【手順】個人古物商が営業所賃貸も公庫融資もゲットするための賢い流れ(行動する前に読め!)
私は古物商歴1年半にして、住居件営業所にする賃貸を、私の名義で借りることにしました。
理由は、楽天市場に出店するためです。
事業主名義かつ住民票住所宛の、公共料金支払い証明書が必要なのです。
(電気、ガス、水道、固定電話線、テレビ線、のどれか。携帯電話、Wi-Fi、は不可)
個人事業主で、実家暮らしや既婚女性の場合、親や夫の名義で公共料金を支払っているパターンが多いと思います。この場合、
・親などの名義の支払い証明書
・名義人との関係性を示す住民票
を提出することも可能ではありますが、これで審査に通った個人事業主はほぼいない、とのことです。
どれかの支払いを自分の名義に変える
賃貸を新しく借りて住民票を移す
のどちらかをせざるを得ないですね。
また、私は下記の計画もあります。
日本公庫からの融資を申請したい
融資を着金させる信金口座を開設したい
将来的には法人化もしたい
そのため、手順が重要なので、自分なりの最適解をこのnoteにまとめました。
お金を貯める。確定申告2期以上する
大前提として、賃貸の入居審査では、個人事業主は信用が低いです。
副業ではなく、本業がせどり1本なら、せどり歴1年未満ではなかなか借りにくいようです。
そのため、以下をすれば入居できる確率が上がりそうです。
貯金を家賃の6ヶ月~1年ぶん以上貯める
確定申告を2期以上済ませる
人気の低い物件を選ぶ
ちなみに賃貸契約の初期費用は、家賃の4.5倍~5倍程度です。
賃貸契約→融資申請→信金口座開設
手順は下記が理想的になります。
事業計画書や資金繰り計画書を作成
不動産会社に事業計画書を共有し、物件の見積書をもらう
日本公庫に融資の申請
融資が通ったら賃貸契約
着金直前になったら、信金に口座開設
注意点は、融資の申請をする前に、不動産会社に事業計画書を共有することです。
不動産会社としては早く契約してほしくて急かしてくる場合もありますが、
事業計画書を提示することで、契約日程の目処、大家の不安解消、融資がおりなかった場合の放棄、などを話し合えます。
この信頼関係作りはとても大切のようなので、何よりも先に事業計画書を作りましょう。
また、融資申請額に家賃等も入れたいので、口頭や頭の中のイメージのみではなく、不動産会社から賃貸の見積もりをもらいましょう。
事業融資の審査期間は、日本公庫の場合は約10日、入金にさらに約10日。
賃貸の入居審査期間は、約1週間。
信金の口座開設の審査期間は、約1週間です。
融資を信金口座に着金させる
できることなら、事業融資を信金口座に着金させましょう。それがそのまま信用になるので、信金から融資を受けやすくなるようです。
しかし、信金には「何のために口座開設するのか?」を根拠とともに説明せねば開設させてくれません。
(たとえば給与受取口座にしたくても、就職が決まってなければ、口座開設させてくれません)
このため、「融資が決定して、あとは振込口座を記入するだけ」の段階になってから、信金に口座開設を相談するべきです。
ちなみに、事業で海外業者(個人事業主含む)とのお金の取引がある場合、方針がそぐわない信金では口座開設できません。ホームページで調べたり、口座開設の審査をしてもらいましょう。
信金口座開設の手順を解説するnoteも書きました。
法人登記できる物件かを確認
その物件で法人登記したい場合、登記不可の賃貸マンションが多いようなので、あらかじめ確認しておきましょう。
また、登記する本社はバーチャルオフィスでもかまわないようなので、
本社はバーチャルオフィス
営業所は賃貸
のように住所を分けるのも良いです。
古物商も、これはOKです。
ただ、古物商の場合、【仕入商品の受取】は営業所でしないと違法になってしまいます。
発送は、べつの商品倉庫からおこなっても良いようです。
ちなみに、古物商が法人化する場合、古物商許可も個人から法人に切り替えねばなりません。
切り替えの間、個人で取得した古物商許可は使えないので、仕入もできません。
前後の古物営業をどのようにするか、あらかじめ計画しておくとよいでしょう。