エピソード#96 転院搬送のお仕事「リハビリがんばって熱海に戻る時はお手伝いしますね」
数年前のエピソード。
社長の記事です。
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この仕事を継続していく中で、2世代・ 3世代 と「おはな」ぐるみでお手伝いをさせていただくケースが増えて来ました。今回もそんなお手伝いがありました。
数年前から、通院のお手伝いをさせていただいていたのは90代のお母さま。
ご自宅から車を停められる場所まで100段ほどの階段があり、その階段はお母さまの体調や身体レベルに合わせて、時には 見守り で 階段歩行介助、時には 車椅子階段介助 で移動して、 通院送迎 をさせていただいていました。
その通院の際に、ご自身も足が不自由で、松葉杖をつきながら、一人で階段を移動してお母さまに通院の付き添いをされていた息子様。
お母さまに対し、厳しい口調で接していましたが、通院の際には必ず付き添い、献身的に介護されている姿が印象的でした。
今回は、その息子さんの 転院搬送 を対応させていただきました。
事故で脳にダメージを受け、歩行は出来ない状態ですので ストレッチャー での搬送。
病状から揺れや振動に注意が必要ですが、転院先は40キロ離れた山間部にあって、途中山道を通る必要があり、しかもご家族は誰も同乗出来ないので、単独での搬送でした。
転院元の病棟にご挨拶に行き、ご挨拶すると 弊社の事ははっきりと覚えていて下さいました。
今日、転院する事はわかっていましたが、長距離の移動となることを不安に感じているご様子でしたので、極力揺れや振動を最小限に抑えて、安全運転で行くことを伝えた上で、出発しました。
出発してからは同乗者が居ませんので、定期的に安全な場所に停車させて、身体の位置や、背もたれの角度など姿勢が辛くないかを確認し、今、どの地点にいて、あとどれくらいで目的地に着くかを説明して励ましながら移動しました。
峠を越えてからは 落ち着いたご様子、車窓からの景色を眺める姿がミラー越しに見えました。
かなりスピードを抑えて、運転したので予定より10分ほど遅く、転院先の病院に到着しましたが、気分不快無く転院先の病棟までお送りする事が出来ました。
お別れの際に、「お母さまの通院は、今まで通り私たちがお手伝いしますから、息子さんは、お母さまの事は気にせずに、リハビリに専念して下さい。また熱海に戻る時には、弊社が迎えに来ますから」と伝えました。
すると、涙ぐみながら、はっきりと、「ありがとう。よろしく」と言ってくださいました。
今回は、そんな切ないお手伝いでしたが、別れ際の息子さんの表情から、リハビリを頑張って、数ヵ月後には、熱海に戻るお手伝いをさせていただけると確信しました。
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