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能登半島地震

3月16日、17日と能登半島へ。
目的は、現地調査、現状把握。

現実は、かなりシビアなものであった。
自衛隊等による道路整備は進んでいるものの、最低限通行できる程度で、高速道路はガタガタ。陥没したままの箇所も多く存在していた。

家屋の倒壊もほとんど手付かずで、3ヶ月経過した現在でもそのままの状態で残っていた。

能登半島の地形や集落形成などの背景により、被害は点在。また、古き良き民家の耐久性は低いことで、比較的新しい家屋は残り、その古き良き民家は大半が一階部分が圧壊。瓦屋根を使用していた家屋が多いことから、その瓦は剥がれ落ちてしまうという光景を目の当たりにした。

能登半島の突端から、内海にかけては津波の被害もあり、壊滅状態。ある程度の密集した集落には、人が暮らせる家屋は皆無であった。

これが自然災害の脅威か。と、感情を無にしなければとても気持ちの整理が追いつかない自分に気がついた。そして、ボランティアが見当たらない現実。

これはこれはまずいな。と、漠然とした寂しさが込み上げてきた。

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