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リケジョのアート小話① 白い石膏

はじめまして、キツネ3号です。
メンバーの中で唯一美大ではない理系出身で、自然科学を専攻していました。
山に入って草木の種類や分布を記録して、森の変化を調査したりしていましたよ。だから自然がとっても大好きです!
 ここで、なぜキツネかというと、くま2号さんから「腹黒いリケジョ」の称号をもらったからです!
昔話で悪だくみしがちなキツネにしよう★と決めました!
そんなお絵描きを愛する理系のキツネ3号が、アートのうんちくを語っていきますよ~(*^^*)
 

もうすぐ美大受験のシーズンですね。画塾では白い石膏でできた球体や円柱、立方体、人物像などをデッサンして画力を磨きます。これらが全部白いのは、影を見やすくするためです。物にどんな影がおちているかを描くことで、立体感や質感を表現できるからです。
画塾のアトリエは、デッサンに最適な北窓からのやわらかな自然光が入るように設計されていたり、生徒さんは光の方向が良い席を取るために朝早くから並んだりするのだとか。
光と影の認識は、それだけ絵において重要な要素なのですね。
 


この寒い冬、真っ白な雪原を見ていると、そのまぶしさに「白は光を反射する色だな」と再確認。白樺の木においては、その幹は円柱状なので、ちょうど白い円柱の石膏の影がよく見えるなと思ってしまいます。少し情緒に欠けるかもしれないですが、これも作品を描くための観察眼ですね!

絵を描く観点で物や風景を眺めると、今まで気づかなかった新たな発見があるかもしれません。
それではまた☺
 

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