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BF新規展開パターン&金満で謙虚な壺のコストについて
はじめに
タイトルにある通り、今回はBFデッキにおける新たな展開パターンの紹介と、それに伴って質問箱でよく聞かれる、「金満で謙虚な壺で何を除外してますか?」について、どういう手札で、どんな状況で、何を目指すために、何故このカードをコストにするのかを解説していこうと思います。
前回解説した新規BF達を用いた展開からどう変化したのかなども合わせて見ていただけると幸いです。
基本構築
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シムーン+コスト(ゼピュロス以外)①
最終盤面:BFAD×2+ディスパテル+アビス+ノートゥングorオニマル+ツインシャドウ+墓地サルンガ
シムーンef旋風置いてシムーンns旋風efスズリサーチ
スズリnsスズリefシャマール、旋風efヴァータサーチ
シャマールef黒羽置いてヴァータss、ヴァータefチヌークゼピュロス墓地送りBFDss
黒羽efヴァータss、ゼピュロスef黒羽回収ゼピュロスss
スズリefシムーンリリース幻燿トークンss、幻燿トークン+スズリでノートゥングss
ノートゥングefシャマールefスズリ回収、スズリnsスズリefツインシャドウサーチ旋風efサルンガサーチ
サルンガssサルンガ+スズリでボレアースss、ボレアースefオロシ墓地落としレベル1に黒羽efシャマールss
ヴァータ+BFDでディスパテルss、シャマール+ゼピュロスでBFDss、BFD+ボレアースでアビスss
墓地のボレアース+BFD除外しBFADss、ディスパテルef除外ゾーンからボレアースss
ボレアース+ノートゥングでオニマルss、もしくは場のボレアース(オニマル出した場合は墓地の)と墓地のBFD除外しBFADss
解説
この展開は墓地にシャマールを置くことで、ツインシャドウからシルバーウィンドを出しつつ、シャマールでスズリを回収して次のターンの初動を確保する動き方になります。
安定性を重視するならこの展開が有効です。
シムーン+コスト(ゼピュロス以外)②
最終盤面:BFAD×3orBFAD×2+FAW+アビス+ディスパテル+ツインシャドウ+墓地サルンガ
シムーンef旋風置いてシムーンns旋風efスズリサーチ
スズリnsスズリefシャマール、旋風efヴァータサーチ
シャマールef黒羽置いてヴァータss、ヴァータefチヌークゼピュロス墓地送りBFDss
黒羽efヴァータss、ゼピュロスef黒羽回収ゼピュロスss
スズリefシムーンリリース幻燿トークンss、幻燿トークン+スズリでノートゥングss
ノートゥングefシャマールefスズリ回収、スズリnsスズリefツインシャドウサーチ旋風efサルンガサーチ
サルンガssサルンガ+スズリでボレアースss、ボレアースefオロシ墓地落としレベル1に黒羽efサルンガss
サルンガ+ノートゥングでBFDss、ヴァータ+BFDでディスパテルss、ボレアース+BFDでアビスss
墓地のボレアース+BFD除外しBFADss、ディスパテルefボレアースss
ボレアース+スズリでBFAD or FAWss、墓地のボレアース+BFD除外しBFADss
解説
①と違い、制圧力を上げた展開になります。
BFAD×3によるモンスター効果発動への圧力を高めたり、ツインシャドウ+サルンガの破壊を保ちつつ完全耐性のFAWを踏み越えるのを相手に要求します。
爆発力特化で次ターンのリソースを確保せず、返しのターンで前盤面だけでキルに持っていくという殺意を持った展開です。
シムーン+コスト(ゼピュロス)①
最終盤面:ディスパテル+アビス+BFAD×3+ノートゥング or BFAD×2+アンヘルorFAW+ノートゥング
シムーンefゼピュロス除外し旋風置いてシムーンns旋風efスズリサーチ
スズリnsスズリefシャマール、旋風efヴァータサーチ
シャマールef黒羽置いてヴァータss、ヴァータ+シムーンでBFDss
黒羽efゼピュロスss、スズリefスズリリリース幻燿トークンss、幻燿トークン+ゼピュロスでノートゥングss
ノートゥングefシャマールefスズリ回収、ゼピュロスef黒羽回収ゼピュロスss、黒羽発動
スズリnsスズリefツインシャドウサーチ旋風efサルンガサーチ
サルンガssサルンガ+ゼピュロスでボレアースss、ボレアースefオロシ落としてレベル1に
ツインシャドウ発動ヴァータシムーン戻してBFDss、黒羽efサルンガss
ボレアース+BFDでアビスss、サルンガ+BFDでディスパテルss、墓地のボレアース+BFD除外しBFADss
ディスパテルefボレアースss、ボレアース+スズリでBFAD or FAW or アンヘルss、墓地のボレアース+BFD除外しBFADss
解説
シムーンのコストがゼピュロスの場合、ヴァータでゼピュロスを墓地に落とせない(2枚以上採用している場合は別ですが)ため、通常のシムーン展開とは異なる動き方をする必要があります。
いくつか分岐しますが、コストがゼピュロスの場合でもフル展開が可能になります。
シムーン+コスト(ゼピュロス)②
最終盤面:BFAD×2+オガドラ+アビス
シムーンefゼピュロス除外し旋風置いてシムーンns旋風efスズリサーチ
スズリnsスズリefシャマール、旋風efヴァータサーチ
シャマールef黒羽置いてヴァータss、ヴァータ+シムーンでBFDss
黒羽efゼピュロスss、スズリefスズリリリース幻燿トークンss、幻燿トークン+ゼピュロスでノートゥングss
ノートゥングefシャマールefスズリ回収、ゼピュロスef黒羽回収ゼピュロスss、黒羽発動
スズリnsスズリef黒羽サーチ旋風efサルンガサーチ
黒羽2枚目発動サルンガssサルンガ+スズリでボレアースss、ボレアースefオロシ墓地落としレベル1に黒羽Aefヴァータss
ボレアース+BFDでアビスss、ヴァータ+ノートゥングでオーガドラグーンss、墓地のボレアース+BFD除外しBFADss
黒羽Befボレアースss、ボレアース+ゼピュロスでBFADss
解説
①と違う点は、BFAD2体立てつつなんでも無効1回と魔法罠1回無効で2本目以降の相手の捲り札の拮抗やサンボルなどをケアした展開になります。
これに素引ツインシャドウがあると、シルバーウィンド+サルンガ+チヌークの3妨害が加わるので盤面はかなり硬いです。
スズリ+黒い旋風①
最終盤面:バロネス+ディスパテル+BFAD×2+ツインシャドウ+墓地サルンガ、相手ターンシルバーウィンド+チヌーク
旋風発動スズリnsスズリefシャマール、旋風efヴァータサーチ
シャマールef黒羽置いてヴァータss、ヴァータ+スズリでボレアースss
ボレアースefゼピュロス落としLv4に、黒羽efヴァータss
ゼピュロスef黒羽回収ゼピュロスss、ヴァータ+ゼピュロスでノートゥングss
ノートゥングefシャマールefスズリ回収、黒羽efヴァータss
スズリnsスズリefツインシャドウサーチ旋風efサルンガサーチ
ノートゥング+ボレアースでバロネスss、ヴァータefシムーン墓地送りBFDss
サルンガss、サルンガ+BFDでディスパテルss
墓地のBFD+ボレアース除外しBFADss、ディスパテルefボレアースss、ボレアース+スズリでBFADss
解説
バロネスを出す展開です。
基本的にBFの先攻展開はニビルを止める手段がないため、シムーン展開の場合全ての展開を終えた後のメイン終了時にニビルを打たれると盤面が崩壊します。
そこをバロネスで補填するのがこの展開です。
二ビルは展開のどこに当てられるかにもよりますが、手札次第では展開途中に打つとケア出来る場合があるため、それ以外の場合の展開が全て終わった後のケアを想定した展開になります。
最悪、ツインシャドウを手札に持っておけば二ビルケアしつつリソース確保と妨害ができるので、BF使う人でニビルをケアしたい人はバロネス展開とツインシャドウを抱えることを覚えておきましょう。
スズリ+黒い旋風②
最終盤面:アビス+ディスパテル+BFAD×2+ツインシャドウ+墓地サルンガ
旋風発動スズリnsスズリefシャマールサーチ旋風efヴァータサーチ
シャマールef黒羽置いてヴァータss、ヴァータefチヌークゼピュロス落としBFDss
黒羽efヴァータssゼピュロスef黒羽回収ゼピュロスss、黒羽発動
ヴァータ+スズリでノートゥングss、ノートゥングefシャマールefスズリ回収
スズリnsスズリefツインシャドウサーチ、旋風efサルンガサーチ
サルンガssサルンガ+ゼピュロスでボレアースss、ボレアースefオロシ落としてレベル1に
スズリefノートゥングリリース幻燿トークンss、幻燿トークン+BFDでディスパテルss
黒羽efシャマールss、シャマール+スズリでBFDss、BFD+ボレアースでアビスss
墓地のBFD+ボレアース除外しBFADss、ディスパテルefボレアースss、場のボレアース+墓地のBFD除外しBFADss
解説
こちらはバロネス展開をせずにヴァータ効果から始まる展開になります。
多くの人はこちらの展開が主流になるかと思いますが、この展開のいい点はヴァータにうらら泡影ヴェーラーを貰っても①のバロネス展開にシフトできる点です。
逆に、①はボレアースに対するうらら泡影ヴェーラーを貰ってもこちらの②の展開にシフトできるため相互展開が可能な点です。
スズリ+黒い旋風の基本展開なので初めてBF使う人は絶対に覚えましょう。
シャマール+黒い旋風
最終盤面:ディスパテル+BFAD×2+ノートゥング+ツインシャドウ+墓地サルンガ
旋風発動シャマールns旋風efヴァータサーチ、ヴァータss
シャマールef黒羽置いてヴァータefチヌークゼピュロス落としBFDss
黒羽efヴァータss、ゼピュロスef黒羽回収ゼピュロスss
黒羽発動、ヴァータ+ゼピュロスでボレアースss、ボレアースefスズリ落としてレベル4に、黒羽efチヌークss
ボレアース+チヌークでノートゥングss、ノートゥングefシャマールefスズリ回収
スズリnsスズリefツインシャドウサーチ、旋風efサルンガサーチ
サルンガss、サルンガ+BFDでディスパテルss、墓地のボレアース+BFD除外しBFADss
ディスパテルefボレアースss、ボレアース+スズリでBFADss
解説
シャマール+黒い旋風初動の展開になります。
この展開はヴァータに対する誘発に弱く、信頼度は低めの展開ですが、ハルマッタン、ブラスト、クリスのssできる星4になる非チューナーがあることで展開の補填が可能になります。
ヴァータに誘発を貰わなかった場合は、ハルマッタンであればボレアースでスズリを落とした際に黒羽は使わず、ハルマッタン+ボレアースでノートゥングを作るか、黒羽発動してヴァータssしてハルマッタンssして効果で星4にしノートゥングを出すかの分岐になります。
前者の場合は最終盤面がBFAD×2+アビス+ディスパテル+ツインシャドウで相手ターンにシルバーウィンドから黒羽でチヌーク、シャマールでスズリ回収するという展開になります。
後者ならBFAD×2+ディスパテル+FAW or アンヘル or BFAD+ツインシャドウになります。
ヴァータ+シャマール
最終盤面:ディスパテル+BFAD×2+ツインシャドウ
ヴァータnsシャマールef黒羽置いてヴァータefチヌークゼピュロス落としBFDss
黒羽efヴァータss、ゼピュロスef黒羽回収ゼピュロスss、ヴァータ+ゼピュロスでボレアースss
ボレアースefスズリ落としてレベル4に、黒羽efチヌークss
ボレアース+チヌークでノートゥングss、ノートゥングefシャマールefスズリ回収
スズリnsツインシャドウサーチ、スズリefノートゥングリリース幻燿トークンss
幻燿トークン+BFDでディスパテルss、墓地のボレアース+BFD除外しBFADss
ディスパテルefボレアースss、ボレアース+スズリでBFADss
解説
ヴァータ初動の基本展開になります。最低限BFAD×2を立てつつ、ツインシャドウ+サルンガ+チヌークの3妨害を追加出来ます。
ヴァータ+黒羽の旋風の場合だと、シャマールでスズリを回収する動きが出来ないため展開ルートが分岐します。
その場合、黒羽でのssする択がチヌークorゼピュロスになります。
前者ならオーガドラグーン+BFAD+ディスパテル、後者ならBFAD×2+ディスパテルになります。
ヴァータ+黒い旋風①
最終盤面:BFAD+アビス or ディスパテル+ボレアース(ディスパテルを出した場合)+墓地サルンガ
旋風発動、ヴァータns旋風efサルンガサーチ、ヴァータefチヌークゼピュロス落としBFDss
ゼピュロスef旋風回収ゼピュロスss、サルンガssサルンガ+ゼピュロスでボレアースss
ボレアースefオロシ落としてレベル1に(アビスルート→①へ) or ヴァータ落としてレベル2に(ディスパテルルート→②へ)
①ボレアース+BFDでアビスss、墓地のボレアース+BFD除外しBFADss
②ボレアース+BFDでディスパテルss、墓地のボレアース+BFD除外しBFADss、ディスパテルefボレアースss
解説
ヴァータ+黒い旋風の展開方法です。ヴァータ初動では最も弱い展開なので、これをやらざるを得ない時は泣きながら誘発来るなと心の中で叫びながら展開します。
分岐ルートのどちらの場合も、ハルマッタン素引きで展開がさらに伸び、ヴァータに対する誘発もケアできます。
ハルマッタンありの場合は、ハルマッタンのレベル変動効果を使用することで展開がさらに分岐します。
ディスパテルルートの場合
①ハルマッタンをレベル2に
最終盤面:BFAD+ディスパテル+オーガドラグーンor龍鬼神
②ハルマッタンをレベル4に
最終盤面:BFAD×2+ディスパテル or BFAD+FAW+ディスパテル
他にも択はありますが、代表的なのはこんなところです。
ヴァータ+黒い旋風②
最終盤面:オニマル+BFAD+墓地サルンガ+ハンドチヌーク
旋風発動、ヴァータns旋風efサルンガサーチ、ヴァータefチヌークゼピュロス落としBFDss
ゼピュロスef旋風回収ゼピュロスss、サルンガssサルンガ+ゼピュロスでボレアースss
ボレアースefシャマール落としてレベル4に
ボレアース+BFDでオニマルss、シャマールefチヌーク回収
墓地のボレアース+BFD除外しBFADss
解説
ヴァータ+黒い旋風で3妨害作る展開パターンです。
オニマルがBFネームを持っているため、シャマールの効果起動のトリガーになることと、墓地のサルンガが誘発即時と化すことで2妨害増えるのが強みです。
オニマル自身も効果破壊耐性があるため、ライストサンボルで破壊されないため2妨害を維持しやすく、結界波を食らったとしてもサルンガチヌークの妨害は変わらないため意外と硬いです。
ゼピュロス+黒い旋風+シャマール
最終盤面:BFAD×2+アビス+ディスパテル+ツインシャドウ+墓地サルンガ
旋風発動ゼピュロスns旋風efヴァータサーチ、シャマールef黒羽置いてヴァータss
ヴァータefチヌークスズリ落としBFDss、黒羽efヴァータss
ヴァータ+ゼピュロスでノートゥングss、ノートゥングefシャマールefスズリ回収、スズリns
スズリefツインシャドウサーチ、旋風efサルンガサーチ
ゼピュロスef黒羽回収ゼピュロスss、スズリefノートゥングリリース幻燿トークンss
幻燿トークン+スズリでボレアースss、ボレアースefオロシ落としてレベル1に、黒羽efシャマールss
ボレアース+BFDでアビスss、シャマール+ゼピュロスでBFDss、サルンガssサルンガ+BFDでディスパテルss
墓地のボレアース+BFD除外しBFADss、ディスパテルefボレアースss、場のボレアース+墓地のBFD除外しBFADss
解説
ゼピュロス素引きの場合の展開になりますが、これだけ3枚初動になるため再現度は他と比べて低めです。
要求値も高いので引いてきてやらざるをえない場合の展開と割り切ります。
以上が新規が来てからの追加になったBFの先攻展開の一覧になります。
金満で謙虚な壺のコストについて
続いて、金満で謙虚な壺(以下金謙)のコストの解説になります。
これは先攻か後攻か相手の盤面によってコストの選択が変わるため、場面ごとで解説します。
基本的にはそのハンドでできること、狙いたいことを考えて金謙で何を持ってきたいのかと、捲れる確率を考えて選定します。
初手のBFがシムーンの場合
基本的にコスト3枚でBFモンスターを探しにいきます。
シムーンしか手札にBFモンスターがいない場合は、デッキにBFモンスターが17〜18枚程度眠っているため、BFモンスターを引き当てる確率が
コスト3枚の場合、87.5〜89.6%
コスト6枚の場合、98.8〜99.2%
になります。
確率的には3枚でもほぼほぼ外れることはないため、最低限のコストで済ませます。
その際のコストは、シムーン展開の際に使用しないものから選定します。
候補としては、バロネス、オーガドラグーン、アンヘル、ボレアース2枚目、BFAD3枚目になります。
アビス+オーガドラグーンで置物2体にしないのであればバロネス、オガドラ、ボレアース、置物を置くならバロネス、アンヘル、ボレアースを飛ばします。
相手が万別などの永続罠を使用してくるタイプなら、メタビ寄りなデッキタイプなためBFADが妨害として機能しづらいので、バロネス、BFAD、ボレアースを飛ばします。
ヴァータ+黒羽の旋風で万別をアンヘルで処理できるため、アンヘルは確実に残します。
展開方法は
ヴァータns黒羽発動、ヴァータefチヌークゼピュロス落としBFDss
黒羽efヴァータss、ヴァータ+BFDでアンヘルss、アンヘルef万別除外
ヴァータ、BFD、アンヘルが全て種族が異なり、属性は一緒のため御前や万別の影響を受けず処理が可能です。
シムーンのコストがある場合は誘発ケア札があるなしで考えます。
墓穴抹殺があるならコスト3枚、コストになるBFモンスターが2枚(その内1枚はシャマールorスズリが望ましい)ある場合もコスト3枚で誘発ケア札を探しにいきます。
いずれもない場合は誘発ケア札を全力で探しにいくためコスト6枚でいきます。
墓穴抹殺うららでGうらら泡影などのケアを考えた際
コスト3枚の場合、44.2%
コスト6枚の場合、70.7%
となり、墓穴抹殺うららは6枚コストでも70%程度です。
シムーンのコストがあり、旋風に対するうららをケアする場合はスズリ、シャマールも上記に加えて候補になるため、以下のように変わります。
コスト3枚の場合、72.9%
コスト6枚の場合、93.8%
より確実性を求めるなら、6枚コストにすればシムーン展開での旋風に対するうららをケアできますし、金謙にうららを当てて来るならこちらはシムーン展開をすんなり通せるためうららチェックも出来ます。
墓穴抹殺がある場合のコスト3枚の確率は前述の通り87.5〜89.6%で追加のBFモンスターがヒットします。
誘発を探しにいくなら、Gうらら泡影の9枚を想定した場合60.2%で誘発のどれかがヒットします。
BFモンスターが2枚以上ある場合、Gケアが出来るかどうかで考えますが、上手い人は大体金謙にチェーンでGを投げてくるため最低限の展開で止まるための札を探しにいきます。
その際の最も妨害数が多いのはFAW+チヌーク+サルンガの2妨害+完全耐性を場に出すことです。
上記を想定するなら最短でも3ドローになります。
よりドロー枚数を抑えるなら、FAW+チヌーク+次ターンのリソース確保を狙いにいく展開です。
こちらの場合は1ドローで済みます。具体的にはシャマールを持っているかどうかが鍵になります。
よって、シャマールがない場合はシャマールを探しにいきます。
シャマールを金謙で加えたら、シムーン旋風efスズリサーチ、シャマールns旋風efでチヌーク加えてFAW出してターンを返せば、次ターンのリソースを確保しつつ1妨害の完全耐性を場に置けます。
シャマール+BFモンスターの組み合わせで持っているなら、金謙でスズリやヴァータ、ツインシャドウを探しにいきます。
この場合も1ドローで済み、次ターンのリソース+展開札の確保が出来ます。
確率を上げるなら、シムーンの効果を使用した後に金謙を打つと底上げできます。
初手のBFがスズリの場合
こちらも基本的にはコスト3枚でいきます。
ただし、先攻展開の場合で、後攻では捲り札やチヌーク泡影などを探すためコスト6枚でいきます。
スズリは展開パターンの組み合わせが多いため、どれと相方を組むかで展開を考える必要があります。
スズリとの組み合わせで展開できる択は
①ヴァータ(スズリでシャマールサーチ)
②シャマール(スズリでヴァータサーチ)
③黒い旋風(スズリでシャマール、旋風でヴァータサーチ)
④黒羽の旋風(スズリでヴァータサーチ)
⑤サルンガorオロシ(いずれもスズリでヴァータサーチ)
⑥シムーン(この場合はシムーン展開に切り替えます)
上記のような択があり、大体の構築でシムーン3枚、ヴァータ3枚、シャマール3枚、黒い旋風3枚、黒羽の旋風2枚、サルンガ1枚、オロシ1枚の計16枚を探す形になるはずです。
その内の1枚が捲れる確率は
コスト3枚の場合、85.2%
コスト6枚の場合、98.3%
になります。
特に有効なシムーン、ヴァータ、シャマール、黒い旋風の12枚の内いずれかを探す場合
コスト3枚の場合、72.9%
コスト6枚の場合、93.7%
になります。
誘発ケアの札である墓穴抹殺うららなどがない場合はコスト6枚でヴァータ or 黒い旋風を探しにいきます。
その場合の確率は70.7%の確率でヴァータまたは黒い旋風が的中します。
より確実性を求めるなら、コスト6枚で90%以上の確率で持ってこれる選択も有りです。
次にコストに関してですが、スズリ展開の終着点をどこに置くかで変えます。
例えば、スズリ+黒い旋風でバロネス展開目指すなら、誘発ケア札がないと途端に苦しくなるため墓穴抹殺が同時に引けてないならこの選択は捨てます。
スズリ+黒い旋風でBFAD×2+ディスパテル+アビス+ツインシャドウからシルバーウィンドを狙うなら、展開に使用するのはBFD×2、BFAD×2、ディスパテル、アビス、ノートゥング、ボレアース、シルバーウィンドの計9枚なので、必然的にそれ以外の6枚がコストになります。
また、上記でチヌークも使用するとしたら、シルバーウィンドを出すためにEXにボレアースまたはノートゥングを戻したいので、ツインシャドウで戻すのは必然的に
①ノートゥング+ヴァータorサルンガ
②ボレアース+チヌーク
の2択になり、墓地・除外ゾーンにチヌークが2枚存在しない場合はノートゥング+ヴァータorサルンガを戻さないと妨害数が減ります。
ツインシャドウでシルバーウィンドを出した際に黒羽でチヌークが出せなくなるためです(手札にチヌークがある場合はこの限りではありません)
コスト3枚でバロネス展開をワンチャン狙いつつ、上記の展開にシフトする場合はバロネスは残しつつその他の展開に関わらないカードをコストにします。
上記の展開にシフトするのは、当然スズリまたは黒い旋風にうらら泡影ヴェーラーを貰った場合を想定してます。
初手のBFがヴァータの場合
こちらはその他の手札に何があるかでコスト枚数を変えます。
ヴァータのみの場合はコスト6枚でシムーンシャマールスズリ黒い旋風黒羽の旋風計14枚の内いずれかを探しにいきます。
コスト3枚の場合、79.7%
コスト6枚の場合、96.6%
シャマールまたは黒羽の旋風がある場合はシムーンスズリ黒い旋風の計9枚のいずれかを探しにいきます。
コスト3枚の場合、60.2%
コスト6枚の場合、85.8%
黒い旋風がある場合はシムーン、スズリ、シャマール、黒羽の旋風の計11枚を探しにいきます。
コスト3枚の場合、69.1%
コスト6枚の場合、91.7%
それぞれ上記の確率になります。
引けたもので展開は変わりますが、ヴァータ初動になる確率を想定してそれに必要なものを残すようにします。
ヴァータ初動の場合は前述の基本展開の通り闇属性しか出せなくなる場合がほとんどなため、誘発ケア札がないならバロネスの択は無くします。
最低限BFAD×2、ディスパテルになるようにするため、BFAD×2+ディスパテル+BFD×2+ボレアース+ノートゥング+シルバーウィンドは残す形になります。
初手のBFがシャマールの場合
シャマールしかBFモンスターがいない場合、コスト6枚で全力で相方を探します。
その際に狙っていくのがシムーン、スズリ、ヴァータ、黒い旋風の4種12枚で、確率が
コスト6枚の場合、93.8%
になり、初動無しで死を迎えることをほぼほぼ回避出来るはずです。
シャマールの他にヴァータなどを引いているなら、ヴァータ初動の場合と同様の考え方でコストを検討します。
初手がゼピュロスの場合
ゼピュロスしかBFモンスターがいない場合で、かつ黒い旋風もない場合、コスト6枚でシムーンを狙わないと展開出来ません。
最低限でもヴァータまでは狙わないとそのままドローゴーでターンを返さねばならないため、全力で探しにいきます。
とはいえ、コスト6枚でもシムーンを引き当てる確率は44.2%のためかなり渋いです。
ヴァータ込みでも70.7%のため、シムーンをめくるために右腕をピカピカに光らせてシャイニングドローをしてください。
ゼピュロスの他に黒い旋風 or ヴァータがある場合、狙いにいくのはシムーン、シャマール、黒羽の旋風、サルンガになります。
ゼピュロスのみに比べて比較的ヒットしやすくなります。確率は
コスト3枚の場合、60.3%
コスト6枚の場合、85.8%
になります。こちらもやはりコスト6枚でシムーンを狙いにいく方が無難になります。
ゼピュロス+黒い旋風orヴァータ+シャマールor黒羽の旋風がある場合、ほとんどの場合で墓穴抹殺うららはない状態だと思います。
よって狙いにいくのは誘発ケア札になるカードで墓穴抹殺うらら(Gケア)に加えてツインシャドウや次ターンのリソースになるスズリなどを探しにいきます。
Gを金謙に打たれた場合、止まりどころはボレアース+チヌーク+サルンガが最もドロー枚数が少なく妨害を置ける展開になります。
ここにツインシャドウやスズリで妨害数増やしたり次ターンのリソースが確保出来ればまだワンチャンあります。
最後に
いかがでしたでしょうか。長々と解説しましたが、僕のBFに対する考え方やプレイの択について参考になれば幸いです。
もし参考になったよって方がいましたら、僕にエナジードリンクを恵んでくださいw
また、質問や疑問点あれば質問箱などで気軽に聞いてもらえれば解答します。
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