ASDとエビリファイ
我が家の自閉症スペクトラムっ子、エビリファイを服薬し始めた。
学校、放課後デイからの情報提供書に目を通すドクター。
私も一連の流れを説明し、最近の様子を伝える。
学校には車で送り迎えしなんとか行ってはいるものの、一日中好きにすごしているだけでほぼ授業を受けていないこと。
新しい担任と、うまく噛み合っていないこと。
Dr「漢方でも飲んでみる??」
私「漢方苦いですよね」
Dr「ココアで飲むといいよ」
私「ココア飲めないんです。チョコも」
Dr「じゃあ、厳しいなぁ」
私「……どうしたらいいだろ」
Dr「最近表情はどう?」
私「…晴れない顔してる。学校では涙もうかべるって。」
一歩が踏み出せるようになるように
ちょっと気分が楽になれるように
先生はエビリファイ服用にあたり、そんなふうに説明してくれた。
私の中での葛藤はまだある。
まわりの大人が適切な配慮をすれば、服薬せずにいられるのではないか。服薬を後悔するようなことは起きないだろうか…。
でも、この先の長い人生を考えたとき、まわりへの配慮ばかりを求めて生きるのは違う気がした。「発達障害」というものに甘えすぎて我儘な気がした。
いや、「うちの子にあわせてよ!うちの子をわかってよ!もっとうまくやってよ!」って吠え続けていた自分に気がついた。
このままじゃ、我が子も私も、生きていけない。二人だけで孤立するだけだって。
薬に頼ってみることで、我が子が少しでも楽になるのなら。そして少しでも過ごしやすくなるのなら。
そのほうが未来は明るい気がした。
「合理的配慮」が必要だからこそ支援級を選択してるにもかかわらず、適切な配慮がなされていない。それにより、学校でうまく過ごせなくなってしまった。それは知っていた。保育所等訪問として学校に行ってくれている作業療法士さんにも聞いていた。
我が子も薬を飲んでみるからさ、学校側ももうちょっとがんばっておくれ…互いに歩み寄り、我が子の為にできる限りでいいから、最善をつくしていこうぜ…。
今はそんな心境。
(ちなみに、学校の担任の先生から、服薬2日目にして「服薬のおかげで切り替えがスムーズにでした」と「ん???」となる報告を受けました…。なんだか疲れがどっとでました。エビリファイは即効性はないはずですのでね…。ふう。)
とまぁ、メモ代わりにとりとめもなくノートに書きなぐり。