赤木智弘氏への反論

先日、赤木智弘氏と私は茨城県大洗町を舞台としたアニメ「ガールズ&パンツァー」略してガルパンが大洗町において陸上自衛隊の協力の下に、大洗町にて開催されている恒例の海開きにおいて、劇中にも登場しました10式戦車の展示が以後途絶えていることについて論争を行いました。

その経緯については以下を参照https://togetter.com/li/1374182

その上で、私は日本共産党茨城県委員会が出した要望書、2013年1月25日に防衛省へと提出された要望書があまりにも無茶苦茶な内容であり、これは要望書という名の難癖であることを主張しました。

その後、Twitterにおいて赤木智弘氏と論争が起き、私はその後赤木智弘氏からブロックされております。

それから数日後、赤木智弘氏は私とのやりとりの中での顛末を有料note配信しており、私としても氏に名指しされている関係からどういった内容であるのかを確認したところ、実に酷いデマとレトリックがされていることから反論をあえて掲載させて頂きます。

まず赤木智弘氏は

「また、ヤン氏は「果たしてガルパンのどこが「都市公園法」に引っ掛かるんでしょうね?」などという、戦車とガルパンの混同をみせた。
もうこの時点で議論は成り立っていない」

と主張しておりますが、実際のところ日本共産党茨城県委員会が提出した要望書において、海開きにおける戦車の展示の中止要請は以下の内容となっております。

(4)大洗町で「ガルパン」ファン向け、自衛隊の実物戦車の展示が行われ、今後も実施の意向を示しています。大洗町は環境・観光・町作り・都市計画マスタープランなど多面的な実施計画を作成し、観光地として景観を重視しています。戦車を観光目的として展示することは計画を無視するものであり、都市公園法からみても問題があります。中止してください。

これが私が指摘した内容ですが、日本共産党茨城県委員会は「戦車を観光目的として展示することは計画を無視するものであり、都市公園法から見ても問題があります」と主張していますが、この要望書には何故戦車の展示が計画を無視して、都市公園法から見て問題なのかを全く記載しておりません。

何一つ、具体的な根拠を出さず一方的に「計画を無視し、法から見ても問題」と提示している中で、果たして何が問題であるのかを主張するのは、突き詰めれば難癖の正当化です。

通常、都市計画や当該の法律に違反しているならばそれを具体的に指摘することに意味があり、また私としても「戦車を観光目的として展示すること」が何故問題なのかが分からず、またそれを赤木智弘氏に理由を説明しましたが、氏から返ってきた答えは以下の内容です。

また氏はこのようなことも私に発言しておりましたhttps://twitter.com/T_akagi/status/1147738856797589509

そうしたやりとりの中で氏は一方的に私をブロックし、挙げ句の果てには反論集を配信している始末ですが、こちらにも事実誤認があります。https://note.mu/t_akagi/n/na68ddac43e02

赤木智弘氏は今回の要望書の内容に対しても、

「2013年に提出されたが、全く通らなかった要望書など、ハッキリ言ってどうでもいいです。賛成も反対も、そのような価値判断を示す必然性を感じません」

と主張していますが、計画を無視し、法的にも問題であると主張しておきながら、実際その問題があるというだけで具体的に何が問題なのかを一切主張せず、指摘もしないで難癖を付けている行為に対しては判断する行為そのものを放棄しております。

また赤木智弘氏は「ガルパンのイベントが潰れたのはデマ」「共産党は関係無い」と主張していますが、私もそれについては同意見であります。

ですが、この要望書そのものの根拠と正当性は全く存在せず、むしろこんなものを送りつけることは表現の自由を侵害しているとしか思えません。

正直、赤木智弘氏は不当な難癖を正当化していると自白しているようなものであり、この要望書が無茶苦茶な内容であるかについては、noteでの私のコメントに対する反論として、

「論戦の必要はありません。
こちらの論旨はこのnote以前の段階で全て提示しております。
特に、要望書の内容の正当性に関しては、一切の価値判断を拒否します」

と完全に逃げの姿勢を取っており、非常に誠実さに欠けることをやっております。

また氏は
・要望書は何の問題も引き起こしていないこと。
・要望書を提出すること自体を批判してはならないこと。
・海開きイベントはガルパンのイベントではないこと。
と主張しておりますが、これも実に詭弁というしかありません。

要望書そのものが「戦車の展示」に際して「なんの計画を無視」し「都市公園法の何に問題があるのか」を明確にしていません。
これでは観光目的で戦車を展示するなというだけで、レプリカを展示することとの区別をつけていないので論外です。

・要望書を提出すること自体を批判してはならないこと。
もちろん、要望書を提出すること自体を私は批判しておりません。私が主張しているのは「このような難癖だらけの要望書を提出することは問題である」であり、批判をするなとは一切主張しておりません。これも氏のデマです。

・海開きイベントはガルパンのイベントではないこと。

これも一見真っ当なようですが、確かに海開きイベントはガルパンそのもののイベントではありません。
ですが、逆に聞きたいのは「ガルパンファン向けで戦車を展示することのどこが問題なのか」ということです。

海開きイベントで来ている人もいれば、ガルパンファンとして劇中でも登場していた10式戦車を展示しているということで来たファンの方もいるはずです。
あるいは両方で来られた方もいるでしょう。では、それを楽しみにしているファンの方々に対する配慮が一切存在しません。

故に、この三点は結果として難癖の正当化、戦車の展示を楽しみにしているファンの方をあからさまにバカにしている、あるいは侮辱しているというしかありません。
海開きイベントだから、戦車展示しなくてもいいといいますが、それを楽しみにしているファンの方々には何一つ謝罪も何もしていません。

また、氏はいくつかの事実誤認を起こしており、氏のnoteにも私は無論のこと、日本共産党茨城県委員会ですら言っていないことを勝手に記載しております。

・以下反論を交えた内容

Q:戦車のアニメなんだから、イベントに戦車が来て何が悪い!共産党は黙ってろ!

私の主張→戦車を出すことに対して共産党が中止するように出した要望書には「戦車を出すことは都市計画を無視し、都市公園法に取っても問題」とあるが、何を無視して、何が問題であるのかを全くしていないがどういうことか?

A:戦車を扱うのであれば、最低限の繊細さは求められるべきです
説明:戦車というのは戦争のための道具です。
作品中でいくら「戦車道」と言おうとも、現実には他者を殺すために、または抑圧するために用いられる兵器です。現実の戦車は戦車道のために存在しているものではありません。
兵器を楽しく見ることのできる社会は幸福ですが、世の中には戦車に怯える社会があることも理解するべきではないでしょうか。

私の主張
・これはあなたの一感想に過ぎません。反対している人間がいるから配慮しろということになるのでしょうが、では賛成している側への配慮は無視しろということで?
そもそも、日本共産党茨城県委員会も出した要望書には、このようなことは全く記載しておりません。
確かに戦車は兵器ですし、おっしゃるように他者を殺す為に存在するものです。ですが、日本共産党茨城県委員会が出した要望書において、中止する理由は一切このようなことは記載されておりません。要望書における中止への理由は「戦車を観光目的として展示することは計画を無視するものであり、都市公園法から見ても問題があります。中止してください」だけです。

あなたの個人的な感想を語るのは結構ですが、日本共産党茨城県委員会は要望書そのものに、展示する上での問題点についてを「観光目的として戦車を展示するのは計画を無視して都市公園法から見ても問題」という主張を元に中止を要請しております。

件の要望書の内容すら書いていない事を勝手に記入して、私自身が主張すらしていないことを唱えるのは明らかにデマです。

赤木氏は私をデマ呼ばわりしましたが、氏はあろうことか私が主張すらしていないこと、日本共産党茨城県委員会の要望書にすら書いていないことをも勝手な感想と思い込みだけで書いており、誠実さは無論のこと、人間性を極めて疑いたくなるような悪質なデマを行っております。

こうした問題点があまりも多いことから、私は論争の当事者として氏のnoteに自らのTwitterまで記載されていることから、皆さんに事実を判断して頂きたいと思い、今回反論文を書かせて頂きました。

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