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【DTMer・ボカロP向け】コスパ重視の価格帯別おすすめギター

はじめに

はじめまして、あいまいです。今回はギターを買うときにそれぞれの価格帯で「ギターに詳しくなくても、通販で買っても失敗しにくい、コストパフォーマンスが高い」ギターを紹介したいと思います。ギターが好きな人からすれば「つまらない」ものばかりで、バンドサークルに所属していると簡単に手に入るような情報ばかりですが、一人で活動することの多いDTMerやボカロPには需要のある情報かと思います。

コスパ重視なのでストラトタイプとテレキャスタイプを紹介します。レスポールタイプのようなセットネック、アーチトップにコスパを求めてはいけません。

全てのギターのメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット
・品質が安定している
・価格に対して品質がいい
デメリット
・面白みがない
・ロゴがださい

amazonのリンクが沢山ありますが、写真を載せるためであり、アフィリエイトではないので安心(?)してください。

3万円以下:Bacchus BST-2-RSM 、BTE-1

この価格帯はバッカスのuniverseシリーズ一択です。
amazonよりこちらのバッカスに特化したサイトの方が選択肢が多いです。

ストラトタイプはリアPUがシングルのBST-1とハムバッカーのBST-2がありますが、リアのシングルは正直使いにくいのでリアにハムバッカーが載っているBST-2がおすすめです。

テレキャスタイプはフロントPUがシングルのBTE-1とP90タイプのBTE-2がありますが、好みでいいです。

3~7万円:YAMAHA PACIFICA


この価格帯はYMAHAのPACIFICAが一番おすすめです。コスパが良すぎてこれより高いギターを買うときに肩透かしを食らうレベルでコスパが高いです。

amazonよりこちらのサウンドハウスの方が選びやすいです。

どれを買っても正解なので予算と見た目で選んで大丈夫です。

8~15万円:FGN Neo Classic

この価格帯だとFGNのNeo Classicシリーズがおすすめです。

こちらのフジゲンの公式オンラインショップの方が見やすいです。

FGNはフジゲンのオリジナルブランドで、フジゲンは国産ギターのOEM製造をしているメーカーです。IbanezやYAMAHA等の国産モデル(30万円~)を製造しているメーカーですので作りはかなりいいです。

また、FGNはフレットを曲げて打つことでピッチをより正確にするC.F.S.が全モデルに採用されています。さらにFender系のモデルは、Fenderだと30万円を超えないと採用されないコンパウンドラディアス指板が価格帯問わず採用されています。コンパウンドラディアス指板はローフレット側の指板は丸く、ハイフレット側の指板は平たくなるように調整されている指板です。これによってローフレットでコードを弾くときに握りやすく、ハイフレットでチョーキングをするときに音づまりしにくくなります。

この記事ではトラディショナルなストラト、テレキャスタイプを紹介しているのでNeo Classicを紹介していますが、現代風にアレンジしたJ-standardやレスポールタイプもおすすめです。

15万円~20万円:Momose Vintage


この価格帯だと選択肢の幅が広がっておすすめできるものは色々ありますが、この記事の趣旨にあったものでおすすめなのはMomoseのVintageシリーズです。

amazonよりもこちらのサイトの方が見やすいです。

momoseはパーツも作りも良く、30万円のFender USAよりも弾きやすくて音にまとまりがあって使いやすいです。裏を返せば癖がないので「面白みのない」ギターです。楽器に個性を求めずに道具として見る人からすればとてもいい楽器だと思います。

この記事を書くときに調べて知ったのですが、ネックに「サーモウッド加工」を施すことでネックの安定性を高めているようです。

20万円以上:お茶の水へ行きましょう

20万円を超えると道具として基準は十分満たされているため、「このギターの個性にいくら払うのか」という基準でギターを選ぶことになります。そうなると「ずっと弾いていたい」と感じさせてくれるギターが買うべきギターであり、あなたにとって一番コストパフォーマンスのいいギターです。

「ずっと弾いていたい」と感じさせてくれるギターを探すには試奏はかかせません。そして「自分にとっての一番良いギター」を探すためにおすすめな場所がお茶の水です。

お茶の水をおすすめする理由は以下の2点です。

・ギターの本数が桁違いに多い
・高額のギターが試奏しやすい

お茶の水は日本一の楽器店街ということもあってギターの本数が桁違いに多いです。気になるギターを片っ端から試奏しましょう。私のような田舎に住んでると20万円を超えるようなギターは1,2本くらいしかなく、その上試奏しようものなら店員さんから「試奏するんだから買う気はあるんだろうな?」という圧がかかります。お茶の水なら20万円越えはもちろん、40万、60万越えのギターが数多く置いてある店も多いため選択肢が多く、また高額ギターを試奏した後に「すごく欲しいんですけど・・・他の店回って考えてきてもいいですか!?」と言えば自然に試奏を終えることができます。

試奏するときに見る点は人それぞれですが、私の場合は重量バランスとネックの握り心地を見ます。

重量バランスは座ってギターを弾くときの姿勢のまま、両手を離したときにギターが傾かないかどうかを見ます。ここで傾いてしまうと、弾くときに右手か左手でギターを支えながら弾くことになるので弾きにくいです。

握り心地は握った感触がしっくりくるかどうかです。ネットでギターのスペックをみるとCシェイプとかUシェイプとか書いてありますが、ブランドごとにネックシェイプの基準が違うので試奏しないと握り心地がしっくりくるかわかりません。あと、コードを弾いたときに左手に伝わる振動が心地いいかも見ます。

おわりに

価格帯ごとにおすすめのギターを紹介していきました。記述量からわかるように、FGNが一番おすすめです。

どんなに高いギターでも時間がたつと不満点がでてきます。こんなときmomoseのような高いギターだと改造する精神的なハードルが高くて我慢することになりやすいのですが、FGNくらいの価格帯だと精神的に改造しやすいです。

今回の記事でギターを通販で買うことを肯定しているような印象を受けるかもしれませんが、私自身は試奏して、店員さんと相談して、楽器店で購入するのが一番いい購入方法だと考えています。ネットで情報が手に入るとはいえ、「ギター おすすめ」で検索してもこの記事のようにありきたりな情報ばかりが並び、また自分に合ったギターを探そうにも欲しいギターのイメージを検索に引っかかるような言葉で言語化しなければならず、「本当に自分の欲しいギター」を自分の力で見つけることは容易ではありません。

ギターに詳しい楽器店員さんに抽象的でもいいので欲しいギターのイメージを伝えると色々と提案をしてくれるので、自分の欲しいギターに出会う確率が高くなります。また楽器店でたまたま見かけたギターを試奏したら自分にピッタリだった、ということもあります。たしかに楽器店は通販で買うよりも値段が高いですが、こうした楽器店員さんの知識や提案、偶然の出会いにお金を払っていると考えれば、そこまで高いとは言えないのではないでしょうか?

弾いていて心地いいギター、ずっと弾いていたいと思わせてくれるようなギター、自分に合ったギターを是非探してみて下さい。

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