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バティック大好き?に即答できなくて

知ってる方も知らない方も、あらためて自己紹介をさせてください。

どうも、金井あいみと申します。

私は2016年からインドネシアに在住しています。
とあるきっかけで、気づいたら(※ここについてはいつか詳述)ROU BATIKというバティックのお店を運営していました。

ここでは、日々の思いや活動について綴っていこうと思います。
(文章を書くことも、継続することも大変苦手なので、一記事で終わってしまうかもしれませんが)

そんな私がこのノートを始めたきっかけは、タイトルの通りです。

この仕事をしていると、
「バティックへの想いが強いんですね!!」
と言われることが多々あります。(至極まっとうなご意見だと思っています)

ですが、残念ながら華麗に嘘がつけない私は、
「あ、ええ、、まあ、そう、ですね、、」
と何とも端切れの悪い返答をしてしまい、相手が期待している「バティック愛」的な答えを裏切り、微妙な空気をよく作りだしてしまうのです。


バティックが苦手だった女が、バティック屋を運営している理由

実は、以前はバティックというと派手なイメージで、苦手意識がありました。

バティックと言われて、イメージするのはこんな感じ↓

ツヨイ柄や色で、なかなか着こなすのが難しそう
小物も、こういった派手なものが多いイメージ

そんな中、バティック工房に初めて訪問しました。
それまで↑のようなものばかりと思っていたバティックは、実は何万と種類があり、柄や色も豊富で素敵なものもたくさんあることを知りました。

取り扱うバティック生地。の一部 一点ものも多いです


また、蝋を使った制作技術の精巧さ、地味な作業を繰り返す職人たちの忍耐力、そして彼らの誇りを目の当たりにし、とても感銘を受けました。

現在では、扱いやすく安価なバティックプリント生地が主流になりつつあります。
(上の服と小物の写真も両方プリント生地です。)
(ちなみに、私も最初はプリント生地と染め生地の違いを理解していませんでした。)

その中で、職人たちはハンドメイドの染色という伝統的な制作方法を誇りにしています。
(実際手間もミスも多いハンドメイドの為、取り扱う我々はよく泣いております)

溶かした蝋で模様を描きます(蝋がある部分は染色されない)
こちらは溶かした蝋を型につけて押してくスタンプバティック
もちろん染色作業もめちゃ手作業(のでよく色ブレする泣)

こうした制作背景も含めて、もっと多くの人にバティックを知って、使ってほしいと思うようになりました。

なので、「バティックが好きか?」と問われれば「好き」です。
ただ、生地自体というよりも、その文化や歴史、職人、そして何よりもインドネシアが好きなんだと思います。

そして今運営しているROUを通して、インドネシアで雇用を生み出し、新しい価値を共に創り上げることで、伝統が発展していく仕組みを作りたいと思っています。


というわけで、ROUの製品を通じて、インドネシアのあたたかみを少しでも感じていただけたら幸いです。!

つづく!(多分)


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