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ジークアクス合わなかった人集まれ!!!

駄文です。ネタバレ注意。
ジークアクスを1本の映画としてみた際に、自分には合わなかったので書いていきます。

まとめると、「映画としては微妙なのに、みんな手放しで誉めていて気持ち悪い」です。あなたの感想とは異なるかもしれないですが、少しでも合わなかった人、つまらないと感じた人の気持ちを憂さ晴らしできたらなという思いで書きました。

その前に良かった所

実際ちゃんと面白い!!!

歯のパーツが入っているらしい、絶対アニメで初号機のヤツやるでしょ

「カラーがウキウキで作ったんだろな…!!」って感じのシーンや令和ぽい個性的なキャラクター、張りに張られた伏線…とエピソード0として見た際にアニメが楽しみになるような要素が散りばめられていて、ワクワクが止まらないです。

圧巻の描写力によって描かれた宇宙戦争・SFシーン

横暴

エヴァでは見られなかった、カラーが描く軍隊行動や宇宙戦、圧巻のMS戦シーンは見応えがあり、派手で華がある描写が見ていて楽しかったです。

コロニーの巨大構築物やそっけない建物に住んでいたマチュなど、SFシーンに対する描写も綺麗に行われていて、カラーの描くガンダム像が鮮やかに描かれていました。ただ、「現代の文化に寄せすぎじゃないか」、「よりもっとif世界のコロニー生活の描写をしてほしかった」感じはあります。SFやるならちゃんとやれよ。

合わなかった点

つらつら書きます。

①構成

ジークアクスは一年戦争パート→マチュパートで大きく章が分かれています。
ただ、一年戦争は一年戦争でモノローグぽく描写されており、大きい山場が無く、マチュパートはマチュパートでアニメ1話見たいな描写を延々しやがるので、大層なモノローグを見せられた後に見せられても「そんな楽しいか?」って感想しか抱きませんでした。

"モノローグ"⇨"モノローグ"⇨"小山場" みたいな、章構成だったので、映画館を出た際にそこまで面白くありませんでした。

クライマックスがないというより、エヴァやスターウォーズだったら50分くらいで見ているはずのミッドポイントみたいな小さい山場で終わったので、鑑賞後の感想が「そんなになぁ…」ってなりました。なのにみんな面白いとか言っているのでびっくりする。本当に。

②ifストーリーとエモエモロボットアニメどっちがやりたいの!?!?!?!?

中途半端

ジークアクスの世界線を説明するためにシャア・アズナブルのifストーリーがガッツリ挟まりました。僕はシャアを見ている間ずっと「シアター間違えた???」ってずっと思っていました。パッケージ詐欺だもん。

中の人が変われば、世界線も変わるらしい

ただ、この30分のifガンダム話、、、、

めっちゃ面白かったです!!!!!自分は!!!!

「もしシャアが最初にガンダムを奪っていたら…?」のもしドラから始まりシャア視点で一年戦争を駆け抜けていくのが見ていて気持ちよかった。
カラーによってビグザムが出てきたア・バオアクー周りやブラウ・ブロが出てきた時には手を叩いて喜んでいました。劇場なのに。

赤いガンダム、ガチかっけんだ

だからさ、、、、、

俺から一年戦争パートを30分で取り上げるなよ!!!!!!!消化不良だろ!!!!絶対一年戦争パートはこの後アニメでやらないよな!!!!おい!!!!!

面白かったんだよ!!!だからやるなら一年戦争パートでちゃんと大きな山場を用意してほしかった!!

「一年戦争面白!!!!」って体が乗り出した時に、令和アニメの1話のモノローグを見せつけられ、その後も一年戦争が話に関わってこなかったので、一年戦争とマチュパートの関わりが薄いなとはなりました。

何が「本当の海を見たことがない」だよ、5分前には戦争してんだよこっちは、ミオリオを見習って自力で地球行けや。

特に背景が描かれていないのに、「戦わなきゃ」っていうヤツ、は?

マチュパートもマチュや仲間について私生活や背景が描かれておらず、その場のノリだけで動く人たちみたいに映っていてアレでした。結局話の全体のゴールもわからず、1話だなぁという感想しかなかった。

魅力的なキャラなだけに時間があまりもらえなくて消化不良になっていて悲しいです。

シャアかマチュか、どっちかに振ってあげたほうがより面白い映画になっていたと思うし、旧ガンダム×令和ガンダム のクロスオーバーがしたいならシャリア・ブル以外にもジオンや連邦のキーキャラクターをどんどん出してクロスオーバーとして描いた方がより面白くないですか?

シャアをはじめとした一年戦争のキャラって今後出てくるのかな、、、

だって、、、線の太さが違うじゃんこいつら!!!!!!


③もうMS格闘技は良くない…???

MSを格闘技に落とし込んで主人公を主役機に乗せるフォーマット、
もうええでしょうよ…。

やるとしても一年戦争を描写した後にそれをやるのは盛り上がらないでしょ。
彗星の魔女は"MSバトル(おままごと)"から"本当の戦争をする"描写に繋がり、その移ろいやキャラの変化、クライマックスに近づく感覚が面白かったのに、それを逆方向にやっているのが構成として意味がわからなかった。スターウォーズを逆再生している感じ。

え、まさかもう一回やるの、、、この流れ、、、?

④見ていて気持ち良くない(感想)

大きく2点で、
①「映画のクライマックスがモブ2人との戦闘である点」
②「カラーの映像に曲があっていない点」

です。

①「映画のクライマックスがモブ2人との戦闘である点」
①②③が形に現れているのがこれ。
だって、しょぼくないですか?対戦相手。なんでクライマックスに闘うのがモブなんですか?

エヴァと比べましょう。
「シン・エヴァンゲリオン」では碇シンジが回復するために、長時間の第三村パートが挟まりました。序章として穏やかに、かつ鮮やかに描かれた後、出撃⇨艦隊戦⇨クライマックスというふうに話が盛り上がるようになっています。長時間焦らされた後に劇場音響で爆発的な盛り上がりをしており、正直言って見ていて気持ちよかったです。

碇シンジがヴンダーに乗った後にあの曲が流れた時、気持ち良くありませんでした?僕はドライオーガズムに達しましたよ。

じゃあジークアクスは?
宇宙戦争(モノローグ)⇨モノローグ⇨白兵戦でずっと平坦なんですよ。
長い長いモノローグの後に出てきたのがモブとの戦闘。
なんでこの構成で通った?Beginningだから仕方ないよねというものを感じます。

②カラーの映像に曲があっていない点
盛り上がりに欠けました。

ジークアクスの戦闘の山場では主に1stガンダムの音源か主題歌が流れていました。1stガンダムは曲と映像の緊張感がエヴァと比べていまいちでしたし、主題歌もボーカル曲で言い方を悪くすればMAD動画を見ている気分でした。(僕がエヴァが好きすぎるかもしれません。ごめん。)

これもエヴァを引き合いに出すのですが、エヴァの戦闘シーンに流れるオーケストラ曲と比べると見劣りします。それでいて「えっ、これで山場ですよ???」みたいな顔をしやがるので、こちらの梯子が外される感じがすごかったです。

総じて

「ビギニングだからって全部をアニメに投げるなよ」
「カラーの描写力を彗星のパチモンみたいな話構成に当てられてて嫌」
が感想を支配していて僕は純粋に楽しめませんでした。予告が一番面白いまである。

ニュータイプ描写やMS戦、マチュ軍団の掛け合いなど面白い点は多く、アニメで流れていたら僕も面白いと書くと思います。

どうして劇場で放送したこれを世論は評価しているのでしょうか。アホか。
世論はガッツリ評価しているのでこういう人達が水星やエヴァQを批判しているって考えるといたたまれなくなります。私たちは逆張りましょう。人生をかけて。

それでは、シャアの腕にぶら下がるマチュの2次創作がTwitterに流れてきたらまた会いましょう。

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