誕生日を迎えました
本日、33歳になりました。
また、今日は結婚記念日でもあり、夫と結婚してから2年が経ちます。
夫との結婚生活3年目が突入ですが、こうやってみるとまだまだ日は浅いですね。
私の年齢はもう若くありませんが…涙。
でも、歳を重ねるごとに夫との関係が良いものになってきています。
初めはドキドキしたり、キュンキュンしたりすることもありましたが、今はどちらかといえばお互いの存在を認め合って、信頼しているような感じです。
私と夫は知り合って3回目のデートで付き合って、それから2ヶ月後に結婚しているので、いわゆるスピード婚なのですが、この人と結婚できて良かったなと今でも思います。
私の負担にならないように家事をしてくれて、私を一番大切に思ってくれる夫。
本当に感謝しかありません。
私は夫と出逢えたことで、初めて人を愛すること、人から愛されることを学びました。
ずっとずっと小さい頃から父親代わりを求めていました。
恋愛体質だった私。特に20代前半は異性に依存していたと思います。
15歳くらい離れている人と付き合うことは普通にありましたし、きっと若さを武器にしていたのでしょうね。
愛情に飢えていて、それが辛かったように思います。
私と付き合っていく人は私から去っていく。
私もきっと、その人を通して父親しか見ていなくて、その人自身を見ていなかったのかもしれません。
私の脆さや弱さと、うつの私に耐えられず、私を置いて去っていくように感じていました。
だから、きっとうつの私を好きになる人なんて、この世にいないと思っていました。
そうあの日も…。
私がうつになる時は決まって顔つきがガラッと変わり、口調も変わる。
まるでそれは二重人格のように、私を支配する。
実際二重人格というか、解離性同一性障害だったかもしれないと思うことがある。
私はうつがひどくなると衝動的に薬を大量に飲む、つまりODをする癖があった。
そうすると、2日くらい意識がなくなる。
次に目を覚ます時は2日後なのだが、寝ている間も私自身動いたり、話したりしているようなのだ。
実際は薬の副作用で意識がないのだろう。
ただ、周りが言うにはこの時私が取っている行動は普段の私からは考えられないようなことで、口調も表情も違うらしい。
性格がまるで違うということだった。
「あのね、あのね」
この時の私の話し方は確かこんな感じで、少し幼児化していたり、嬉しそうだったり、大胆な行動を取ったりする。あとよく食べる。
実際私は記憶にないので分からない。
母はそんなもう一人の私を見て、これはもしかして幼い頃の私が出てきているのかな?と思ったらしい。
それから、一定の時間が過ぎると突然バタっと倒れて、眠ってしまう。
次に起きた時は普段の私に戻っているというのが何回も繰り返されていた。
今はODをすることがなくなったのでその症状は出ない。
夫がその姿を見たこともない。
ただ、今年の6月、私のうつ症状はひどかった。
そして、うつになると表情も口調も変わる。
他の誰かになったようだ。
うつがひどくて、仕事がようやく終わるという夫にこう連絡をした。
「もう、私は戻ってこない。あなたの好きな私はもうここにはいない。私はうつの私に支配されてしまったから。あなたの嫌いな私しか、ここにはいない。ごめんなさい。」
それから少し経って、夫は急いで帰ってきた。
息を切らしながらベッドに横たわる私にそっと近づいて、こう言った。
「違うよmocoちゃん。俺は、うつのあなたでも、元気なあなたでも、あなたのこと丸ごと愛しているんだよ!」
私は、その言葉を聞いて、まるで地球がひっくり返ったのではないかと思った。
どうして?私明るくないよ?笑顔じゃないよ?あなたを不幸にするよ?
「それでも、いいんだよ。俺が選んだのは、あなたなのだから。」
私はその日大泣きした。でも、その涙はすごく温かかったと思う。
私は誰かに愛されることで、自分を愛することの大切さを知った。
うつの私はただ愛されたかっただけなのだ。
きっとその子は私に一番愛してもらいたい。
きっとその子は私の代わりにたくさん辛い思いや悲しい思いをしてくれた。
私が壊れないように、私が死なないように、必死で代わりに痛い思いをしてくれたのだ。
だから、もう悲しまないで、苦しまないで。
今までごめんね。ありがとう。
今度は私があなたを守ってあげるよ。
そして、夫のことを私は守りたい。私を守ってくれた夫。
私はあなたの痛みを理解できないかもしれないけれど、
あなたがしてくれたように、あなたのそばにいることはできる。
心の支えにならないかもしれないけれど、体を支えてあげることはできる。
苦しい時、辛い時、嬉しい時、楽しい時。
一緒に悲しんだり、涙を流したり、喜んだり、笑ったりできるよ。
だから、これからもたくさん想い出作っていこうね。
noteで出逢えた方、
いつもありがとうございます。
皆さんの記事が、私の心を潤す。勇気をくれる。励ましてくれる。
この一年も皆さんとたくさん心通わせていきたい。
これからもよろしくお願いします。