痛みを知って変われないほど、臆病者じゃねぇ。
かっこいい。
サッカー漫画、ブルーロックで、主人公の潔世一のチームメンバーとなった馬狼が言った一言。
馬狼は、自分が一番。キング、王様。
すべての試合はオレのためにある。みたいなやつ。
そんな馬狼だが、ある試合で馬狼は、完全に抑え込まれてしまう。それでもパスを出すことはなく、個人技ばかりでボールもとられ、チームも負ける寸前まで追い込まれてしまった。
それを打破したのは、もちろん主人公の潔だが、
追い詰められた潔は覚醒。
馬狼とお互いのメリットを生かした化学反応を起こしたいと考えていたが、それは難しいと判断し、考えを変え、いっそのこと馬狼を喰ってしまうという行動に出たのだ。
喰ってしまうことで、ともに力を合わせて成し遂げる。から、お互いを利用して自分がのし上がろう、自分のために動かす。という半ば強引な賭けに出たのだ。
結果、相手チームの動きを予測して翻弄。自分にパスを出さざるを得ない状況に試合を運んで、馬狼にパスを出させたわけ。
これまでパスを出すことはなかった馬狼に、屈辱、負けを味合わせたのだ。認めたくない馬狼。でも負けは負け。自分よりも上に立たれる状況になってしまった。
しかし、馬狼も黙っちゃいない。負けを認め、自分の弱さに気づいたことで、馬狼は覚醒。今まで見たことのないドリブルで自ら突破して点を決めた。
潔の活躍と馬狼の覚醒により、チームは勝つことができたのだが。
ここで注目したいのが、馬狼の状況。これまで誰にも負けたことがなく、すべて自分中心に回っていた世界が一変したわけだ。誰しも上手くいっていた状況で、困難なことや自分にその課題があって、気づいていても変えられる勇気を持つ人間は少ない。目を背けたくなる。
ただ、実はそれは試練であり、自分が成長する機会になり得るのだ。
自分の現在地を把握することは、自分に向き合い、時には負けを認めることも必要だ。自分に勝ち、世間に認められ、必要とされる人間になりたいなら、こういった馬狼の行動、発言はためになる。
以上。