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恋人を見つけたと思うこと

ドイツで恋人ができたと母に話した数か月前。性被害のトラウマがあり、しばらく恋愛をしていなかった私に、母は「そこにいたのね」と言った。

「彼に出会うためのドイツだったのね」とも。私はそれを聞いて大げさだという顔をしながらも、そう思える日がくればいいとも心の底で思った。

恋人を「見つけた」なんて、おこがましいし大げさ。でも、母にそう言ってもらった私は、その言葉をそっと心にしまったのだった。


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恋人を「見つける」


ここにはくり返し書いてきたけれど、いままでの私の恋愛はなんとも恥ずかしい黒歴史のようなものが多い。恋愛ともいえない、色恋どまりというか。

私にとっての恋愛は自分に自信を持つための手段だった。自分で自信を自家発電できないから、誰かに必要とされていると感じる色恋で自信を満たす。

だから恋人を「見つける」、もっと言えば「この人だと思う運命の人を見つける」なんてことはしなかったし、誰かをそう認定することもなかった。

なぜかといえば、相手を「運命の人かも」なんて思ってしまったら、そうでなかった時にいちいちショックを受けるから。

と、書いていて思うのは、私は結局「運命の人」に出会いたかったのだと思う。そう思わなければ、認定することはしないなんて思考も生まれない。

強く願っているからこそ、自分に制限をかける。ガッカリする自分を、未来に生まないための制限。それが私の恋愛だったのだと思う。


理由があるから人は出会う


コーチングを学びながらスピリチュアルも少し学んでみたりして思うのは、何かが起きたり人が出会ったりすることには理由があるのだということ。

ちょっと話はそれるけど、人生には起きてほしくないこともたくさんある。でもそれは、私たちに何かを伝えようとして起きている。

コーチングでも、たびたびそんな問い方をする。その感情は、その出来事は、あなたに何を伝えたがっているのでしょうか、と。

何かが起きた時、私は感情的になったりする。でもそれを主観ではなく出来事のほうから見つめ直すと、それが起きたことに感謝したくなったりする。

私はこの考え方が好き。その考え方を身につけたいまとなっては、「運命の人」なんて、私がこの人生で出会った全員なのだと思う。

その前提で、恋人を「見つける」ことの思考をここに残したい。2年半かけてイマココの私にたどり着いたから、私の思考を残させてほしい。


恋人を見つけたと思うこと

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