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「Dr.STONE」から学ぶ Try&Error術

GMOペパボ ディレクター Advent Calendar 12月19日(木)

こんにちは。minneでアシスタントディレクターをしています、あいみんです。
ある時はつまみ細工ハンドメイド作家、ある時は絵描き、ある時はゲームして騒ぐだけの人です。皆さんとご一緒させていただき1年が経ちました。あっという間ですね。

私が最近どハマりしているアニメ「Dr.STONE」をご存知でしょうか。この作品、すげぇんです。私が作家活動に活かしていることも兼ねて、その魅力を語っていこうと思います。

ちなみに、好きなアニメは、グレンラガン、ヒロアカ、ゴールデンカムイ。ビビっときたら私と好きなものを語り合うフレンズになってください。


◆Dr.STONEとは

Dr.STONE(ドクターストーン)は少年ジャンプで絶賛連載中、あのアイシールド21の原作者の最高傑作です。

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ざっくりとしたあらすじを書くのでネタバレ注意でお願いします。

突然光に包まれ、すべての人類が石化した3700年後の世界「ストーンワールド」で主人公 千空が目覚め、一から文明を創り出し人類を復活させ、科学を武器に生き抜く。

理系の方や機械系好きな方には心からぶっ刺さるストーリーです。

では、何がおもしろいのかご紹介しますね。

おもしろポイント①ゼロからつくっていく

まじで何もないところからつくっていくんですよね。この時代、お薬がないので病気になったら即ゲームオーバーなわけです。肺炎にかかった村長の娘を助けるために必要だった【抗生物質】をつくるロードマップがこんな感じ。

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いやいや、抗生物質ってつくれるんかい。でも、つくれちゃうんですよね、科学のチカラで。超能力や偶然とかではなく、ちゃんと理論的に。

まずはSTARTの鉄をつくるための砂鉄を熱する装置をつくる。もう全部、ゼロからつくる。

すべて地道にひとつひとつクリアにしていく

こどもの時、実験ってワクワクしたじゃないですか。あの感覚が続くのでめちゃんこ面白いわけです。全然飽きさせてくれない。

おもしろポイント②仲間を思いやり協力し合う

ド近眼の仲間のために、千空たちがメガネをつくる回があります。

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困っている人がいたら助ける。人のために自分のできることをする。当たり前のことだけどなかなか出来ませんよね。
仲間を思っての行動には、感動と感謝の気持ちが溢れ、あたたかい気持ちにさせてくれるのでしょう。
ぼやぼやで見えなかった景色が鮮明に見えるようになるなんて。

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科学は全てのものを平等にするんです。目が悪い、体力がない、病気になる、こういう不平等を科学で解決します。
感化された仲間たち、人が増えれば増えるほど可能なことが増えていく。良いギブアンドテイクですね。

おもしろポイント③地道な努力の先の感動がやばい

Dr.STONEって「突然石化した世界で目覚めた高校生」っていうファンタジー設定の割に、派手じゃないんです。漫画やアニメでよくある、主人公超絶無敵パワーがメインではなく、ひたすら猛烈な努力を続け目標を目指して一歩一歩進む。

地道な努力の末、真っ暗だった夜に3700年ぶりの電球の明かりが灯された時は震えました。科学すげぇ。エジソンぱねぇ。みんなよく頑張ったよ。

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さて、語り出すとキリがないので、気になったら漫画orアニメ「Dr.STONE」を見てみてくださいね。


◆Dr.STONEから学ぶ Try&Error術

Dr.STONEのTry&Errorってハンドメイドと一緒なんです。

誰かのために自分が出来ることをする。心地よく使ってもらうために試行錯誤を繰り返す。
そもそも、文明の根本はTry&Errorを繰り返したハンドメイドです。

私がハンドメイド作家として活動する上で、この作品から学んだことや納得したことを含め語らせてください。

1:頼って頼られる

千空は、石化を解き仲間を増やし、ひとりひとりを頼ります。長所は活かし短所は補う。ちゃんと「これはお前に託した」って言うんです。ひとりじゃ何も出来ないからこそ仲間を大切にし、可能なことが増えていく。

自分以外の誰かと作業するのにはコミュニケーションや信頼関係が不可欠だと思います。母娘で取り組むハンドメイド活動は、時間の都合上、主制作は母、アシスト制作や企画販売は私で分業するようになりました。

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お互いの状況や力量を理解してアドバイスし合ったり補い合ったりしています。そして困ったら必ず一緒に考え、試行錯誤をやめません。んで頼ったり任せたり助け合います。

父には準備を、兄と兄のお嫁さんには宣伝を、友人にはモデルを、作家友人にはイベントのご縁を、minneの同僚には写真を。頼るぜ。

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2:試して、試して試して試しまくる

時間をかけまくったし考えまくったけど、行き詰まる時はありますよね。絶対無理だろこれ、みたいな瞬間ね。難しい場面に出くわした時、千空が言う口癖があります。

「そそるぜ、これは。」

この不可能に近い状況をすんごい楽しんでいる。詰んだらすぐ次の手を考えようとします。そして仲間からもヒントをもらい解決の糸口を探し出し現状を打破していく。すごいよその絶対的自信。

私たちはつまみ細工以外のパーツや包装関係も全てつくります。ある程度勝ちパターンが決まったらそこから応用させて、もっと良くならないか実験する。もし詰んだら、素材や接着剤を変えて再度繰り返します。出勤前と帰宅後はほぼ毎日取り組みます。

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特に海外出展する時は、超高速でTry&Errorを繰り返します。ブースの配置、什器の見せ方、ポップの文章、作品の入れ替え、接客の仕方などなど…。
ひたすら工夫しまくって、ひとりでも多くの人に目をとめてもらえるにはどうすれば良いかをずっと考えて実行します。そして今年11月の台湾出展では、目標を大幅達成し大盛況で終了しました。

試して、試して試して試しまくる。
そそりますね。これは。

3:今より”良く”するために最善を尽くす

千空は最初は上手くいかないんです。考えることをやめたり、諦めることはありません。たまたま出来ちゃうこともない。
善し悪し、好き嫌い、すごいすごくないではなく、「今より良い状態になっているか」を重視しています。考えて試して繰り返して、現状打破するための解決方法を科学で探します。
これは人間関係にしても、仕事にしても、何にでもポジティブになれるマインドなのではないでしょうか。

新しいつまみ細工のデザインを考える時、必ず考えていることがあって、「これは今の作品より良くなっているんだろうか」と考えます。クオリティしかり金具の品質しかり、総合的にみて【今よりも良いよね】と判断したら愛でながら出品します。

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なので、全ての作品ひとつひとつに思い入れがあるんです。使ってくれたり、喜んでくれたり、感謝されたり、たくさんのご縁があり本当に心の底から嬉しいです。これからも最善を尽くします。


さて、最後までご覧いただきありがとうございました。要約すると、Dr.STONEおもしろすぎぃ!科学すげぇ!ってことです。見てね。

入社させていただきもう1年。今の環境を自分のフィールドとして戦えるようにTry&Error繰り返して努めます。そのために、今日も大好きで素敵なminneの方々に囲まれて刺激を受けながらデスクに座っています。いつもありがとうございます。


いくら困難にぶち当たっても、高い壁が立ち塞がろうと、この言葉を言って現状を楽しむと良いのかもしれませんね。

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おわり

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