ネコ耳クラウド
パソコンとかハードディスクを買い換えていく度に、中にあるデータをどんどん引き継いでいくわけなんだけどさ。
そういう振る舞いって生物の遺伝子みたいだなあって前から思ってるんだよね。
ほら、ハードディスクとかパソコンとかは年々進化していってるじゃん?
たとえば、一番始めに使っていたパソコンの、HD容量をいっぱいにまで圧迫していた過去のデータなんかは、今じゃ、まるごとコピーしても全然余裕だったりするし。
これ、人間なんかも原初の魚みたいな状態がそのまま情報として残ってたりするっていうのは、同じように物理的な記憶容量が肉体の進化に合わせてどんどん増えてったってことなのかもしれないよね。
コンピューターの世界だと、最近じゃクラウドなんかも出てきて、安価に大量のデータを預けて置けるから、必要なときだけそこから引っ張ってくれば良くて、パソコンを買い替えても、データのコピーとか引き継ぎとかだんだん必要なくなってきてるじゃん?
生物も案外おんなじ経路をたどってみたりするかもしれないよね。
なんかクラウド…っていうか、天国みたいなところに生物の遺伝情報がどんどん積み重なってってさ、肉体的な制約が無くなってくの。
まるでタブレットやPCやスマホからクラウドに保存された必要な情報を好きな時に好きなところからアクセス出来るようにさ。
実は天使だとか妖精だとかオバケだとか妖怪だとかって、そういう見えたり見えなかったりどこかにいたりいなかったりするのって、案外、クラウド(雲の上)に遺伝子情報が保存された次世代型生物のプロトタイプだったりしてね。