アラフォー海外初心者の南インド渡航記録⑤〜すべて与えられる国〜
さて、今回は南インド旅行バタバタ記から距離を起き、箸休め的なお話を。
インドの言語であるヒンディー語(でも、インドの人でもヒンディー語喋れない人もいるとか)では〈与格構文〉という文法があるらしい。
人(Part②記事あたりで出てきたよーこさんの弁天ラボでね)から聞いて衝撃を受けたのだが。
「わたしはあなたを愛している」であれば、「わたしにあなたへの愛が留まっている」という表現をするらしい。
「わたしは、わたしが」主格ではなく、<与えられている>だから与格!
「愛している」ではなく、「わたしに愛が留まっている!!」
わたしがすることではなく、わたしは与えられている(存在)←存在、はわたしが勝手につけた。
少しネットで調べると、ヒンディー語が与格構文を使うからって、すべてが
与格ではないらしい。
では、主格と与格の違いは何か。
自分の意志力が及ばない現象については、<与格>を使って表現するらしい。
確かに…誰かのことを、愛そうと思って愛せるはずもない。
逆に、「それ、わたしがやるよ!」など、
自分の意志でできることは主格を使うとのこと。
(ま、普通に考えても「わたしにやるよ!」は意味分からんしね)
いやいや、でも
How Profound!!(なんて奥深いんだ!)
「与えられる」(仏教でいう他力)を日常会話として使うなんて…
インド、なんとすごい国なんだ。
宗教色も濃くて面白いし、瞑想とヨガの国だし(←わたしのイメージ)期待高まる。
わたしの周りには瞑想家が多いのもあって、インド好きの方も多い。
「インドに行くことになった」というと、大抵「よかったよ~!〇〇もおっすすめ」と情報をくれたりする。
(ここでも、与えられる)
ちなみに、日本語とヒンディー語は発音のしかたが似ているらしく、ちゃんと勉強すればお互い結構上手く喋れるらしい。
あ~だからインドの人って日本語の発音上手いのね、と納得。
西洋人みたいな言葉覚えたての赤ちゃん、みたいなアクセントにあまりならない。
逆に、インドの人の英語がわたしはほとんど聞き取れないし、わたしのカタコトの英語は簡単な単語でも大抵通じない(涙)
(これも、お互い英語の発音苦手という気のあいようか)
ちなみにインド出身の子に「日本語上手だね」というと「そんなことない…」と返ってきて、謙遜まで上手かよ!と結構な確率で思った記憶がある。
インド人と日本人、いろいろ相性が良さそう。
気候とか虫とか食べ物(水!!)とか、いろいろ難ありそうには思うが、ハマる人はめちゃめちゃハマる国のイメージ、インド。
さて、今日はゆるり箸休めなので、この辺で。
次回は「伝わらなすぎる話」を書く予定!