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■サラリと口にした『業界の常識』に、闇が漏れ出てないですか?という疑惑の話

○2023年8月28日付オーディション情報サイト記事から読み取る業界の常識

 お疲れ様です。あいなです。

 今回も6月上旬に埼玉県で起きた『水着撮影会直前中止事件(仮)』についての話題です。

 今回は、オリコン子会社の運営する『デ☆ビュー』というオーディション情報サイトに掲載された関連記事の紹介です。

 見出しに【「プール撮影会は自分をアピールできて輝ける場所!」】という出演者のポジティブなコメントを載せているところからも、撮影会の開催や参加への前向きな意欲が感じられます。

 このニュース記事の中で、9月に撮影会開催を発表した主催者の、ちょっと気になるコメントを出していますので、以下引用いたします。

――6月の中止騒動を経て、開催に至った現在の心境は?

6月に埼玉県内でのプール撮影会が中止となった当初、一部メディアで「今後一切、水着撮影会に開催はさせない」と報じられ、弊社としても事業の柱である水着撮影会が開催できないとなれば深刻な問題になると考えておりました。また、弊社からタレント及びタレント事務所にお支払いする出演料が事業の主な収入源となっているケースも少なくないため、埼玉県のプール施設が使用禁止のままであれば死活問題となる事業者も出てくると思いました。そのため、弊社では使用禁止の撤回を求める署名活動をオンライン署名サイト「change.org」にて直後の10日から始めました。プール撮影会の中止については反発も大きく世論の声の後押しもあり、4日間という短い期間で中止要請の撤回がされ、翌7月には今後の使用禁止も撤回されました。世論により再び撮影会が開催できるようになったことは、少なからず反対派もいるこのような業態が世間からも認められたようで嬉しく思いました。今後は「水着撮影会」というイベントをより多くの方々に知ってもらい、大型音楽フェスのように興業として広く認めれれるようなものにできればと考えております。

リンク先記事引用

○主催者と出演者の力関係って…?

 主催者側は【この件はこれだけ大変な事態なんですよ】という意味を込めてコメントをしたのだと思うのですが、天邪鬼な私から見ると、撮影会主催団体と出演者やタレント事務所の関係は、もしかして権力的に大きな差があるのではないか?と思わせる一文がありました。

 それが上記引用内のうち太字で示した部分です。

弊社からタレント及びタレント事務所にお支払いする出演料が事業の主な収入源となっているケースも少なくないため、埼玉県のプール施設が使用禁止のままであれば死活問題となる事業者も出てくると思いました。

リンク先記事引用

 これは撮影会の開催意義でよく挙げられている表現の自由や芸術としての側面とはまた別の、【お金マター】な部分だと思います。

 生きる上でお金がどれぐらい重要なのかは言うまでもないと思います。

 しかし、その主な収入源が一つの撮影会主催者という状況はリスクが高すぎるのではないでしょうか。

 また、一つのイベントがキャンセルされただけで経営が苦しくなる事業者というのも、同様にハイリスクなのではという印象です。

 勿論、企業にはいろいろな事情もあるでしょうし、その状況を好きでやっていることもあると思いますが…

 もし、この発言内容を誰もが理解していて、その危険性を透明化したりスルーしているのであれば、良いか悪いかは別にして、それがいわゆる『ギョーカイの常識』なのでしょうね。

○撮影会は【輝ける場所】なのか?

 そして、上記を踏まえて邪推すると、

・このイベント以外に仕事が無い

・所属事務所から給料を貰うためにはこのイベントに参加するしかない

・このイベントが中止になると会社の収入が無くなる

 …という背景がある出演者さん側が、
『プールで撮影会が出来るようになって本当に嬉しいです』
 というコメントを出すことに対して、
 どういう意味で言ってる?という一抹の不安があるんですよね…

○おわりに

 いかがでしたでしょうか。

 『主催者側と公園側との友好的な関係』は以前から疑問をツッコんでいたのですが、この主催者側から出た発言でもなんとなく気になったフレーズでしたので、ほぼ揚げ足を取った感じで記事を書いてみました。

 公園側には県庁都市開発部>公園緑地協会という権威勾配があったようですが、
 主催者側にも主催団体>タレント事務所>出演者という権威勾配があったのかもしれません。

 今後はその関係性にも注目して、この件を追っていこうと思います。

 次回の記事では、2023年10月から開催されている検討会について、選出された委員から出されたコメントなどを紹介していきたいと思います。

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 それでは、また。

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