嫌いな人を抱きしめる方法
こんにちは、愛音です
退職をして、もう支援員ではなくなりました。
心のどこかで寂しくて、だけどそれよりもようやく軽くなった心を持ててとてもスッキリしているのも事実です。
これから先はどうしようか?と考えもしますが深く考えすぎず、いつものようにnoteから思いを発信していきたいです。
今回のお話は【嫌いな人を抱きしめる方法】これについてちょこっと話します。
亡くなった母は何度も私へ優しくこんなことを言ってくれました。
当時は精神状態が今とは比較できないほど悪かったです。喋らないのに大声で泣くときがあったり、枕に顔を押し付けてやっぱり叫び続けたり。危ない目と家族に言われるような焦点の定まらない目。気が付けば自傷をしている。
こんな自分、抱っこする価値ない
ずっとそう思っていたんです
価値がない、実はこれ以外にもある思いがあり抱っこ出来ませんでした
それは自分が嫌いだから、好きになれないから、
皆さんどうでしょう、嫌いな人、もの、を抱きしめられますか?
ちなみに私、クモ大嫌いです。死んでもこれは触れないです。
クモの例はちょっと変かもしれませんが、でもクモと自分は同じくらい嫌いでした。抱っこなんて無理。不可能。
嫌いな自分のこと、どうしたら抱っこできると思いますか?
よく「もっと自分を好きになってあげて」なんて言葉もありますが
嫌いな人を好きになることは言うほど簡単ではないですよね
特に自分が嫌いなのは理由がはっきりしている、分かり切ってる
学校にいけない→情けない、嫌い
部屋から出たくない→迷惑かけすぎ、嫌い
死にたい→自分勝手、嫌い
昔の自分に戻りたい→現実を見ない、嫌い…などなど
でも今の私は自分を抱っこしたいです
母に言われたからとかじゃなくて、抱っこしてあげたいんです
その理由は、ずっとずっと必死に闘って心に沢山のダメージ受けて
それなのにまだ何かを頑張ろうとして立っている
そんな弱くて必死な自分を見たら「もう十分頑張ったよ」そう言いながら全部を抱きしめてあげたくなる
そうなんです、抱っこしなきゃ!ではなく自然に抱きしめたくなりました
義務とか同情じゃない
よく頑張ったね、頑張りをねぎらい抱っこしてあげたい
嫌いな自分を抱っこ出来るためには、嫌いな自分の中にある弱さ、その弱さを見つけた時もしかしたら人は自然と自分を受け入れたくなるのかもしれない
無理して嫌いな自分を好きにならないでいいんです
ある時、突然、嫌いな自分の中にある弱さを支えたくなる
そんな時が来たら、ぜひ抱っこしてあげて
*愛音*