタイマーやシャッターボタンの押し手がいない場合でも記念写真を手軽に撮影できます。技術的には改良の余地が残るものの、ユニークなAI活用例として注目されています。
Zoom、AI ファーストのアプローチで働き方を変革する Zoom Workplace の新しい AI イノベーションを発表
Zoomは、Zoom WorkplaceにAIコンパニオン2.0を導入し、会話内容をタスク化する「Zoom Tasks」、リアルタイム要約を行うZoom Phone機能、そして会議用のアジェンダ作成機能などを発表しました。これにより、ユーザーは効率的にタスク管理と会議準備が行えるようになります。AI機能はZoomの有料プランに追加料金なしで利用可能で、GmailやGoogleカレンダーとも連携できるようになります。
【4】生成AI活用事例
野村総合研究所、オンライン商談ソリューション「econy」に生成AIを組み込み、コンプライアンスチェック機能を強化
野村総合研究所(NRI)は、オンライン商談ソリューション「econy」に生成AIを活用したコンプライアンスチェック機能を追加しました。この機能は、商談中に不適切な発言を検出し、リアルタイムでアラートを表示するほか、業務プロセスの抜け漏れを防ぎます。AIが会話を解析し、重要な業務ステップが順守されているかを確認することで、営業担当者の負担軽減と安全な業務遂行を支援。マイナンバーカードを用いた本人確認機能も搭載し、なりすましリスクにも対応しています。
第2回 医療業界における生成AIの応用をアーキテクチャから考える
医療業界での生成AI活用が注目されていますが、エンジニアには医療行為を支援する範囲や法的要件を把握することが不可欠です。AIが医療行為の支援に用いられる際は、診断や治療などの判断は医師が行い、AIは業務効率化ツールとして位置づけられています。生成AIの応用例には、患者説明や医学教育、文書作成支援があり、個人情報保護法も考慮する必要があります。現在、日本では生成AIが医療現場に進出するには法的、技術的課題が多く残されています。
トヨタシステムズと富士通、生成AIで基幹システム刷新--作業時間50%減へ
トヨタシステムズと富士通は、生成AIサービス「Fujitsu Kozuchi Generative AI」を用いて基幹システムのアップデート作業の効率化を図る実証実験を行い、従来の作業時間を約50%削減する成果を得ました。この実証実験では、1万5000のファイルを対象にAIが非互換箇所を抽出・修正し、2025年から実業務に適用予定です。今後は他の言語やテスト工程にも生成AIの適用を広げ、さらなる効率化とイノベーション創出を目指します。
世界の旅行分野でも広がる「生成AI」、活用最多は「予約中のサポート」で53%、業界リーダーの46%が「来年の最優先事項」
旅行業界では生成AIの活用が広がり、アマデウスの調査によれば、業界リーダーの46%が生成AIを来年の最優先事項と回答しました。利用方法としては「予約中のデジタル支援」が最も多く、次いで「アクティビティ推奨」「コンテンツ生成」が続きます。生成AI実装の課題にはデータの質や人材不足が挙げられましたが、予算を確保し開発を進める企業も増加中で、効率化や顧客満足度向上への期待が高まっています。
「SEO対策は生成AIに任せれば楽勝」という判断の落とし穴 “薄い”コンテンツがもたらすリスク
生成AIによるコンテンツ作成は効率的ですが、内容が薄くなるリスクがあります。AI生成のコンテンツは一時的にSEO効果を高めるものの、オリジナリティが欠けることで読者の信頼を損ない、Googleのアルゴリズムからペナルティを受ける可能性が高まります。特に米国では、生成AIによるコンテンツがSEOに悪影響を及ぼす事例が増加しており、慎重な管理が必要です。
【5】生成AI業界
好まざるとも到来する「素人がAIでコンテンツを量産する時代」--それに備えるAdobeの新機能とは
Adobeは「Adobe MAX」で、プロではないユーザー向けに強化されたAdobe Expressの新機能を発表しました。生成AI「Firefly Video Model」により、短い動画の不足を自動で補完する機能が追加され、SNSでのマーケティング担当者が簡単にデザインを変更可能です。企業内でのデザイン内製化を促進するこのツールは、今後増加が予測されるデジタルコンテンツ需要に対応し、業務効率化に貢献するとされています。
相性抜群の「スーパーアプリ×生成AI」、アリババが無双の予兆「AI実装」何が凄い?
アリババはスマホ決済アプリ「アリペイ」とECアプリ「タオバオ」に生成AIを統合し、生活や消費行動を変える新たなサービスを提供し始めています。特に「アリペイ」は日常生活の多くをカバーし、ECの課題解決においても高い期待が寄せられています。生成AIの実装が広がる中、中国でのトレンドは「All in AI」から「AI in All」へ移行し、あらゆるサービスにAIを組み込むことで、利便性を向上させる動きが進んでいます。
「生成AIは儲かる」を証明、純利益73%増で絶好調「メタのAI収益化3本柱」とは
メタ・プラットフォームズは生成AI投資により2024年の純利益が前年比73%増を達成しました。ザッカーバーグCEOは、広告ターゲティングとコンテンツ推薦にAIを活用し、収益化に成功した「3本柱」を強調しています。個人向けには、Meta AIをFacebookやInstagramで標準組み込みとし、法人向けにはAI広告とリコメンデーションを提供。広告精度向上による業績改善も期待されています。
「Zoom×生成AI」で何が起きるのか--ZVCエリック・ユアンCEOの野望
Zoomは生成AI「AIコンパニオン」を統合し、業務効率化を目指しています。CEOエリック・ユアン氏はAIコンパニオンが会議やメールの要点を整理し、不要な業務を代行することで、ユーザーが重要な決定に集中できると強調。日々の業務がスピードアップする一方、AIに頼りすぎず、重要な意思決定は自身で行うべきと述べました。AIコンパニオンは単なるアシスタントではなく「分身」として、ビジネスの変革を支援します。
生成AI投資加熱:7~9月期に6千億円の熱狂、7割以上が米国企業に
米調査会社PitchBookのデータによると、2024年7~9月期には生成AI関連スタートアップへの投資額が計6000億円に達し、その70%以上が米国企業に集中しました。特にコード生成や検索エンジン分野で資金が集まっており、Magic(コード生成AI)やGlean(企業向け検索エンジン)などが大規模資金調達を完了。生成AIは著作権問題や電力消費の増加が懸念されていますが、投資家は成長性を重視し、原子力エネルギーによるデータセンター建設も進んでいます。
OpenAIアルトマン氏の新たな野望 AIの収益でベーシックインカム実現
OpenAIのサム・アルトマン氏は、AI技術と暗号資産「ワールド」(旧ワールドコイン)を通じて、ベーシックインカム(UBI)を実現する構想を発表しました。ワールドは虹彩スキャンで個人認証し、ボット排除の信頼性も向上。700万人が利用するこのプラットフォームは、最終的にAI収益でUBIを提供し、最低所得保障の新しい経済モデルを目指しています。この構想により、AGI(汎用人工知能)時代に備えた社会基盤構築が期待されています。
エヌビディア、時価総額一時世界首位 アップル抜く
米半導体大手エヌビディアの時価総額が、人工知能(AI)向け半導体の需要増加により、アップルを抜き一時世界首位となりました。エヌビディアの時価総額は最大3兆5300億ドルに達し、アップルの3兆5200億ドルを一時上回りましたが、終値ではアップルが再び首位に返り咲きました。エヌビディアの株価は10月だけで約18%上昇しており、今後もAI分野への企業投資が追い風となると見られています。
じつは「AIビジネスはまったく儲からない」…ChatGPTがGAFAMのような超巨大企業には成長できない「2つの理由」
生成AIビジネスは著作権問題と収益化の難しさが成長の大きな壁となっています。著名な企業は自身のコンテンツが無断でAIに使用されることを警戒し、訴訟も増加。データ使用料が今後増える可能性が高く、収益構造が厳しくなる見通しです。また、AIサービスのサブスクリプション収益や広告モデルは限界があり、スマホ普及のような一大ビジネスモデルの成長は期待されていないという指摘もあります。この状況下でAI企業がGAFAMのような巨大企業に成長するのは困難とされています。
Apple Intelligenceは競合AIに2年以上遅れている(アップル内部調査)
AppleのAI「Apple Intelligence」は、英語圏での提供が開始されましたが、主な機能の一部は2025年まで提供延期されています。Bloombergによると、AppleのAIはOpenAIのChatGPTよりも回答精度が25%低く、対応できる質問も30%少ないと内部調査で判明。こうした遅れがiPhone 16の販売不振につながっており、投資家は廉価モデルのiPhone SE4の需要に期待を寄せています。12月のiOS 18.1リリースによるAIの巻き返しが注目されています。
【6】SNS関連
花王、リクルート、日本コカ·コーラはマーケティングでビジネス成長 —— AI など最新動向を押さえた YouTube 広告活用
花王、リクルート、日本コカ・コーラは、YouTube広告を活用してマーケティング効果を高め、ビジネス成長を実現しました。花王はテレビCMとデジタル広告を統合した広告戦略を取り入れ、売上増加を達成。リクルートは指名検索をKPIに設定し、YouTube広告を駆使してブランド認知度向上と成約率の向上を図りました。日本コカ・コーラは店頭売上に与える広告の影響をデータで測定し、最適化に成功しました。
TikTok がSmart+を公開、AI 広告のパズルと格闘するマーケターたち
TikTokはAIを活用した広告自動化ツール「Smart+」を導入し、広告運用の効率化を目指しています。この新ツールは、マーケターが容易にTikTok広告を展開できるよう設計されており、高パフォーマンスの広告を実現する一方で、透明性やコスト効率についての課題も指摘されています。マーケターたちは、AIツールに依存しすぎるリスクを認識し、AI広告の効果を最大化しながらも、管理のバランスを模索する必要に迫られています。
【7】おすすめ動画
Droptober 2024 | 最高の仕事をするのに役立つCanvaの数々の新機能をお届け
2024年のDroptoberで、Canvaはクリエイティブ力と生産性を大幅に高める新機能を発表。特に注目される「ドリームラボ」は、AI技術を駆使したデザインツールで、短時間でプロフェッショナルなデザインを生成可能です。また、拡張されたコンテンツライブラリーやビジュアルツールキットにより、効率的なワークフローを実現し、幅広い業界や職種のチームが更なる成功を目指せる内容となっています。
日本IBMを経て生成AIコンサルファーム創業!仕事10割になるほど楽しい会社経営【キャリアブック】
森重真純氏が日本IBMでの経験を経て、生成AIに特化したコンサルティングファーム「ガリレージ」を創業し、現在80人規模に成長。彼のキャリアやIT業界での挑戦、生成AIの活用による業務効率化への想いを語る。ITとAIの知識を活かし、やりがいのある業務へのシフトを促進しつつ、未来のクリエイティブな企業作りを目指す。
CyberAgent Developersの動画が10月30日に一挙公開
CyberAgent Developersでは、学生向けに業界クリエイターが答えるQ&Aや、AI・機械学習を活用したゲーム開発戦略、CI/CD運用、データ基盤の最適化など、さまざまな分野の知見が詰まった動画が一挙公開されます。
特に、成長中のFanTech領域での技術革新、ゲームやメディアクリエイターの実体験、初心者向けの開発ツール解説など、実務に直結する内容が盛りだくさん。PolySpatialやBiomeを活用したアプリ開発や、WinTicketやABEMAなどサービス改善の取り組みも紹介され、デザイン・開発者としてのスキル向上や実践的なノウハウが学べる機会です。
公式LINE登録で特典がもらえます
AIのある暮らし公式LINEに登録いただくと「AIの最新情報」や「勉強会の募集」の案内や「本当にしごとに役立つプロンプト20選」ががもらえます。
日経クロストレンドで6冠を達成したGPTs全6作品はこちら
さいごに
ここまでお読みいただきありがとうございました。
また今後もしごとや暮らしに役立つAI情報を発信していく予定ですので、アカウントのフォローをお願いいたします。
それではまた次の投稿でお会いしましょう!