グアテマラ滞在記

【グアテマラ滞在記】正直に生きる人達

今いるグアテマラ、そして先日旅をしてきたメキシコとベリーズ、これらの国に行っておもったことがあった。
それは、

「みんな正直に自分に生きているなぁ」

ということ。それが、中米諸国で働く人々の姿をみて共通して感じたこと。

「正直に」というのはどういう意味かというと、
働く姿が大変そうじゃない。とにかく気楽に楽しくやってるということ。

本当のことは正直分からないが、見た限り、楽しいことしかしない。そんな風に見える。無理をして稼ごうとしたり、手に入らないものを追い求めたりしていないような。

もしかしたらそれを「怠惰」という人がいるかもしれない。

確かにそうかもしれない。
特に日本では”怠惰”という言葉はあまりポジティブな言葉としてとられないが、個人的には「怠惰でなにが悪い!」とおもってしまう。
「怠惰」という言葉を別の言い方にすれば、”自分に正直”ということだとおもう。

自分に正直に生きているからどこかみな楽しそう。
おそらく日々の仕事にはしんどい時だってあるだろうし、長時間労働かもしれない。もしかしたら、貰えるお金に満足していないかもしれないし、正直仕事なんてしている場合ではない状況が実はあるのかもしれない。

でも、多くの人がそれらを一切感じさせないとびっきり笑顔でみんな働いている。

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もしかしたら、日本のあらゆるサービスや物の質と比べると、荒削りでいい加減なことも多いかもしれないけど、
彼らを見ていると「なんでも完璧を求めて、いい加減さを認められない自分ってちっちゃいやつだなぁ」と逆におもってしまう自分がいたりする。

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で、考えてみると、

本来、仕事ってそういうものだとおもう。
大変で辛いなーとおもいながらすることじゃない。

もちろん、お金を稼ぐためには働かなきゃいけない(中には不労所得も存在するが)。
でもどうせ働かなきゃいけないなら楽しくラクに仕事したいと僕はおもうし、たぶんこっちの人もそんな風におもっているはず。
職種によってはシリアスにならざるを得ない仕事もあるかもしれないけど、とにかく僕は仕事を楽しんでやりたい。

ちょっと批判するなら、日本という国で生きる人はバカに真面目だ。
辛い仕事や長時間労働を美徳とし、本質を見ずに形ばかりを評価する。

こっちの人の暮らしを見てそう思った。

先日、訪れたCaye Caulkerというベリーズの島には、こんなモットーがある。

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そう、"Go Slow" - 何事もゆっくりやろう。
ちなみにこの写真は実際に島にある看板である。

朝日を見て「今日は綺麗な朝焼けだね」
真っ青な空を見上げて「今日は雲ひとつないね」
夕日が落ちるのを見ながら「今日もいい一日だったね」

この島での生活は、そんな毎日の当たり前を気づかさせてくれる。

僕も自分に正直に生きようとおもう。

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