fpsゲームと目について
はじめに
FPSゲームにおいて目の使い方はとても重要な要素の一つです。 様々なコーチング系動画で周辺視野だったり、どこを見ているかなど目について少し触れるものの、言葉の定義があいまいだったり感覚的な内容が多いように感じたので、今回は用語の解説からFPSゲームにおける目の使い方などについて話していきます。
※今回の内容は文字数が多く自分でもわけがわからなくなっている箇所があります。内容が重複していたり変換が間違えていたりあるかもしれませんが
おおめにみてください。。。
1. 視覚の基本用語解説
中心視
中心視とは、視野の中で視覚の中心部分を指し、最も詳細で鮮明な情報を捉える範囲のこと。高解像度の視覚情報を処理する能力が高く、色や細かい情報の認識に優れています。通常、中心から5度~7度とされています。
有効視野
中心を見ながら同時に情報処理を行える領域のことで、一般的には左右に30度、上下に20度程度とされています。
有効視野の形状は,視野同様,単純な円形というよりも,垂直方向より水平方向に広い横長な楕円形をしていると考えられています。また,水平方向では左右においてその形状に違いはないとされていますが,垂直方向については,上方向より下方向において有効視野が広いことが報告されています。
周辺視野
周辺視野は、有効視野の外側に広がる視野の部分を指します。これにより、私たちは広い範囲の情報を捉えることができます。周辺視野は動きや光の変化に対する感度が高く、動きの検出や環境の変化に対する反応速度は中心視よりも速い。物の形や大まかな位置を認識するのに役立ちます。ただし、細かい詳細を捉える能力は中心視ほど高くありません。
跳躍性眼球運動
跳躍性眼球運動とは、目の位置を急速に動かす運動であり、視線を一つのポイントから別のポイントに素早く移動させることを指します。
追従性眼球運動
追従性眼球運動は、動いている物体を目で追う運動です。この動きは、動く対象物をなめらかに追跡することで、対象物が視界の中でぶれずに見ることができるようにするために行われます。追従性眼球運動は意識的に行われることが多く、対象物に注意を集中することでその動きを追い続けます。
2. ゲーム中の目の使い方
まずはfpsゲームにおける敵の認識の仕方について。今回は私自身valorantを主にプレイしていることもあり、VALORANTをプレイしているという前提で話していきます。
まずクロスヘアとは、クロスヘアは銃口であり画面の中心をわかりやすくするものです。タルコフをプレイしたことのある人ならわかると思うのですが、中心がわからないとかなり弾が当てにくくaimが難しいです。それを補助するものがクロスヘアとなっています。valorantは頭一発のゲームなので銃口でもあるクロスヘアをヘッドラインに合わせることでフリック方向を横に限定し、プリエイムでその横フリックの幅を狭めています。
よくプ「aimを合わせるとき、どこを見てますか?」という質問があり、多くの人はクロスヘアではなく敵と答えている。それは私自身もそう感じているので言語化しやすい。
敵を視認するまではクロスヘア付近を見ており、敵が出てきたら敵を見てクロスヘアを敵にを合わせている。(プリエイムが出来ている前提です) これは多くのプレイヤーが同意できる内容だと思います。 これまでの内容と私の解釈を踏まえて細かく書いていくと、
敵を視認するまではクロスヘア付近を見ており
↓
プリエイムを行い敵がいる可能性のある位置付近にクロスヘア(銃口)を置くため、クロスヘア付近を見ているという状況になる。
敵が出てきたら敵を見てクロスヘアを敵にを合わせている。
↓
敵が出てきたので敵に中心視を合わせて、中心視に追従させるようにクロスヘアを敵に合わせる。
このような流れが一般的にプレイヤーが行っている動作だと考えています。
ただこの流れの「中心視を敵に合わせる」「クロスヘアを敵に合わせる」のタイミングには個人差があると思われます。【続ゲーム中の目の使い方】にて解説
3. トレーニング方法
跳躍性眼球運動のトレーニング
紙に複数の点を描き、ランダムな順序で目を移動させます。点と点の間で目を素早く動かす練習をします。
この練習は、目の動きの精度とスピードを向上させます。
視線移動ドリル:
紙に複数の点を描き、ランダムな順序で目を移動させます。点と点の間で目を素早く動かす練習をします。
この練習は、目の動きの精度とスピードを向上させます。
追従性眼球運動のトレーニング
手にペンを持ち、顔の前でゆっくりと動かします。
ペンを動かしながら、目でその動きを追いかけます。動きを遅くし、滑らかに追うことに焦点を当てて練習します。
ペン追跡法:
手にペンを持ち、顔の前でゆっくりと動かします。
ペンを動かしながら、目でその動きを追いかけます。動きを遅くし、滑らかに追うことに焦点を当てて練習します。
それぞれのトレーニング方法を紹介したのですが、どれがfpsゲームに効果あるかなどの検証はありません。その為、トレーニング方法については基礎的なトレーニングから始めるのが好ましいのではと考えます。私自身も12/3からこの基礎的なトレーニングを行ってみることで、ビジョントレーニングがfpsゲームの上達に繋がるのか、どのような影響があるのかを調べてみたいと思います。また調べた内容をnoteで共有します。
まとめ
今回自分の興味からfpsに関係ありそうな目についての情報を調べてきたのですが、情報が錯綜しているようで、周辺視野や有効視野、中心視あたりは調べるのが大変でした。記事によって呼び名が違っていたり、内容も少し違っていたりと。。。その為一部内容が間違っている可能性があります。もし間違い等ありましたら教えて頂けると嬉しいです。
多くのスポーツでビジョントレーニングを練習に採用しているという様々な情報が見つかる中、一般的なスポーツよりも目の重要度が高いように考えられるFPSゲームにおいて練習しているといった話をあまり聞かなかったのでビジョントレーニングについても調べてみました。参考になれば幸いです。
ここから先の話は有料部分するつもりで書き始めたのですが、金とるような内容でもないなと思い無料にした部分です。
4.続ゲーム中の目の使い方
VALOで敵を倒す際、現状自分自身で認識出来ている目の動きのケースを分類するとしたらこの3つに分けられると思う
1.クロスヘアの近くの敵に対して敵の動きの詳細をしっかりと認識しながらAIMを合わせるケース
2.プリエイム時点で敵とクロスヘアがあっており、クリックするだけのケース
3.見ている場所とは違うところから敵が現れたのにも関わらずフリックでAIMがあうケース。
1.クロスヘアの近くの敵に対して敵の動きの詳細をしっかりと認識しながらAIMを合わせるケース
プリエイムを行うVALOにおいて一般的な撃ち合い状況で起こるaim方法だと思います。
これは有効視野内の敵にaimを合わせる際の動きになります。 跳躍性眼球運動で敵を中心視で捉える。その動きに追従させるようにaimを動かします。
有効視野内での跳躍性眼球運動は高解像度かつ細かい情報を処理できるため、正確なaimになりやすいと考えられる。
初弾を外した場合はすでに敵に中心視を合わせているので追従性眼球運動で敵を追従してそれに合わせているaimしている。
1.の場合の目の一連の流れになります。
初弾を外した
→跳躍性眼球運動が苦手で敵を見ることが出来ていない
→AIMミス
撃ち直しが当たらない
→追従性眼球運動が苦手で敵を見ることが出来ていない。
→AIMミス
といったように原因を分けることが出来ます。
aimミスに関しては最後の方に少し触れます。ここでのメインは目の動きなので。
自分の撃ち合いを見直して、
初弾が当たっていないケースが多い場合、跳躍性眼球運動を鍛える必要があり、撃ち直しが当たらない場合は追従性眼球運動を鍛える必要があると考えることが出来ます。それぞれの鍛え方に関しては既に一部紹介したのですが、aimとリンクさせる必要も考慮すると、aimlabや射撃場など実際にaimを合わせながらその目の動きを練習する必要もあるでしょう。
有効視野内の「跳躍性眼球運動」はaimlabのグリットショットシックスショットなどのフリックタスクや射撃場のbot撃ちなので練習することが出来るでしょう。ただaimに思考を持っていかれるので目の動きのみとaim含めたトレーニングを分けて行うのが理想だと考えられます。
「跳躍性眼球運動」に関しては一律同じ動作になります。aimlabのトラッキングタスクや射撃場にて移動ONのBOTをトラッキングなどが良い練習になるでしょう。ただ先ほどと同じで目の動きのみの練習も必要でしょう。
2.プリエイム時点で敵とクロスヘアがあっており、クリックするだけのケース
aimを動かさずとも敵を倒せるプリエイムや置き位置あっている場合に起こる接敵
中心視でみている位置に敵がいる状況で中心視とクロスヘアの動きが一致している場合はkillすることが出来ます。自分の見ている(中心視)位置にaimを合わせる能力を鍛えるくらいしか目についてはありません。どちらかというとプリエイムをよりきれいに行うことでこのケースを増やすことが出来ます。プリエイムはトラッキングエイムとMAP理解度を上げることで上達するでしょう。
3.見ている場所とは違うところから敵が現れたのにも関わらずフリックでAIMがあうケース。
画面端など、見ていない場所に敵が出てきた、居た際に起こるaim方法
周辺視野で捉えた敵に「跳躍性眼球運動」で中心視を合わせ、それに追従させるようにaimを合わせます。周辺視野で認識しているので反応は速いのですが、詳細な情報がないため、「跳躍性眼球運動」も速度が若干遅くなりがちで、精度も有効視野に比べると低くなります。
大体の目の一連の流れは1.と同じなのですが、周辺視野での「跳躍性眼球運動」になるので練習する場合は的同士が離れている必要があります。VALOなら1体でのBOT撃ちや100killBOT、aimlabならシックスショットやヘッドショットなどが練習にいいでしょう。
このような感じにaimしている際の目の動きが分けられ、それぞれ鍛えられると思います。
自分の撃ち合いで得意不得意があると思うのでこれに当てはめてみて苦手な目の動きを知ることが出来れば上達に繋がると思います。
ここまで目の動きとaimについて話してきましたが、これらはある程度aimが出来ること前提で話しています。 FPS初心者の方でこの記事を読んでくれている場合、基礎的なビジョントレーニングを行う分にはいいと思うのですが、まずは自分の見ている位置とクロスヘアを一致させることが出来るようになることを目指すと良いと思います。デスマッチやBOT撃ちなどがおすすめです。
初心者の方は地面や壁にクロスヘアが向いており、自分の中心視している位置と一致していないケースが多くみられます。自分の見ている位置とクロスヘア(マウスの動き)が一致していないと起こる現象として自分の中では敵を見れているのにaimが出来ず負けてしまう事が挙げられる。これはよく「反応速度が~」とか言う人が多いのだが、敵を視認するといった目の動き出来ているがそれに合わせてクロスヘアを動かす(aimする)といった行動に移せていない「反応-行動の不一致」が起きています。 めちゃわかりやすい例 叩いてかぶってじゃんけんでじゃんけんに勝ったのにハリセンを持つという行動が遅れ叩けない、叩くのが遅れるような感じ。 じゃんけんに勝つ=叩くがわかっていてもハリセンを持って叩くという行動に慣れておらず行動が遅れている。なのでデスマッチなどでプリエイムを意識しながら敵が出てきたらaimを合わせるといった一連の動作をスムーズに出来るように練習するといいでしょう。
時々起こる神フリックについて
プロの視点見てると周辺視野でとらえた敵に対するaimというかkill速度はやくね?という疑問が生まれた。
もちろん反応出来ていないケースやaimがあっていないケースもある。
そこで考えたのだが、プロは周辺視野に対してaim出来る説。
周辺視野は動きなどに対する反応速度が中心視よりも速い。
通常のプロセスは前述したとおり
周辺視野で敵を認識した後
→敵に中心視を合わせる(跳躍性眼球運動)
→aimを合わせる
この二つの動作がほぼ同時に行われるのですが、繰り返しaimをし続けた結果
周辺視野で敵を認識した後そのまま周辺視野で認識した位置にaimを合わせることが可能になっている可能性があるということです。その現状が起こる理由として
1.周辺視野で捉えた敵の位置にaimする為にはどのくらいaimを動かせばよいかがマッスルメモリによって記憶されている
2.敵に対して戦闘・逃走反応が発生しており、眼と手の協調関係でaimしている
このどちらかまたは両方が理由にありそうです。
最近では周辺視野で敵を捕らえた際にaimをするのではなく歩くケースも見られる。
歩くことで弾除けをしその間にaimを合わせる時間を作るという撃ち方です。
敵を視認→aimを合わせる
敵を視認→歩く →aimを合わせる
これは歩くために必要な動作とaimする為に必要な動作量の差により成立している動きで、歩く動作がキーを押すだけなので敵がaimを合わせる動作をしている間に自分が歩けており、自分がaimを合わせる時間を作れるという形です。これは通常aimで負けるシーンをキャラコンで勝てるように出来る手段です。もちろん敵を撃つまでに時間がかかってしまうので、敵が動きをトラッキングして弾を当ててくる場合や相手が二点撃ちしてくる場合などもありえます。それでも撃ち合いの土俵に持っていけてるので強い動きだと思います。
最後に
書いている途中で考えが膨らんでしまい、わかりにくい説明や言い回しがあるかもしれませんが、ここまで読んで頂きありがとうございます。
何かわからない点や内容が間違っているなどありましたら、教えて頂けると幸いです。
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