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最愛の人がこの世に居ない絶望感をどう乗り越えるか

 病気や事故、自死などで、大切な人が亡くなった。突然のこともあるだろうし、余命宣告された方もいるかも知れません。

 自分にとって物理的にも精神的にも近しい人の場合、絶望と哀しみと無力感。あの人がいないこの世界でどう生きていけばいいのか…と、生きる意味すら見失う状況かと思います。

 SNSやニュースを見ていると、亡くなった方に対する「もっと生きたかっただろうに」と同じぐらい、「遺された方のことを考えると辛いな」という気持ちになります。

 これは私の体験談ですが、どうやって乗り越えたかを載せておきたいと思います。
 なお、当事者がこの記事を読んで少しでも前を向けるように宛てた手紙のようなものになります。
 途中で苦しくなれば、無理せず読むのを辞めてください。

 当事者以外の方も、こういうスタンスでいると当事者の方もラクなんだと知る機会になると思います。

【目次】
1.哀しみと苦しみを感じきる
2.自分と同じ境遇で乗り越えた人を見つける
3.哀しみに入り込む人を排除する
4.本気で笑える自分に気づく
5.亡くなった人と約束する
6.人を失った悲しみは、人との出会いで寛解する

1.哀しみと苦しみを感じきる
 絶望と苦しみで心も体を引き裂かれるような状況かと思います。泣きつかれて寝て、起きたらその人がいない現実でまた悲しむという負のループ…
 まだ生きたかっただろうと亡くなった人に対する悲しみと、最期と分かっていたら…あんな事やこんな事をもっとやりたかったと、故人との人生を共有したかったという後悔。
 そういったものを、全部含めてまずは感じきってください。

2.自分と同じ境遇で乗り越えた人を見つける
 今はネットがあります。自分と同じ境遇の人はいないだろうか?どうやって乗り越えたのか?を知ることで見える世界が変わります。
 私はFacebookの女性役員であるシェリル・サンドバーグさんの記事によって救われました。
 この記事を読んで、哀しみと同時に「勝手に死なないでよ!私を悲しませないでよ」という怒りがあったんだと気付かされました。

3.悲しみに入り込む人を排除する
 弱ってるときほど、宗教勧誘の人が近づいてくるので気をつけてください。(私の周りでそういった話をよく聞いたので、一切口外しませんでした)

 話したくない時は、「話せるときがきたら連絡するね、お気持ちありがとう」で良いと思います。
 それでも、ズカズカと土足で踏み込む人は敵認定で問題ないです。「色々聞いてこないで」と一蹴しましょう。

 遺された方を取り巻く周囲の人もどうすれば良いか分からないと思いますが、無理に色々しようとせず、そのままの状況を尊重してあげてください。

 私の友達は「いま抱えてる悲しみは、私には想像できないけれど、話したいときは駆けつけるので、良きタイミングで連絡くださいね」と手紙をくれました。

 その言葉がけに救われましたし、今もその手紙は大事に取っています。

4.本気で笑える自分に気づく
 ある日、YouTubeでこの動画を見た時に心から笑ってる自分がいました👇
 「私、笑えるんだ!笑えるから大丈夫だ!」と驚いたんですよね。笑いは生きる力だと知ったし、「笑いは百薬の長」という言葉は本当だと知りました。
 他にも吉本新喜劇の島田珠代さんの芸にも救われました。
 悲しみは癒えてないけど、生きる力の片鱗が見えた時でした。


5.亡くなった方と約束する
どうやって約束するんだ!ってなると思いますが、別に霊能者やイタコにお願いするとかではなく。
本当に言ってるか分からなくて良いんです、自己満足で良いんです。 
あの世に行った彼(彼女)は、生きてる自分に何を伝えたいかな?と想像するんです。

私は突然の別れを2回経験してますが、
一回目は
「天国で出逢った時に「よく頑張ったなぁ、偉いなぁ」と言ってもらえるぐらい頑張って仕事しよう」
と約束し、
2回目は
「絶対幸せになるね!」
と約束しました。

亡くなった方と約束すると、この世で希望を見いだせなかった自分が、この世と縁が生まれるんです。

腑に落ちた約束は、生きる原動力になります。

6.人を失った悲しみは、人との出会いで寛解する
 私の話で恐縮ですが、笑う元気を取り戻した事と亡くなった人に誓った約束によって、生きたい人生が明確になり、そのための行動を起こしました。

 もちろん、亡くなった人の悲しみが癒えるわけでもなく泣きながら進んだ道でした。
 すると、自分では計り知れないタイミングで人との出逢いがあり、絶対に無理だと思っていた奇跡が起こったんです。
 
 これは、遺された私のために与えてくれた故人からのギフトだと感じざるを得ませんでした🎁

 今でも毎日思い出すぐらい、亡くなった人の悲しみは消えてませんが、最愛の人を亡くした辛さや悲しみも、不運と思える出来事もまるっと受け止めて、それでもこの人生を生きると覚悟を決めたことで、本当に強くなりました。

✨✨✨✨✨✨✨

以上が、私の最愛の人を亡くしたときに克服した方法です。
読みにくい箇所が沢山あったかも知れません。

そして、この方法はあくまでも私の実体験なので万人には当てはまらないかも知れません。
専門家からしたら、荒治療と言われるかもですが((+_+))
お役に立てたら幸いです。


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