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ビジュアル・プログラミング言語

先にも書いたがプログラミングはアルゴリズミックな記述である。プログラムの記述にはプログラミング言語を使う。言語なので一定の文法があり低学年の学生には難しい面もある。

そこで考え出されたものがビジュアル・プログラミング言語である。図形で表現されたものをマウスなどで操作して並べ替えてプログラミングする。実際には裏で適当なプログラミング言語に翻訳されて実行される。子供がレゴで遊ぶのと変わらない。楽しい経験をさせることにはプラスである。

ただ、いずれはビジュアル・プログラミング言語から通常のプログラミング言語に移行しなければならない時がくる。その障壁は高いような気がする。文法はもちろんだが、アルゴリズムとデータ構造(最近ではクラスも)に関する記述に慣れるにはある程度の忍耐と時間を必要とする。

英語の教育は低学年でも英語のままでスタートする。プログラミングも本来のプログラミング言語からスタートした方がいいような気がしている。例えば無料で使えるPythonのような言語は低学年でも扱いやすい。コンピュータの物理的な制約からくる変数の型やメモリの確保の問題などめんどうな事を考えなくて済む。また、すぐに使える無料のライブラリやモジュールも豊富にある。言語なので早い段階からふれさせておいた方がベターである。

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