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てくてくちむたかのすけ4
2022.4月9日
前回あらすじ
まだ観光案内所にいる。進まない話。
東江ツルさん(85)の圧倒的存在感。
というわけでようやく東江ツルさん(85)の呪縛…いえ魅力は長く続き……
というのも、
実はツーショ撮影会後も妹がツルさんにタメ口でいろいろ語るからツボって動けなかった。
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ようやくあまわりパークの方に潜入!
あまわりパークはシックな黒基調に華やかな琉球独特の色彩を浮かべた美しい内装の資料館
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グスク=城の漢字を充てるが、グスクとは要塞や拠点、拝所の場合もある。この勝連城跡はみんなの考えるお城に近い。
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左の壁はスクリーンになっている。阿麻和利や勝連の繁栄を褒め称える琉歌の文字が浮かび上がる。
琉歌とは和歌や短歌などに近い「八・八・八・六」の詩
沖縄の古い歌集「おもろさうし」が有名。
沖縄の民謡や沖縄オペラの組踊の台詞などで使われるよ。
『おもろさうし』(おもろそうし)は、琉球王国第4代尚清王代の嘉靖10年(1531年)から尚豊王代の天啓3年(1623年)にかけて首里王府によって編纂された歌謡集。歌を意味する「おもろ」は「思い」と同源の語で、そのルーツは祭祀における祝詞だったと考えられており、「そうし」を漢字表記すれば「草紙」となり、大和の「草紙」に倣って命名されたものと考えられる。全22巻。
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「肝高の阿麻和利」は立派である。
名高い阿麻和利は、国の鳴響み人として評判である。
(おもろさうし、第十六巻一一四一)
阿麻和利の紹介記事となった"駐車場編"で述べた通り良い評価も悪い評価もある阿麻和利。歴史書ではヴィラン歌集ではヒーローだ。
そんな阿麻和利、勝連城跡をわかりやすく紹介したのがアニメ「勝連おもろそうし」。2編あるよ!
このアニメの中で阿麻和利役とヒヌカン役をレジェンド声優の古谷徹さんが演じているのだ。
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このスクリーンに決まった時間でアニメーションが流れるのだ。その内容を掻い摘むと、
勝連城跡にて、
勝連出身の少年は阿麻和利をヒーローと言う。
見知らぬ頑固なおじさんはそれに阿麻和利は逆臣だと言い返し2人は喧嘩になる。子どもと喧嘩すな。
そこにヒヌカン(火の神)がやってきて………
的な!詳しくは阿麻和利パークで!
多分記事公開までに終わってるかもしれませんが、
実は開催中のニコニコ大会議でも発表されてたんです!
大会議参加の方は見てみてー。
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さあ、あなたは阿麻和利をどうみる?
さて阿麻和利の魅力もさる事ながら
勝連城跡の魅力は古代遺跡の発掘も評価すべし
以前伺ったうるま市の離島三島は縄文時代の遺跡が見つかっている。沖縄は縄文時代が長かったのではないかと言われているのだ。
そして勝連城跡もグスク時代の前から古代の生活が垣間見える発掘があったそう。
私は時代構成をうまく理解できないので、詳しいことは各自調べよう!
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地方ミュージアムにしてこのデジタルよ…。
タップしたりスライドして3Dでぐるぐるいろんな方向から眺められる。
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貿易のハブ港だった名残かな?
中国をはじめとしたさまざまな国と交易実績がある。
そして中国と日本の支配下ながら独立を永く守った。
私のオススメはこちら!↓
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なんとなんと!勝連城跡からはローマのコインまで出土!オスマン帝国のコインもな!!ドヤァ
2016年にテレビのニュースを見て私は驚いた!
だって凄くない!?私はすごいと思う!
出土はそれより数年前のはず…。
こちらのコインは交易で貨幣として使用されたのではなく飾りや骨董的な価値で流入したと思われており、いつ流入したのかその時代や背景の特定が待ち遠しい!
展示を楽しみにしつつも、なかなか機会に恵まれないままここまで来てしまった…。この数年色々あったのだよ…。(ヒント:祝ブラック退職)
さあ、待ちに待ったご対面です!
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「なん、だと!?」
〜続〜
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マブイ(魂)落としたんじゃないかな……
次回、「まだ続くわけ!?」