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衰退の日本

BBCが日本の総選挙に関し、GDP4位の国の動向は重要であると伝えた。
だが、かつては2位だったのに、今は順位が2つも下がってしまったことが、改めて認識された。

➀大国意識

1969年、日本はGNP(当時はGDPではなくGNPが使われていた)で西ドイツを抜いた。この辺りから日本人は大国意識を持ち始めたと思われる。

第1次オイルショック(1973〜77)の影響で、高度経済成長は終焉、日本人は自信を喪失しかけたが、第2次オイルショック(1978〜1983)を乗りきり、大国意識が回復した。

その後のバブル景気(1986〜1991)で、さらに大国意識が高揚した。


➁衰退国の認識

日本人の多くが、まだ大国意識は持っているだろうが、自国が衰退していると考えるようになりつつある。そうなったのは、2020年代、元号で言うと、令和になってかららしい。

日本はフランス、イギリスについで6位


2010年代、平成時代に日本は経済規模で、中国に抜かれ、2024年、今年になって、ドイツに抜かれた。ドイツは日本より人口が少ないことを考慮すると、これは衝撃である。

成長の昭和、停滞の平成、衰退の令和ということになろうか。
昭和時代に自分の成長期を経験したようなシニア世代の人達は、自分の成長や衰えと日本の成長や衰退が一致して良かったかもしれない。しかし、これからを生きねばならない若い世代は大変である。


 
➂これからの日本

このままいくと、日本は経済規模で、インドやインドネシアにも抜かれる。いずれも令和の間にそうなる。

日本社会の改革が必要ではあるのだが、日本人は改革努力をしてこなかったわけではない。日本のどこがいけなかったのか、さまざまな指摘があるが、間違った方向の努力をしてしまったのだろう。

小泉内閣や安倍内閣の政策は、今から省みると、日本を衰退させたということができる。そのことが顕著になったのが、 2020年代だったと言えよう。

このアカウントは、最近、政治色が強くなっていたが、もともと歴史垢だったので、今後は歴史色を強めにしたい。政治垢は別に作った。

お読みいただき、ありがとうございました。


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