
台風の影響で最終的に当日判断となった退院搬送
社長 河瀬豊の記事です。
日曜日の今日は、事前予約があり、退院搬送1件のみ対応させていただきました。退院のご予約をいただいた時点で、台風が本州を抜けて、台風の影響は無いとの予測でお受けしていました。ですが、台風10号の迷走振りに翻弄され、台風直撃は無いものの、大雨の可能性が高くなってきてしまいました。そこで、退院予定日の前々日から、患者様の担当ケアマネジャーを通じて、病院の相談員とも退院延期の可否なども含めて、相談を重ねてきました。台風の進路などが定まらない中で、当日の状況によっては、病棟と延期の相談をすることとなり、当日を迎えました。
当日朝8時の段階で、ご家族の最寄駅から熱海駅までの路線が運休で、ご家族が退院手続きのため、病院に来ることが出来ないことが確定。また、気象庁の最新の雨雲レーダーを確認し、10時から11時頃の間、晴れ間がある予測となっていることを確認。そして、ご家族には病院に無理して来ないで、ご自宅で待っていることを提案。病棟には、ご家族が電車が運休で、病院に来ることが出来ないことから、ご自宅で待っていて、当社でお荷物や書類、お薬などを預かること。ご家族は後日、退院手続きに来る事で対応可能か確認。また10時から雲の晴れ間があることから、退院時間を当初予定の11時から10時に前倒し出来ないか、相談しました。病棟からは、ご家族が来ないことと、退院時間の前倒しを快くご了承くださったので、ありがたかったです。
また、搬送方法も天候により変更しました。患者様のご様子、事前情報から、リクライニング車椅子で搬送、ただ、ご自宅前に約20段の階段があるため、ご自宅到着後、階段介助の際に介助式車椅子に乗り換えて、階段介助を行いご自宅内へ搬送する計画でした。ですが、この方法ですと、屋根が無い場所で車椅子乗り換え介助することになります。病棟看護師から、患者様のご様子を聞くと、手引き歩行でトイレまで歩行可能との事でしたので、リクライニング車椅子のまま乗車するのではなく、リクライニングが可能な助手席に乗車介助し、搬送。ご自宅到着後、座席から介助式車椅子に移乗し、車椅子階段介助でご自宅内へ搬送する方法に変更し、対応しました。道中では、不安からか痛みなどの訴えがありましたが、その都度添乗看護師が対応、幸い雨雲レーダー通り、ご自宅到着時には雨は降っておらず、安全に、患者様を濡らす事なく、ご自宅内のベッドまでお送りしました。ベッドに到着すると、それまでは、不安からか眼を閉じて、時折苦痛の表情をされていましたが、眼をパッチリと開眼され、嬉しそうな表情に変わり、何度もお礼のお言葉をいただきました。良いお仕事をさせていただきました。
熱海市内は、数日前から土砂災害警戒レベル4が発令されている状況下での退院対応でしたので、中止という選択肢もありました。ですが、退院が可能な患者様は早めに退院させたいという、病院の事情もわかりますので、どうすれば、患者様自身、ご家族、そして私たちともども、安全に搬送出来るかを、気象や道路と通行止め、電車の運行状況などを見て検討し、病院とご家族に提案。病院側も提案に快くお受けくださったので、安全に対応出来ました。
今日は本来であれば、静岡県と熱海市合同での防災訓練も行われる日でした。ですが、台風などの影響で中止になりました。そのような中でしたが、安全に対応出来て、良かったです。
#熱海 #夫婦 #移住 #起業 #伊豆おはな #介護タクシー #熱海市消防本部認定第一号患者等搬送事業者 #階段介助 #訪問介護 #介護保険 #自費対応 #介護福祉士 #看護師在籍 #介護ナース #ナースドライバー #通院 #入院 #退院 #転院 #観光 #外出 #三世代観光 #連携 #心のバリアフリーを広げたい #夢を叶えるお手伝い #介護タクシーの魅力を伝えたい #看護介護の魅力を伝えたい #ユニバーサルツーリズム