ファインマンポイントとお祓い
神様がいるかいないかはわからないけど、「お祓い」っていうのは確かに意味があるんじゃないかって思っているのです…
円周率をずーっと追ってくと小数点以下762桁目から「9」が6個連続で並ぶらしくて、これをファインマンポイントって言うんですよ。
名前の由来は、アメリカの物理学者にファインマンさんという人がいて、彼がこの連続して同じ数字の並ぶ762桁目まで円周率を覚えたいと講義で言って、実際に覚えたからだとかなんとか。
円周率ってほぼランダムに数字が並んでいるらしくて、っていうことは、同じ数字がいくつも並ぶような偏りも当然出てくるんだよね。
円周率じゃなくても、例えばコインを投げ続けてれば表ばっかり出る時もあるし、その逆もあって、むしろ交互に表と裏が順番に出ることのほうがおかしいんだよね。
でもそんな偏りがあっても結局のところ表が出た数も裏が出た数もほぼ同じに収束するんだって。
これって、普段の生活でもきっとおんなじで、運が良いことが続く事があれば、悪いことが続くこともあるわけで。
そんな中でもすごく悪いことが続いちゃうような、いわゆる「人生のファインマンポイント」みたいなときもあると思うわけさ。
悪い方に偏ってる瞬間ね。
全体的に悪い方に偏ってて、目に見えない理不尽を克服するために、時には神様に縋ることもあると思うのですよ。
神社にいってお祓いしてもらったりね。
お祓いをしても、別に何も変わらないかもしれないし、本当に神力みたいなのがあるのかもしれない。
でも、お祓いをしてもらいたいような時って、主観的に悪い方に偏っているわけで、そんな良いことも悪いことも最終的には半々くらいになるんだったら、お祓いを境にこれ以上、円周率でいうところの「9」が続かなくなる可能性の方が大きいのかなって。
だから、お祓いっていうのは実は効果があって、「お祓い」っていう概念を知ってて、「そろそろお祓いしてもらいたい・・・」って思うときは多分、円周率でいうところの762桁目から連続して同じ数字が出続けている、768桁目の最後の「9」の時なんじゃないかなって思ったりするのです。
そんな、ファインマンさんが円周率の暗唱を締めくくるようなポイントを自分でなんとなく認識することこそが、「お祓い」なんじゃないかな、なんて思ったのでした。