Mes amies
ここ数日の記事、勉強オタクによる不完全な殴り書きの文章なのに読んで下さった方、そしてスキを押してくださった方、本当にありがとうございます。スキです。
昨日の夜、10年来の友人とオンライン飲みをした。大学院生の時に加入していた日仏学生フォーラム(Forum Franco-japonais des étudiants, FFJE)という学生団体の同期メンバーで、何年経っても、普段会わなくても、心が通じて尊敬すべき友人たちである。
私たちは、2年の任期で毎年10名ずつメンバーを入れ替えて活動していた。少し前までは、恵比寿にある公益財団法人日仏会館に支援を受けて活動させてもらっていた。ああ日仏会館。博士課程の時には日仏会館でバイトもしていたから、恵比寿は日仏学生フォーラム以来、かれこれ10年は通っていたかしら。。。ってちょっと脱線したけれど、つまりFFJEの拠点は恵比寿だったということ。メンバー加入の条件は恵比寿に通えて、そしてフランスとの交流に関心のある学生。
私はMARCHと呼ばれる大学Xの出身だけど、他のメンバーは錚々たるものだった。東大、東京外大、上智、慶応、早稲田、国際基督教大学・・・。私如きがいてすみませんという気がしてくるメンツである。しかも、私は院生だったのに対してほとんどのメンバーは学部生だったので、年下の方が多い。みんな英語はペラペラだわフランス語もペラペラだわで、一体全体、どういう星の下に産まれたらそれほどまでに優秀になれるのだろうかと不思議だった。
FFJEで同期だったみんなとの活動は、本当に濃厚で、刺激的で、一生の宝物だったように思う。全員が尊敬できるのだ。「私如きがいてすみません」と思うのは、私がどこか競争やヒエラルキーの視点で大学というものを見ていたからだけど、FFJEのメンバーは、そういう競争の枠外で輝いていた。かっこいい人間というのは、大学名とかそんなちっぽけな次元じゃないんだと骨の髄まで思い知らされた。
だからだと思う。いつしか、「私は私で輝こう」と心のどこかで思えるようになったのは。私が私だけの舞台を探すような生き方になっていったのは、私は他の誰にもなることができず、なる必要もなく、誰かと比べる必要もないことをFFJEのみんなを通して学んだからだ。
一人一人が個性的で、それでいて賢く、聡く、知的で、とにかく生き方がかっこいい。そんな友達が一人ではなく何人もいる。私もその一員として存在している。話していると、「すごいな」「どうしたら私も彼女みたいになれるだろうか」「どうしてそんなことを知っているんだろう」と、とにかく驚かされてばかり。自分もさらに成長していこうと刺激を受けられる友達がいる。
そのことが、どれほど尊いことか、みんなと出会えたことに昨日改めて感謝した。
Santé !