塾長日記：「勇気を持ってコミュニケーションを取ることができるように助けてくれる素晴らしい活動に感謝します。」～品川区「やさしい日本語講座」の外国人参加者からのメッセージ～
こんにちは。
エルロン・日本語教師アイディア塾塾長の
竹丸勇二です。
そろそろ、桜が咲き始めるころですね。
お住まいの周りは、いかがでしょうか・・
今日は、先回に引き読いて、
私がやさしい日本語の普及活動を通じて感じることと、
リピート依頼をされるやさしい日本語研修の秘訣について
お話ししたいと思います。
上のタイトルは、
3/10の品川区「やさしい日本語講座」に
外国人ゲストとして参加してくださった
タイ人の留学生から頂いたメッセージです。
異文化コミュニケーションって、
日本人にとっても、
外国人にとっても、ハードルが高いですよね・・
なので、
私は、もっと多くの日本人に
やさしい日本語を使ってもらうにはどうしたら良いか・・と、
いつも、自問自答をしてきました。
そしてその答えは、
「やさしい日本語の研修の方法にある。」
と考えています。
やさしい日本語の研修方法については、
次の３つがあります。
私は３つの方法を実際に、研修で試してみました。
そこで分かったことは・・
日本人がやさしい日本語を話せるようになるのは、
圧倒的に、３番目の研修方法であるということです。
３番目の方法は、
日本人の研修参加者に
「やさしい日本語を使ってコミュニケーションできた！」
という体験ができ、自信を持っていただけます。
そうすると、
「楽しかった、また参加したい。」
「もっと交流したい。」
「バージョン・アップ編に参加したい。」
参加された方々に、必ずそう言っていただけます。
こうした理由で、
品川区でのやさしい日本語講座のような
自治体向けの研修でも、
様々な産業分野の企業向けの研修でも、
エルロンでは必ず、外国人の方に参加いただきます。
エルロンが研修のリピート依頼を受け続ける理由ですが、
◆リピート依頼を受ける秘訣は、
です。
日本人の参加者は、日本語だけで対話ができるという
驚きの「実体験」と「結果」に
達成感と満足感をお感じになります。
次に、私がこうした研修をしていて感じることですが・・
日本人参加者が、「できた！」を実感できる研修は、
「やさしい日本語を日本人に広げる。」という目的に
最もかなうのではないか、ということです。
人間は、
「講義」を受けてインプットした知識は忘れてしまいますが、
「できた！」の体験は、エピソード記憶として脳に定着します。
研修をする講師が、やさしい日本語の研修や講座、セミナーを
「知識を教える場所」にしてしまうと、
どんなに丁寧に説明しても、
参加者の記憶は、「勉強になった。」で終わってしまいます。
それは、とても勿体ないことです。
やさしい日本語のファンを増やすために必要なことは、
日本人参加者が、研修内で「成功体験」をすることであり、
やさしい日本語の「実用性」を実感することだと思います。
私は、日本人と外国人で一緒につくる、
実践型ワークショップ研修を
これからも、続けてきたいと思います。
そして、
たくさんの日本語教師の皆さんとワンチームになって
こうした実践型研修を広げる役割を担っていきたいと思っています。
外国人と日本人が笑って語り合える、助け合える、
明るく豊かな社会にしていきたいですね。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
前回のやさしい日本語の投稿もご覧頂けると嬉しいです。
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