文学フリマ東京39 2人で作った『26歳の記録』を出します
文章は、その都度自分の真ん中にあるものをみつめる営みだと思う。過ぎ去ってしまった後には溶けて見えなくなってしまうようなその輪郭を、辿るために書いているのだと思う。
そしてそれらを、心地よい形で開いていられたらうれしいとも思う。
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移り変わっているなぁ、と思うことが増えた26歳の年。書きたかった関係性やできごとたくさんあり、その一部を記録しました。
意図しなくても多くの人が目に触れられるSNSも好きだけれど、真ん中で感じていることを掬え切れていないような気もして、大切な部分を受け取りやすく、純粋にまとめて、手に取ってもらった人に静かに届いていくような本(ZINE)がしっくりくるな、と思い今回つくりました。
ZINEをつくりたいと話したところ、福井県の地域おこし協力隊として町の印刷所づくりに携わっている同い年の友達ひびきから、「一緒に作ってみたい」と声をかけてもらい、2人で共通のテーマについて、それぞれ綴ることにしました。
読んでもらうための文章を書くとなると、ぴったりはまる言葉を、パズルのピースのように探すことに手が抜けなくなり、楽しくもあり、根気のいるときもあり。
けれど、言葉を探し続けることで、当時の輪郭が確かに鮮明になって掴めるようになっていくのを感じられた日々でもありました。
できたZINEは12/1の文学フリマ東京で「ローカル×ローカル」さんのブース(O-50)に置かせてもらい、1,000円で販売します。
ひびきが携わっている「大野の印刷室・編集 みなと」や、郵送での販売(1,200円/送料込)も小さくします。何かのご縁があれば、手に取ってもらえたらうれしいです。