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小さな赤ちゃんスキンシップ応援プロジェクト–その①

「トイレの神様」でご存知の方が多いかと思います、シンガーソングライターの植村花菜さんとの楽曲も入っている、14曲入りのCDが完成しました!

乳房ケアと育児相談を兵庫県西宮夙川・宝塚、東京日本橋室町、愛知県でされている「ママズケア」の"小さな赤ちゃんスキンシップ応援プロジェクト"です。

私は産後2週間で乳腺炎になってしまってからこの「ママズケア」に本当に心身ともにお世話になっていて、子どもが3ヶ月位のの時に私の演奏を気に入っていただいて、1曲ママズケアで行われているベビーマッサージの曲を作ったことがきっかけで、今年の初め頃に代表の南田さんとケア中にお話しているうちにアルバムを作る流れになりました。

このアルバムはお母さんと赤ちゃんがわらべうたを聴いて、歌って楽しくベビーマッサージをしてもらうCDです。

この曲を流していると泣き止んだり、ご機嫌になったりと言う報告も沢山いただきます。やっぱり赤ちゃんや子どもたちはわらべうたが心地いいし好きなんだな〜と昔から歌い継がれているのはやっぱりワケがあるんだなと実感しました!

そしてこのCD。ただのわらべうたが入ったCDではないのです。購入してくださった売り上げは全額寄付され、小さく生まれた赤ちゃんが安全に育つための母乳が届くプロジェクトになっています。

新型コロナの感染拡大予防により、

低体重や疾患などによりNICU(新生児集中治療室)

長期入院している赤ちゃんへの面会は、

病院によっては、5日ごとに1回15分など制限されており、

出産した我が子にほとんど会えない状況の親子さんもいらっしゃいます。

入院中のこどもたちに医療従事者や養育者の方が、

子どもたちに、わらべうたを聴かせながら、

スキンシップのマッサージをしていただけたら、

養育者の方との愛着が安定し、

今後の生活の中で人との関わりが好きな子どもに育つ一助になるのではと、

ママズケアではオリジナルの「わらべうた」CDを作成し、

全国の希望される病医院さまへ寄贈するプロジェクトを始めました。

また、このCDを販売し、売り上げは、

治療のために母乳を必要としている入院中の赤ちゃんに、

全国のママたちから提供された母乳を提供している、

日本母乳バンク協会 に寄付いたします。

皆様のお力でこのプロジェクトを成功させてください。

どうぞよろしくお願いいたします。

ママズケアのブログより抜粋

この母乳バンクが体重1000グラム未満の小さく生まれた赤ちゃんになぜ必要なのかというと

母乳が赤ちゃんの病気を防ぐだけでなく、赤ちゃんの将来にわたってよい効果をもたらすことがわかってきたためです。生まれたときの体重が1,000グラムに満たない未熟な赤ちゃんが助かる時代になりましたが、そんな赤ちゃんたちの生死にかかわる壊死性腸炎(腸の一部が壊死してしまう病気)は、粉ミルクで育てたときよりも母乳で育てたときのほうがかかりにくいことがわかっています。

粉ミルクで育てた時よりも病気になりにくいということです。

低出生体重児の栄養戦略や十分量の「母乳」が出ないおかあさんのために、「ドナーミルク」を確保する「母乳バンク」は必要不可欠な存在となります。「母乳バンク」は、自分の子供どもが必要とする以上に母乳がたくさん出るお母さんから、余った母乳を「寄付」していただき、その「ドナーミルク」を適切に検査、保管・管理を行い、タイミングよく「母乳」を必要とする乳児に医療的な見地から「ドナーミルク」を適切に提供する仕組みです。

母乳バンク協会より抜粋

母乳で育てたくても、それが叶わないお母さんと小さな赤ちゃんのために、たくさん母乳が出るお母さんから母乳を寄付をしてもらい、赤ちゃんに届けられる仕組みになっています。

私も2019年の末に出産を経験して初めて分かった事ですが、産後というのは本当に気持ちが普段とは全く違い、少しの事で不安になったり何気なく言われた一言で傷ついたり、気にしなくてもいい事が気になったり、涙が止まらなくなったりします。(餃子が焦げただけで私って餃子も焼けないんだ...と落ち込んで泣いたと言う話も聞きました)

これはよくある事なのだそうですが、よくある事と頭ではじゅうぶん分かっていてもあまりにも大切で、可愛い子ども前に、そして休む間もないお世話と寝不足、体の痛みが続き、不安な気持ちやピリピリとした感情は止められるわけでもなく「そうか、じゃあ仕方ないな」と割り切れるものでもありませんでした。

私は幸い、安産で子どもも3000グラムのとても健康に生まれた状態だったにも関わらず、メンタルは不安定になったので、そんな中小さく生まれた赤ちゃんをのお母さんはどれだけの不安や心配の日々だろうと想像することしかできませんが、同じ母として胸が痛みました。

産んだ日の夜、赤ちゃんと別室で眠ったのですが「一緒に頑張ったね!」「こんなことあったよね」とか色々話したいことは沢山あったのだけれど「あぁ、お腹にもう誰もいない、一人ぼっちなのか」と寂しかったこと。

少し離れただけでそんな気持ちになるのに、NICUにいる赤ちゃんとはコロナの影響で面会時間が5日で15分の病院もあると聞き、どれほど心細いだろう、これほど貴重な時間を触れ合えないのはどれほど辛いことだろうと思いました。

そうして触れ合えないでいるうちに、どう接していいのか分からないお母さんも多くいるとママズケア代表の南田さんに聞き、その短い時間でも音楽を流してベビーマッサージで赤ちゃんもお母さんも楽しい触れ合いの時間に出来たらという思いを聞き、私がそのプロジェクトの力になれるのならと喜んで引き受けることになりました。

ケアをしていただいている間にちょっとした打ち合わせを挟み「こんなのどうかな?」「どう思う?」など南田さんに色々相談していただいたりしたので、私もプロジェクトに関われたような気がして嬉しかったです。

このCDは全国の約450箇所の病院へ送られ、売り上げは母乳バンク協会へ寄付されることになっています。

このプロジェクトを立ち上げた南田さんの想いと行動力はほんとうにすごいと思いました。
何よりすごいのは、このプロジェクトや現状に対して「大変だ、何とかしなければ」
という事ではなく、「私がやりたいし、楽しいからやるの〜!」と言った感じでどこにも悲壮感も使命感もなく、ただただ、まっすぐな赤ちゃんとそのお母さんが好きという想いで行動されているという事です。

南田さんと。

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いつもママズケアで南田さんや他の助産師さんとお話をしていて感じるのは、何か大きいことをしようとか、得をしようとか、泣きながら不安ばっかり言うやん面倒だなとか(私のこと)、そんなことは微塵も感じさせず1時間いつも一生懸命に、とーーーーっても優しく、お腹痛くなるくらい面白いお話をしてくれたり、真剣に相談にのってくれながらマッサージしてくださいます。

そんな素敵なママズケアで生まれたプロジェクト。今回主になっているベビーマッサージですが、
ベビーマッサージには赤ちゃんの体にとって良い効果があるのはもちろんですが、人は触れ合う事で元気にもなるし、「手当て」という言葉があるように、手からのエネルギーって特別な、不思議な力があると聞きます。

NICUにいる赤ちゃんはきっとそんな力が必要だと思うし、お母さんもまた赤ちゃんに触れる事で気持ちも落ち着いて来るのだと思います。

現状を実際に見たわけではない私には、深くほんとうの意味で理解することは出来ないのですが、元気で生まれても不安で仕方が無い時期、とても辛い気持ちになる事も多いと思います。

その時期に短い時間触れ合うその時だけでも、曲を聴いて、赤ちゃんのマッサージをして、ほんの少しだけでも、その時間だけでも明るい気持ちになってもらえたらいいなと思いました。

このCDが全国の病院へ届き、癒しの時間のお手伝いになったらこんなに嬉しいことはないです。

製作過程や歌の内容についてはその②へ続きます。

CDの購入はこちらから出来ます。
1100円で送料込み、こちらは全額母乳バンクへ寄付されます。



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