【グアテマラ滞在記】グアテマラの物価は高い
というのは、ちょっとばかり言い過ぎか…
でも、全くのデマカセというわけではありません。
少なくともそれが自分がグアテマラで1週間が経過して感じた率直な感想です。
スペイン語習得を主な目的としてここグアテマラの都市アンティグアにやってきました。
アンティグアは、世界中に数あるスペイン語圏の中で格安でスペイン語を学べる場所として世界的にも有名な地なんです。
なぜ、ここを選んだかは【グアテマラ滞在記】滞在都市編はここに書いたので興味がある方は読んでみてください。
今回は、グアテマラ(アンティグア)の物価についてシェアしようとおもっているのですが、書いてみたら日本の物価についても思うことがあったのでそれも追加で書いてみました。
アンティグアの物価
タイトルで少し誤解を与えてしまったかもしれないので先に訂正しておきますが、
「グアテマラ」の物価ではなく、
こっちに来て、アンティグアという町がグアテマラ国内でも特殊な場所だということが分かってきました。
町全体が世界遺産に登録されているので、日々世界中から観光客が訪れています。
また地理的にもアメリカ大陸の北と南をつなぐ中間地ということもあり、スペイン語が公用語が多い南米を旅する前にバックパッカーが滞在し、格安でスペイン語を学ぶという流れができているようです。
そんなスペイン統治時代の名残があるコロニアル建築の小さな町の一大産業はいうまでもなく観光業です。
実際に多くの地元民が観光客を相手にした商売を生業にしています。でも、内情を探ると実はアンティグアの町にある多くの店はグアテマラ人ではなく外国人がオーナーで、働き手の多くはアンティグアではなく周辺の村に住んでいるというのです。この事実は一見だけでは全く分からないことです。
実際に働いている地元民に話を聞くと、どうやら現地人にはアンティグアは物価が高すぎるので住めないそうです。
また、どこまで正確な情報かは分かりませんが、アンティグアで働いている人の平均月収は約3万円ということも聞きました。日本での平均月収を仮に20万とするならば、その差は7倍近くになります。
とまぁここまで分かったが、実際の現地人の暮らしが分からないので収入を知っただけでは物価を知る基準にはなりません。
となれば、とりあえずアンティグアの物価(いうならば、”観光地価格”)で判断してみることにします。
僕自身がこの一週間、語学学校、ホームステイ宅、スーパー、カフェくらいでしかお金を使っていないので、あまりシェアすることもありませんがこんな感じです。
カフェでコーヒー(アメリカーノ)は一杯約200〜250円。
カフェやレストランで食事をすれば1,000円くらいしても特に珍しくはない。
コンビニで、ペットボトルの水は約70円、コーラは約90円。
普通のスーパーの袋一杯分を洗濯屋に頼む(こちらでは普通)と、約350円。
ん?…果たして、安いのか? - お気づきだろうが、日本と比べてもさほど変わらないのです。
でも、日本の平均月給(仮に20〜25万として)は単純計算でアンティグアの人の月収の約8倍です。
ならば、こちらと日本でモノの値段が8倍くらいの差がないと同じ物価水準とはいえないことになるのですが、残念ながらそうはなっていません。
ということで、アンティグアは物価が高いと結論づけたのです。
そして、ついでにこんなことも思いました。
特に飲食に関しての日本の物価は異常なほど安いのです。
例えば、平日のランチ。ワンコインであらゆる選択肢から選べて選びようによってはお釣りがくる。そんなこと他の先進国ではおそらくありえないことです。
事実、発展途上国とさほど変わらない水準です。
ものすごい強引な論の展開になってしまうが、
グアテマラは、収入が少なくて、モノやサービスが高い。
日本は、収入が高くて、モノやサービスが安い。
なのに、
グアテマラ人は日々幸せそうで、日本人は毎日あまり幸せに感じていない。
ナゼだろうか…
僕の興味は尽きない…
【グアテマラ滞在記】というシリーズで、滞在時にあったことや思ったことを書いています。