■3月6日放送アベプラを観た個人的な感想。
お疲れ様です。あいなです。
2023年3月6日にアベプラにて、草津町で起きた性被害冤罪事件について特集がありました。
生放送に町長がゲスト出演するということで、かなり話題になったようです。
3月9日にテキスト起こしされた記事が公開されたので、そちらのリンクを貼りました。
以下この回の感想を書いていきたいと思います。
note記事ではあの町の事を書くのは初めてですね。選挙や裁判もあるので、今後はちょこちょこ書いていこうと思います。
○『世間を騒がせた』のは何?
①電子書籍で性被害実名告白
②告発者を議会除名処分
③県が処分取り消し告発者復職
④議員が性被害告発者リコール主導
⑤町長支持者がリコール投票呼びかけ街宣
⑥「今回の投票は新井氏による嘘の告白によって傷つけられた町民と町の名誉と尊厳を取り戻す戦い」発言。
町長派の方々は、わりと『ブランドを傷つけられ信用を陥れられた行為』として、新井氏らの告発を『赦せない!』と批判しているんですけど、それら一連の行為っていうのは『ブランド』を『傷つけ』たり『信用を陥れ』ないんですかねぇ…しらんけども…と思いながらもう3年観測しておりますけども…
多分『冤罪は赦せない!』という義憤と『フ議連が抗議した事件だから』という反フェミ的意見が、この件をネット民のオモチャにしていいという免罪符になっている気がしています。それについてはあの町がとてもお気の毒に感じているんですよね。個人的なお気持ちです。
さらに言えば、この件に絡めてフェミや告発者擁護側を煽る時はせめて町の名前出すのやめない?検索でバンバン出てるけどそれってマジでいいと思ってるの?…というのが、町長を支持されている方を観測して抱く個人的な感想です。
○今回は『証拠』の件がきっかけでニュースになったらしい。
『実は録音データが1時間あった』というのは、今までの喧々諤々が全部吹っ飛ぶ大ニュースだったんじゃないかなと思います。新井氏が被害を受けたと主張していた内容(性交を含んでいる/身体を無理矢理触る)が全て否定されてしまったので、新井氏を支援している人たちや、町長室で性加害をしたという論旨で町長を批判していた人たちは身の振り方を考えざるを得なかったと思う。それ故の解散宣言ですよね…もう自分たちが彼女を支持するための理由が無くなってしまったので。
(ただ、支援する会の副会長は告訴前に虚偽のだった事を知っていたようなことを匂わせていたので、そこらへんもマジでどうかと思うんですが…)
あと、検察が押収した新井氏のPCから音声データを『復元』したらしい…ということだけど、普通に新井氏のPC内フォルダのどこかに適当に置いていたんではないの…?そして、PC内には他にもなんらかの音声データが複数あるんではないの…?というお気持ち。(多分どこにも出て来ないと思うけど)
○性暴力被害者に対する理解の無さが目立つ
この件って、4年前の電子書籍出版からずーーっと『ない』んですよね。『一定の配慮』が。(私自身も知識が完璧に『ある』とは言えないですけどそれにしても)
『性被害に遭った人が告発するのは大変な事』『性暴力被害者に寄り添う対応を』というのは、この一連の事件を聞いた時に誰しも感じることだと思うし、過去にワイドショーやニュース番組で取り上げられてた時もほぼ同じ空気だったと思うんですけど(未確認)。コレをコメントする場だったとしたら、4年の努力が実って冤罪を証明できた町長は、ゲストで呼ぶべきではなかったと思うんですよね…
報道側の意見として『実名報道するなら推定無罪でならなければならない』『告発者の身分を守らないといけない』とコメントした人が居たけど、この人『6月に公判する』『新井氏は被害を主張している』という話もしていて、何か裏情報をつかんでるのかな?などと勘ぐってみたりした。
2019年はMETOO運動が盛り上がっていたというのをコメントしていた人が居たが、そういった背景があってこの件も面白がって取り上げられてしまったという経緯を反省するべきという声が出てきたのは良かったなと思います。『もっと性暴力被害者のプライバシーを守りながら報道しよう(冤罪だった時困るし)』というのは利己的ですけどそれはそれで良いと思います。メディアの顔出しや声出しの要求が更なる二次被害に繋がることがあるし。
(一方でリコール運動も2020年秋当時流行ってましたよね。愛知県のアレです。)
○番組内で町長をもっと褒めた方が良かったのでは?
冤罪の証明は悪魔の証明というけど、町長側がどれだけ新井氏の証言や書籍の記述をズバズバぶった切ってきたかも紹介した方が良かったんじゃないでしょうか?
冤罪を証明するために、抗議声明を出した団体から脱会した時の書類の日付についての証人…いや参考人として元役場職員を呼んだり、秘書のスケジュール帳と役場で使用しているPC内のスケジュールソフトの記録を出して照らし合わせたり、町長室に学生を呼んだ時の写真や町長室の間取りをわざわざ図解してパネルにして(非公開の特別委員会などではなく)ネットで視聴できる全員協議会で大開陳しているわけですから、そこはいいほういいほうに評価されてはいかがでしょうか?しらんけども。
『我々は政治家です。プライバシーは全くありません。』
だから相手のプライベートやセンシティブな話も議会で公開してフルボッコにしていいのだというお考えであることは4年前から変わっておられないようでなんか安心しましたね…
【自分達は全く悪くない】という前提に立ってるので、一つでも間違っている事があるとすぐに揚げ足取られてしまうお立場なんだろうな…という印象です。しんどくないですかね?そこに人としての品性はあるのですかね?個人的にはちょっとないとおもう。
(その後ですぐにMCの人が反論ぎみのコメントを入れてきたのは、個人的に好感が持てました。よかった。)
動画の33:10ぐらい~
『いつでもどこででも性暴力は起こる。その上で企業や議会を含めて被害を受けた方を守っていくのか、どういうふうに真実を明らかにするのかという仕組み作りも必要です。』
私もそう思いますね…
もうちょっと最初のほうでどうにかならなかったかなという気持ちです。
(それ言うと100年ぐらい戻らないといけないかもしれないなという気持ちも込めて)
また何かこの件で進展がありましたら、note記事のほうにも書いていきたいと思います。
あとは、この件で過去にあったニュースなどにつけた感想をまとめて投稿してみたいとも思っています。
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それでは、また。