エピソード#100 介護タクシー、患者等搬送事業者の役割を改めて考えた
数年前のエピソードです。
「 ●●まで1台お願いします。」この段階では、 一般タクシー と間違ってるなと思い、「当社は 介護タクシー なので、車椅子の方やストレッチャーなどで寝たままのご移動など、 介助が必要な方の為のタクシー ですが、 お手伝いが必要な方 ですか?」と言うと「 自転車 で走行中に 転倒 してしまって、足が痛くて動けないんです。」との事でした。
骨折している可能性があり、一般タクシーに乗るのは難しく、更にご本人以外に自転車も運ぶ必要もあります。
社長が 指定された場所まで5分ほどの場所に居ましたので、直ぐに現場に向かいました。
現場に着くと、歩道に座り込んでいる若者が居ました。
話しかけると、 東京 と 神奈川県 との 都県境 から自転車で来て、転倒してしまったとの事でした。
全身に外傷はありませんが、左足の足首が痛いとの事でしたので、見ると明らかに腫れて居ました。
歩行させない方が良いと判断し、左足に負担がかからないように注意して、 車椅子 に移乗しました。
そして、彼が乗っていた自転車は、運びやすいように車輪を外してコンパクトになっていたので、運搬用のカバーを付けるのを手伝ってから、ご本人、自転車の順に車内に移動介助し、救急当番 の病院までお送りしました。
病院到着後は病院の車椅子への移乗を手伝い、 救急外来受付 までの 移動介助 して、病院の方に引き継ぎました。
その際に、「診察が終わって、病院 から 駅 までの 移動手段 も困るだろうから、困ったら遠慮無く電話して下さい。」と伝えました。
病院に送ってから1時間ほどして、お迎えに来てほしいと電話がありましたので、また病院に向かいました。
やはり骨折していたとの事で、病院から 松葉杖 をお借りして、なんとか歩行出来るようにはなりましたが、両松葉杖では、自転車を運ぶのは難しいので、 宅急便 で送ろうと思うとの事でしたので、電話で問い合わせたり、直接窓口に行ったりしましたが、あいにく既に当日の 集荷受付時間 を過ぎていたので、 ご自宅 まで持って帰る方法を考えました。
熱海駅 までお送りし、 駅員 さんに相談すると、降車する駅に連絡して下さった上で、 優先席 のある車両のドアまでの誘導、電車に乗車する際のお手伝い、優先席へのご案内と放送連絡など、とても親切に対応して下さいました。
電車を見送り、私もホッとしました。
親切に対応して下さった、病院の職員さん、駅の職員さんとともに、無事にご自宅の最寄り駅まで乗り換えなしで行ける電車にお乗せする事が出来ました。
今年度最後の日、最後のお仕事が 多業種連携 のとても良いお仕事が出来ました。 良い年度末になりました!
新年度を迎えるにあたり、介護タクシー、患者等半造事業者の役割を改めて考える機会となりました。
ケガをしたとか体調が悪く動くのが辛い、こどもが具合が悪い、陣痛がきたが 家族が不在で一人では行けないなど、旅行中に体調が悪くなったがどこの病院に行ったらいいかわからないなど、、救急車を呼ぶほどではない時に、一般のタクシーを呼ぶことも多々あるだろうと思います。
ただ、一般のタクシーでも 乗車が難しい場合(基本は 乗り降りが自分でできる方とされている)に 「どうする?救急車?」となるのかもしれません。
私の母は 私の弟を妊娠中、陣痛がきたときに父は仕事で不在で 陣痛の合間にタクシーが 拾える場所まで歩き、タクシーに乗ったら 本格的に陣痛が始まり、病院到着まで タクシーのドライバーさんが 「もうすぐ病院だから!」と励まされ、病院に着いたら 即 車椅子で分娩室へ行き、すぐに産まれたと言っていました。
伊豆おはなは 一般のタクシーと救急車の中間的な存在でもあります。
タクシーのように 道端で手を挙げている人を乗せることはできません。
お電話を頂いて 聞き取りをして 判断し、急なことでも 他の送迎と 重なっていなければすぐに対応します。すぐに対応できないときは 他の介護タクシーを紹介したり、時間を調整したりして対応方法を考えます。
私たちが電話での聞き取りの中や、現場に行って 観察して 緊急性があれば、救急要請します。
介護タクシーというと 高齢者や障がいのある方が中心とイメージされるかもしれません。
でも、今回のように 一般タクシーと救急車の中間的な存在の介護タクシーの位置は必要であると改めて思いました。
一般のタクシーと間違えてかけてこられる方も多いですが、その中には 今回みたいなケースもあるかもしれないので 電話がかかってきた時の
対応・聞き取りをもう一度 考えていこうと思いました。
良い気付きをいただきました。
おケガをされたまま帰られた方の回復を熱海より願ってます。治癒したら 熱海に遊びに来てくださいね。
伊豆おはなは、いろんな方々との連携を強化し、①熱海や熱海周辺に住まれている方々の送迎を含むさまざまな外出のお手伝い、②熱海に別荘を持っているけど身体が思うようにならず、来れなくなった、でもまた別荘に行きたいと思われている方の送迎を含むさまざまなお手伝い、③ユニバーサルツーリズム(高齢や病気、障がい等の有無に関わらず誰もが気兼ねなく参加できる、誰もが楽しめる旅行を目指す、実現する)にもできる限りですが、力をいれていきます
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