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さらば、KUJIRA-JIMA
9月になり、なんとなく空気が夏の終わりを醸し出す今日この頃。
先日、KUJIRA-JIMAでの仕事を終え、きょう岡山県玉野市を離れる。
やってきてちょうど丸2ヶ月が過ぎた。
あっという間だった。
やはり夏は最高で、そんな夏が好きだ。
世間では今年の夏は例年以上に暑いと言われていたらしいが、太陽が照りつける島で汗ダラダラで働いていた僕にとって暑いというのは当たり前のことで、特別暑いということはなかった。
僕にとって例年以上のことがあるとすれば、瀬戸内海で過ごせたことだ。
瀬戸内海、それも島で過ごしたこの夏はいつも以上によかった。
お盆休みなんてもう何年もとっていないが、僕にはなんの問題もない。
もともと観光旅行とかには全くと言って良いほど興味がない僕は、夏だから休みには海水浴に行くとか海が綺麗なリゾート地に行くなんてことはほぼしない。
観光旅行をするとよく言うセリフで「年に一度くらいは」とか「せっかく来たのだから」などがあるが、そういう特別感を出してしまうとなんだか空回りしてしまう自分がいる気がするからだ。
だから、こうして仕事で瀬戸内海の無人島で一夏を過ごせたことは僕にとっては最高の贅沢なのだ。
「仕事だと楽しめなさそう」とか言う人がいるならそれは違う。むしろ逆。仕事だから贅沢なのだ。
正直、客として利用するKUJIRA-JIMAに安い買い物ではない。毎度、お客さんを受け入れながら、一体いくら稼いだら週末の過ごし方の選択肢にKUJIRA-JIMAが選択肢に入ってくるのだろうかと考えてしまう(笑)。
皮肉ってはいない。それくらいここは僕にとって普通に来られる場所ではないという意味。
仕事としてある意味タダこの島で過ごすどころか、お金をもらっているわけなので、これ以上の贅沢はないと僕は思ってしまう。確かにあの暑さの中での肉体労働はしんどい時もあるが、それを差し引いてもだ。
先日、紹介したKUJIRA-JIMAスタッフのスギちゃんとの仕事の合間の雑談で彼からこんな一言があったのがなんだかしっくりきた。
「ここ(KUJIRA-JIMA)に来たらとにかくのんびりしてほしいんですよね。頑張って遊び尽くすとかイキらずに、日常の延長くらいの感覚で。」
そういうコト。無人島貸切という究極の贅沢をしてるのだからそれ以上に張り切る必要はないのだ。
そう、こんな場所仕事来るくらいが僕にはちょうどいい。
なので、僕はこの夏の経験をこう結論づけた。
僕はこの島には客として行くよりもスタッフとして仕事で行く方が楽しめる。そして、それを実現したこの夏はただただサイコーだった。
この仕事の実現に関わった全ての方々に感謝している。
(ホームページがリニューアルしたようです…)
次は…?
「さらば」とくれば、次がある。
次の目的地は実はもう決まっている。
それについてはまた改めて…
僕の寝床はアパートでの独り暮らしからまた軽バンに。