【DTM】普段使ってる機材とかプラグイン全部書く

yamadaといいます。
こういう感じの曲を作ったりたまに映像を作ったりしてます。

https://www.youtube.com/@yamadaofficial/videos

曲を作るということはまあ一応DTMが好きなんですが、最近よく使う音楽機材とかプラグインが固まってきた感じがあるので、その話をしたいです。(させてください)

普段使用している音楽機材をジャンルごとに羅列して、それに対する簡単な紹介や印象などを書いていこうと思います。
全て僕の主観による感想でしかないので、デスクツアーくらいのノリで読んでもらえるとありがたいです。オタクが好きなキャラ(機材)の話をしてるだけなので許してください…。

※制作している音楽ジャンルに偏りがあるので、あくまで僕の制作環境下においての所感です。
※念のため各機材に公式サイト及び販売サイトのリンクを添付しておりますが、宣伝などの意図はありません。

以上をご留意の上、もし興味を持って頂けましたら見ていってください。



【ハードウェア】


(PC)

・Windows
CPUはCore i7の13世代のやつ。
メモリは64GB積んでますが、ほぼほぼ映像編集用です。
ゲーミングPCなのでなんか常に光ってますが、寝るときちょい邪魔です。


(ギター)

Vanzandt STV-R2 (ストラトタイプ)
オーソドックスなストラトです。シングル×3
とにかく弾きやすいのとチューニングが安定してるので、録音の時は大体最初に手に取ります。シンプルに良いストラトすぎて特に話すことがない。

Gibson SG Standard  (2012年製)
中古で買ったSG。ハムバッカー×2
ハム系の音が欲しかったのと、好きなギタリスト(田中ヤコブさんとか坂本慎太郎さんとか)が使ってたので買いました。
ラージピックガードのSGがなんか悪そう感あって好き。
付いてきたハードケースからなんか甘い匂いがします。

Tokai LS144s(レスポールタイプ)
最近中古で買った。P90×2
Vanzandtもそうですが、日本製のカッチリした作りのギターが好きです。
ヘッド部分に「𝐿𝑜𝑣𝑒 𝑅𝑜𝑐𝑘」って書いてあってなんか良い。

・K-yairi LO-50
普通のアコギです。
多分90年代ごろのやつで、K-yairiの当時の廉価版的な立ち位置のモデル。
中古で3万くらいだったけど弾きやすくて良い感じです。
その前はハードオフで8000円で買ったよくわからんアコギ使ってた。

その他のギターに関しては完全に趣味で集めてるだけなので割愛しました。


(鍵盤)

Roland RD88
一応ピアノたまに弾くので88鍵のやつを使ってます。
スピーカー付きで気軽に練習できて、MIDI鍵盤としても使えるやつが欲しくて買いました。
ただ、MIDIキーとして使うには鍵盤数が多すぎてちょっと持て余してます。
ピアノもあんまり上手くないので、DTMにおいてはざっくり弾いてMIDI録音してから、自然な強弱感を残すためにベロシティ数値だけ残して、あとはMIDIノートはちまちま全修正、みたいな使い方をしてます。


(オーディオインターフェース)

Babyface Pro FS
出音がめちゃくちゃ繊細で良いです。細かい使い方は正直あんまりわかってない。基本的にマイクもギターもこれに直挿しで録ってます。


(マイク)

AKG C214
コンデンサマイク。
歌はあまり録らないので、基本的にアコギ録る専用みたいになってる。
あとはVCとかで日常的に使ってます。コンデンサマイクって繊細なので本当はちゃんと保管しないといけないんだけど…。
自分はマイキングが絶望的に下手なので音の良し悪しは正直あまりわかりませんが、特に不便はないです。


(ヘッドフォン)

YAMAHA HPH-MT8
密閉型のモニターヘッドフォン。
今は大体ラフスケッチ~完パケまでこれを使ってます。
ただ、ヘッドフォンだけでMIXしちゃうとスピーカーで鳴らした時の感じがちょっと想像しにくいので、ちょくちょく別のヘッドホンとかスピーカーで聴いてみてバランスを取りつつ使ってます。

AKG K702
前使ってたモニターヘッドフォン。
開放型なのもあり、スピーカーで聴いた時のステレオ感が密閉型に比べて想像しやすい気がする。ボロくなってきたので最近はあんま使ってません。


(スピーカー)

・貰ったやつ
なんか友達に貰ったやつなので詳細不明。
あんまりスピーカーでミックスできるような部屋のセッティングをしてないので、あくまでたまにヘッドフォンとスピーカーでの出音の違いを確認するときにだけ使ってます。


【ソフトウェア】

(DAWソフト)

Studio One5
メインで使用しているDAWです。
元々、DTM始める時に買った初音ミクV3に簡易版のStudio One2が附属していて、それからずっとスタワンを使い続けてます。
設計が洗練されてて、右側のブラウザから音源やエフェクトをD&Dでパッと持って来れるのが気に入ってます。
現代においてはDAWの優劣はほぼ無いと思うので、好きなDAWを使うのが良いと思います。UIがかっこいいのでAbletonもちょっと気になってる。


(プラグイン(生音系))

Addictive Drums2
有名なドラム音源。
最初から音作りが完成されてるのでとっつきやすいです。
良くも悪くもデフォルメされた音だと感じる。
スネアが「スパァン!」みたいな音する。
挙動が軽めなので、とりあえず最初にこれ使って後から差し替えるか~みたいなことを毎回考えてるけど、後からドラムの音色変えるのって結構難しいので、結局これで完パケしちゃうことも多いです。
よく使うパックは、「Indie」「Studio Pop」あたりです。

BFD3
めっちゃリアルなドラム音源。
ただ、生っぽすぎて音作りがムズいので気合が入ってる時しか使ってない…。キックが芯のある音で好きです。
容量デカすぎてインストールするのに丸一日かかった記憶がある。

Keyscape
鍵盤系の総合音源。
ピアノ、エレピ、クラヴィネット、その他マニアックな鍵盤楽器まで収録されています。
打鍵時のノイズとかも含めかなりリアルなサンプリングがされた音源だけど、リアルすぎて逆に嘘くさいみたいな不気味の谷現象をたまに感じることがあります。
エレピに関しては抜群に良いです。
ローズとウーリッツァーが主に収録されているんですが、どっちもめちゃくちゃ好き。アレンジの中でエレピを使うことが結構多いので重宝してます。

MODO BASS
軽いけどリアルなベース音源。Trilianと常に覇権争いしてる印象。
ベース弾けないので僕の曲のベースは大体これ。
サンプリングではなくモデリング音源なので、動作がめっちゃ軽い。60`sのジャズベモデルのプリセットを使うことが多いです。
オートメーションの設定も細かくできるけど、ちょっと複雑でめんどくさくはある。
ただ、ピッチベンド弄るだけでちょっとしたスライドは表現できるので、要所要所で入れてあげるとすごく良い感じになることを最近発見しました。
内蔵のアンプは切って、外部のアンシミュで音作りしてます。
ベースの打ち込みって意外と難しいので、弾けるようになりたいなと思ってます。

Session Horns Pro
ブラス音源。
ブラスセクション入った曲結構好きなので割と使う。ブラス音源の中だと安価な部類だけど、オケの中で鳴らすには充分かなと思ってます。
細かいホーンセクションの編成がわからなくてもなんとなく良い感じにしてくれる機能が付いてるので気が楽。ブラスフォールをよく曲中で使うので、それが簡単に出来るのも良いです。
初期設定が割と初見殺し感あるので、おすすめ設定とかで調べてそれをデフォルトプリセットに設定してあげると良いかもです。

Kontakt Factry ライブラリ
Kontaktに標準で付いてくる音源群。
ストリングスとかは専用音源持ってないので基本これの中のやつ使ってます。ただ、ディスコストリングス的なフォールが出来ないのと音がクラシック向けなので、良い音源探し中...。ストリングス音源って高くてあんま手が出ないので、安くておすすめの音源あったら教えてください。
オルガンとかはよくこの中のプリセット使います。
KOMPLETEっていう有名なバンドルの中に入ってるのでそれで使ってる人が大多数だと思うんですが、僕はなんか血迷って単体で買いました。

ETHNO WORLD 6
民族楽器の集大成みたいな音源。
最近導入したやつなので実戦投入は出来ていませんが、触ってて楽しいです。
ガムラン系とかインド音楽系とかアイリッシュ系とかはもちろん、他にもめちゃくちゃマニアックな楽器が多数収録されてます。
打ち込みも可能な上で、その楽器独自の奏法を反映したリック(小フレーズ集)が多数収録されているので、サンプル貼り付ける的なノリで手軽に使えて便利。フィドルバイオリンの音が気に入ってます。


(プラグイン(シンセ系))

Serum
みんな持ってるので買った。
僕はシンセに明るくないので、基本的にプリセットを拾ってきてADSRだけちょっと弄るくらいの使い方しかしてません。
EDM系全然作らないので裏方として使うことが多いですが、Splice(後述)からプリセット無限にDLできるので持っておいて損はない気がします。
Serum(血清)って名前がなんかカッコいい。

SANA 8bit VST
8bit系のフリーシンセ。
8bit系シンセだとMagical 8bit Plugとかが有名だと思うんですが、SANAの方は出音が柔らかくて個人的に好みです。
MOTHERのBGMみたいな、ちょっとドリーミーな感じの8bit音源が好きな人は試してみていいかも。

NEXUS4
プリセットベースの音源集。
こちらはシンセというより、シンセに特化したサンプラー音源みたいな認識の方が正しいかも。
プリセットが尋常じゃなく作り込まれていて使いやすいです。
ジャンルごとにパッケージングされた追加パックを買えるんですが、「あ~これこれ」みたいな音が一瞬で手に入ります。
どっかで聴いたような音がそっくりそのまま手に入るので、無個性といえば無個性な音かな~とも思いつつ、困ったらとりあえず立ち上げる。
個人的には、80`sディスコのパックとかレトロアナログシンセ系のパックがツボでよく使ってます。


(プラグイン(ボカロ系))

初音ミクV4XIAFlower
昔は初音ミクV3を使ってましたが結構前にV4Xに買い換えました。
synthesizervを経験してしまうと、調声する時にちょっと気合いが必要ですね…。ただ、打ち込み方によってかなり特徴が出るので、個性の出しやすさでいったらボカロの方が僕は好きです。
ミクはsoftとsweetをクロスシンセシス機能で混ぜた声をよく使ってます。
IAはオールマイティに色んな曲調に馴染むところが好きで、Flowerはオケがうるさくても埋もれづらいところが良いです。

synthesizer v
最近めっちゃ使ってる合成音声ソフト。
ベタ打ちでもAI処理ですげー人間ぽくしてくれる。ボーカルトラック作成の時の時短ツール的な意味でも気に入ってます。
ベタ打ち&AI補正でもかなり自然に歌ってくれますが、細かい調整する人はするんだろうな。
楽な反面、ボカロよりも個性を出すハードルが高い気がしてます。
使ってみた中で一番手軽に自然に歌ってくれるなと思ったのは重音テトSVのライブラリかも。パワーもありつつ滑舌も良いです。
先日公開した「ディエンビエンフー」という曲でテトSVを使ったんですが、調声はベタ打ち+AI処理だけです。
ただ、UIは若干使いにくさを感じてる部分はあります。特に、コピーペーストして貼り付けた時によくわかない位置にペーストされてしまうのがちょっとダルいです。今選択してるタイムラインバーの位置にペーストできたらすごい楽なんですが、これって設定でどうにかなるもんなんでしょうか…。
実際の曲作りにおいては、ボカロとか生ボーカル入れる前の仮歌として使ったり、そのまま本歌として使ったり色々。


(プラグイン(エフェクト系))

Waves Platinum一式
基本的なエフェクトプラグインをまとめたパック。
永遠にセールし続けてるので基本的に2万アンダーで買えると思います。
最近のプラグインの進化が凄すぎて、良くも悪くもクラシックな作りだなと感じます。動作が軽くてUIがわかりやすいのが好き。
R CompとかH-delay、H-Comp、V-EQ、V-Comp、S1 Stereo Imager、Doubler  とかはほぼ全ての曲で使ってます。
V-EQはボーカルの一段目に掛けて、ちょっとだけミッドとハイを持ち上げるとパキッした音になるので気に入ってる。
あとは、Rbassでベースの低域を補強したり、Mondo Modでオートパンの設定が出来たり、持っておくと痒いところに手が届きやすいです。

・その他Waves系
Waves Tune Real TimeKramerシリーズCLAコンプシリーズなどが好きです。
なんだかんだWavesのプラグイン使いやすいので定期的に買い足してます。
「Waves Tune Real Time」はケロケロボイスが簡単に作れて便利です。あとはうっすら掛けて簡易メロダイン的な運用も出来る。
「Kramerシリーズ」は、挿すとなんか良い感じになる気がする系のプラグインなので好きです。
CLA-2Aはボーカルに、CLA-76はスネアとかカッティングギターとかによく挿してます。

Melodyne
有名なピッチ補正ソフト。
Studio OneだとDAWと一体化してピアノロールみたいなノリで編集できるので便利です。(他のDAWはわからん)
歌のピッチ補正はもちろん、ギターのタイミング補正とかにもよく使います。
あとは、ボカロに対して自動補正処理をうっすら掛けてあげると細かいタイミングとかピッチとかがちょっと良くなる気がします。

Fabfilter Pro-Q2
一番好きなEQです。
動作軽いしEQにおいてやりたいことほぼ全部出来るので基本的に全トラックに挿してます。
Pro-Q2を挿した別トラックと被っている帯域をなんとなく教えてくれる機能が便利で、キックとベースの住み分けとか、ボーカルとスネアの帯域調整とかによく使ってます。

Kickstart2
サイドチェイン処理を簡易的にやってくれる便利プラグインです。
シンセメインの曲はあんま作らないんですが、生音系の曲でも真ん中あたりのコード感を支えるパートが欲しくて薄くシンセでコード鳴らしたりすることが多いです。ただ、白玉でベタ鳴らししてる感じが出ちゃうのがあんまり好きじゃないので、サイドチェイン処理してコード感の補強&グルーヴ感の補助くらいのノリにする時に掛けたりします。

Neutron4
AIを搭載したMIX向けのチャンネルストリップ。
最近2から4にアプデしたんですが、めっちゃ使いやすくなってて驚きました。AI機能が売りですが、個人的にはプリセットを元に微調整するような形で使うことが多いです。
一時期はほぼ全トラックに挿してましたが、なんか自分が成長しない気がして最近は最低限使うようにしてます。
おすすめのプリセットは、ボーカル系プリセットの中の「_background」みたいな感じの名前のやつ。これをハモりとかオク下ユニゾンしてるボーカルトラックに適用すると、ササッとメインボーカルの後ろにさりげなく存在する感じの音像にしてくれるので気に入ってます。
AI機能に関しては、マジで処理がわからん楽器(民族楽器とか)がある時にAIがどんな処理をするか一度試してみて、なんとなく温度感を把握するのに使ったり。

Ozone8
AIを搭載したマスタリング向けのチャンネルストリップ。
Neurtonと同じ会社が出してるマスタリング用プラグインです。
自分でマスタリングをするときは、ほぼほぼこれ使ってます。
2mixを書き出した音源に、マスターにうす~~くリミッターを掛けて軽く地慣らしてから、Ozoneをぶち込んでAI機能でマスタリングってやり方を毎回やってます。(これが良いのかどうかはわからない。)
その後、過剰にブーストされてしまった部分とかを調整して、マキシマイザーをいけるところまで上げてマスタリング終了みたいな感じでやってます。
大体RMS-10あたりを狙って音圧を上げてますが、なんか他の曲に比べて音圧低い気がしてならない。流石に適当すぎるやり方だと思ってるので、ちゃんと勉強したいです。
ケチってアプデしてないのでOzone8を紹介しましたが、今の最新verはOzone11です。
Ozoneでなんか上手くいかない時は、音圧爆上げくんに投げてみることもしばしばある。

Valhalla Vintage Reverb
評判の良いリバーブ。
リバーブはずっとWavesのRverbを使ってたんですが、最近はほぼ全部これです。なんとなく音が良い気がする。
センドで各トラックに送ってセンド量を調整するような形で毎回挿してますが、これが正しいやり方なのかは未だにわからない…。

BIAS FX2
アンプシミュレータです。
ギターの音作りは全部これでやってます。
ラインで直録りしたギターに対してこれで音作りしてます。
イメージに近いプリセットを選んで、歪み系のエフェクターとかアンプのツマミをちょっと弄るような感じで使ってます。
(1からギターの音作りできるようになりたい…。)
他のユーザーが作ったプリセットをダウンロードできるのが楽しいです。

sketch cassette 2
カセットテープ風シミュレータ。
なんかカセットテープ風の音にしてくれるやつ。
飛び道具のように思えて結構実用的で、テープの劣化具合やワウ、フラッター等のエフェクトも付いています。
前述のSerumの出音が今っぽいハイファイな感じなので、ちょっとアナログっぽい汚れた音にしたい時とかによく使ってます。
(余談ですが、以前作った「ヤー・チャイカ」という曲のイントロで鳴っているリードシンセも、Serumで作った音をこれで汚して作ってます。)
ピアノとかギターに挿しても面白い感じになるので気に入ってます。

COSMOS
なんのプラグインなのかはよく分かってない。
この中のエキサイターが好きでよく使ってます。
ボーカルとかアコギに挿してエキサイターをちょっと上げると、音の輪郭がクッキリしてくれるような気がします。


(プラグイン(その他))

Splice
月額課金制でサンプルとかプリセットが無限に拾ってこれるサービス。
プラグインではないですが、スタンドアロンで動作するアプリで、気に入ったサンプル素材をそのままDAWにD&Dで持って来れます。
シンセドラムとかFXとかは全部ここから拾ってます。
作りたいジャンル名とかでソート掛けて良いサンプル探して、目指すべき音像を探るみたいな使い方も出来るので、使い方によっては良い教材にもなると思います。


【おわり】

特に変わったものを使っているわけではないので、文章量に対して情報量がうっすい記事になっちゃいました。すみません…。

なんかまた書きたくなったら更新しようと思います。
最後まで読んでくださった方、もしいたらありがとうございました。


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