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冷夏

台風が発生していた週末を除いて、ここ大阪は連日35℃を超える暑さだ。昨日だか一昨日だか、東京都内で今年初の猛暑日だと聞いて驚いた。まだ猛暑日じゃなかったの!?と。

とはいえ、その35℃を超える暑さにやられているかといえば全くそんなことはない。あまり猛暑にならない横浜に住んでいた頃よりも、ずっと快適にずっと楽に夏を過ごしている。それは、出歩いていないからだ。

横浜の実家の時のように駅まで片道20分も坂道を歩いていないし、駅のホームで何分も電車を待つことはないし、汗だくだった体が芯まで冷え切るほど長く電車に乗ることもない。

夜、家に帰ってくると部屋が少しひんやりしていることに気がつく。

東向きの我が家は午前中から暑い。だから、朝6時には暑さで目が覚めてまずエアコンをつける。それから家を出る時にはもちろんエアコンは消すけれど、帰宅と同時にまたエアコンをつける。そして夜は消灯するまでエアコンをつけ続けている。外出の用事は、仕事以外にはほぼない。せいぜいスーパーに行くとか、クリニックに行くとか、あまりに家にいすぎるから散歩するとか、それくらいだ。それ以外はずっと家にいる。それで部屋が冷えているのだろう。そんなわけで、夏の暑さに長時間さらされるのは、せいぜい出勤する30分間だけなのだ。

だから、この夏は私にとって比較的涼しい。

そして、暑い夏が恋しい。

(写真は去年の夏です)


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