出会い、そして希望
何とも退屈なセミナーが始まった。
初めて聞く内容と
母から聞いたことがある内容
難しいことはわからない
でも、これは聖書の話だ。
母は学生の頃に聖書に出会い
それから教会へ足を運ぶようになった。
私の名前は聖書からとったと聞いたことがある。
そう言われると嫌な気はしない。
聖書も聖句も母もセミナーも嫌いではない。
しかし、人の話を黙って聞くのは退屈だ・・・
講話の後、夕食を済ませると映画鑑賞
アブラハムやモーセ、イエスキリストなど
個人的にはアブラハムが印象深かった。
だって、名前が“アブラ”と“ハム”って・・・
どういうことよ?ネーミングセンス!
昼はバレーボール
夜は肝試し
美味しい三度の食事
一緒に雑魚寝
セミナー生とも、少しずつ仲良くなる。
三泊四日はあっという間だった。
最終日、講話も大詰め
聖書研究から世界歴史の話
2000年以降は
「君たちがつくっていく未来!希望だ」
キラキラとホワイトボードが輝いていた。
『私にも希望的な未来があるの?!』
衝撃的で一撃された気分だった。
『嘘じゃない。
この先生が言っていることは本当なんだ。
この人は信じられる大人かもしれない。』