エピソード#87 「大事な弟の一周忌に行きたい」というお姉さんの思い

数年前の年末のエピソード。
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富士山 を間近に望む場所にお住まいの、９０代女性からの依頼でした。
 
静岡と東京、離れて暮らしていたため、弟の闘病中にお見舞いに行くことが出来ず、葬儀の時には自分が体調をくずしてしまったため、参列出来なかった。今回は、絶対に行きたいので、体調を万全に調えています。」
 
行きの車中では、ご自身の人生の思い出を色々とお話下さいました。 
１００年 近く生きている方のお話は、とても重みがあり、私にとってもとても貴重な時間でした。
 
2時間ほどで都内のお寺に到着、久し振りに会う親族に、最初は誰が誰なのかわからないご様子でしたが、すぐに記憶が戻って来たご様子で、久しぶりの再会に涙を流して感激されていました。
そして無事、１周忌の法要にも参列され、葬儀の時に言うことが出来なかったお別れの言葉を、涙を流しながらお話されている姿を見て、こちらももらい泣きしてしまいました。
 
帰りの車中では、「来年も連れてきてもらえるように、 １００歳 目指して頑張るわ。」と元気よくお話されました。

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