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逆行桐山くんシリーズの装丁について

シリーズ全体

この3月で、5巻まで全て出すことが出来ました。
あまり装丁について、書くこともなかったのでこの機会に紹介していきます。

まず、シリーズ全体を通して、四季のイメージでいこうと1巻から決めていました。
そして、どうせなら同じ場所での移り変わりを描こうと。
結果あの印象深い橋を中心に、描いてもらう事になりました。

私は絵は全く描けないので、装丁は全てちょこりんごさん@tyoko_rinngo にお願いしています。
様々な要望に一年半にわたり応えてくれました。本当に感謝しています。

奨励会編

まずは1巻の奨励会編から。
季節設定ですが、初夏くらいをイメージしています。
というのもこの頃から5巻編成のつもりだったので、春夏秋冬にしてしまうと4巻になってしまう関係上、こうなりました。

奨励会編(1巻)表紙

イメージとしては何かはじまるよって感じです。
だから、ここの小学生の桐山くんはポツンと佇んでいます。
どこか所在なさげですね。

テーマカラーは緑でお願いしました。芽吹きの緑です。
なので、背表紙もカバー下の一色刷りも緑になっていると思います。

奨励会編(1巻)裏背表紙

裏表紙の桐山くんも可愛らしい感じでお願いしました。
猫を置いてもらったのは私の趣味です。
藤澤さん宅の猫さんたちをとても気に入っているので、絵にしてもらえて嬉しかったですね。
カバー下では裏表紙の会話を入れようと思いついたのもこの絵が上がってきた時でした。

そして、実はこのバーコード、バーコード読み機でたぶん読めます。
同人誌のバーコード発行サイトにお願いしてるので、適当な数字ではありません。ちゃんと登録もしてあります。

カバー折り返し表

カバーの折り返しです。
本編に関わりのある何かを入れていこうと思い、奨励会編は桐山くんが持ち出した形見でお願いしました。
駒袋、キーホルダー、扇子のデザインも全部、ちょこさんにお任せしたのですが、良い感じに仕上げてくれています。


カバー折り返し裏

海野先生がブンちゃんの事を書いていたので、ここには私も猫の事を書こうと思いました。
この著者近影……写真じゃないから近影って言わないのかしら。
この著者絵はすごく気に入ったので、許可を頂いてずっとアイコンに使用しています。


タイトル
目次

タイトルと目次のデザインは、原作お持ちの方なら今更ですが、かなり寄せています。シリーズ全体のレイアウトに原作のリスペクトがあります。
後々もすべてそうですね。


遊び紙

初版にのみ、巻頭に遊び紙が入っています。
印刷もできたので、緑で足跡と木の葉をいれてもらいました。
図らずも紙の種類(スノーペトル)のおかげで少しタイトル文字が透けてるのが良い感じです。
ちゃんと透けさせたいなら、トレーシングペーパーとかが良いかと思います。


奨励会編の装丁に関しては概ねこんな感じですかね。
次は、小学生プロ棋士編について書きます。


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