行動制限がない今年なので、3年ぶりに私たちの夏を体験できる
お盆が終わりました。私にとって、お盆は夏のひとつの節目です。
お盆が終わると、夏も後半に入ったという気持ちがあります。もちろん残暑はまだまだ続くけど、気持ち的な夏はお盆がピークです。
これは、私が高知県の出身で、お盆に「よさこい祭り」という高知の一大イベントがあるからかもしれません。
あるいは、一種のまつりのようにテレビから流れていた戦争の話が、一旦落ち着くことも関係があるのかもしれません。終戦日が弟の誕生日、パールハーバーが私の誕生日という兄弟なので、戦争の話は自分ごとなのです。
ということで、お盆が終わったということは、夏が終わっていくことを私に告げます。夏が終わっていく寂しさを感じながら、私はまだ夏にしがみつこうとしています。
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まずは感想:3年ぶりに、私たちは夏を体験する
前回の記事で、私はこんな質問をmizuhoさんに渡しました。
mizuhoさんと私にはたくさんの違いがありますが、そのひとつが「家族」とそれにまつわる体験だと思っています。
私は結婚をしていないし、妊娠・出産は未来でも選択しないだろうと思っています。
一方で、mizuhoさんにはお子さんがいて、しかも双子なのです。私には想像のできない大変な日々も、これまでにはあったのではないかと思います。
今回のお返事には、「家族で夏っぽいことをしたい」と書かれていました。お子さんが生まれたのが2019年、その後のいまの状況なので、季節を感じられなかったということも。
いま私の近くには大人しかいないから、なんとも忘れそうになってしまうのですが、子どもの頃の季節を感じる体験ってすっごく大事ですよね。
私は田舎で育ち、子どもの頃は「なんでこんな場所なんだろう」と不満を持ちました。でも、大人になってからわかったのが、田舎で祖父母と体験したこととか、自然から学んだこと、思い出すのは「体験」なんですよね。
うまく言えないのですが、四季を感じることは心を豊かにするのだと思うのです。この、心を豊かにしてくれる体験が、もっと言えば子どもの頃の豊かな体験が、私たちの土台を作るよなと。
だからやっぱり、子どもの体験が、また豊かに行われる世の中に戻ってほしいですね。
日本はまだコロナ禍で、他国はもうアフターコロナになっている違いのひとつは、子どもの体験を優先しているかどうかだという記事を最近読みました。子どもにこそ我慢を強いているのが日本だと思います。どうか、変わりますように。
と、だいぶ脱線をしてしまいました。
こんな世の中ですが、私たちは今年、3年ぶりに行動制限のない夏を過ごせています。私の地元では、3年ぶりに夏祭りや花火大会、よさこいが行われました。
mizuhoさんたちご家族も、夏の体験ができているといいなと願っています。
交換日記へのお返事
さてさて、今回はmizuhoさんからこんな質問をもらいました。向き合ってみたいと思います。
aimiさんが豊かだなって思うのはどんなとき、もしくは状況ですか?
私が豊かだと思うことは、最近だと自然を感じることです。例えば私のいまの仕事スペースは実家の2階にあって、机は大きな窓に向いています。
仕事をしながら、目の前には開けた空が見えます。今年の高知は晴れた日が多いので、晴れ空の心地よさを感じながら仕事ができることは、私にとって豊かなことです。
他にも、田舎なので都会と比べて安価に美味しいランチを食べれること、ランチを食べにいく道中には豊かな自然があることも、私にとっての豊かさです。
子どもの頃は都会こそ豊かなのだと思っていたけど、いまは原点回帰というか、一周まわって自然に触れられる環境を豊かだと思います。
ゴキゲンでいるためにやっていること、なにかありますか?
最近の私がゴキゲンに過ごすためにやっていることは、習慣をどんどんアップデートしていくことです。
例えば、実家で過ごすうちに、お風呂は16:00から遅くとも18:00に入るようになりました。会社員だった頃の私には到底考えられない時間だけど、自分の心地よさと家族との関わりを考えたらこうなっています。
他にも、最近は読書をするようになりました。少しでもいいから毎日読む、できれば夜のリラックスタイムに読む。そうしたら、苦手だった読書が楽しくなり、読みたい本もたくさん出てきて、いいサイクルが回っています。
必要のなくなったこと、いまはできないことは、習慣から一旦外します。そのおかげで時間ができて、また違うことに挑戦できるからです。
最近だとFP3級の勉強時間、ずっとやりたかった写真ショップのオープンに時間をあてています。
なぜ私が習慣をアップデートしているかといえば、そもそもは意思決定の回数を減らしたい思いがあります。決断を重ねることがストレスになるから、習慣を作って自分の生活を無理なく回したいのです。
でも、作った習慣にこだわり続けると、それはそれでストレスです。だから、作っては実行し、実行しながらまた作る。これを続けているのだと思います。
mizuhoさんへ
回を重ねてきて、この交換日記の根底にある「対話を通して輪郭を知る」「まずは自由にやってみる」の理解を深めている感じがします。
今日は持論をたくさん書いてしまったなと思いながら、でもこれこそがこの交換日記という場の持つ力なのだろうと思います。この先この場がまたどう深まっていくのか、興味深いです。
と、いうことで、今回も問いを書き残そうと思います。問いを書くも書かないも自由というのは私たちの作ったルールの1つですが、やっぱり問いがあると面白いですね。
勝手に夏を終えようとしていてすみません。でもなんとなく、前回の質問の続きを聞いてみたくなりました。
ちなみに私のこの夏は、制限を設けながらも自然とかイベントで夏らしさを体験した夏でした。花火を目の前で見たし、家族でバーベキューもしたし、シャインマスカット狩りにも行ってきました。
まだまだ制限のない体験というわけではないけど、これが3年ぶりの夏の体験でした。