「五等分の花嫁」に魅了されてる自分(その1。2022年8月、聖地巡礼1)。【エッセイ】【五等分の花嫁】
はじめに
「五つ子ちゃん」に魅了された自分。
自分にとっての「2022年」。新たなる挑戦を始めた年でもありますけど、「最も心に響く出来事を1つ挙げよ」といわれたら、迷わず即答です。
「『五等分の花嫁』に魅了されたこと。」
自信を持って、そう断言できます。
自分にとって、「人生の転機」がいくつかありますけど、その中でも特に「3つ」を挙げさせて頂きます。
第一に、「2011年3月」、「東日本大震災」。
この半年後の9月に、自分は初めての東北訪問をします。
主として、南三陸・石巻。自分の中では、南三陸の防災庁舎のこと、特に「遠藤未希さん」のことが、とても強く心を揺さぶったのです。ですので、最初に東北を訪れる機会を得られるならば、その場所は南三陸が第一希望でした。
2週間のボランティアで、それ自体は「正直、『誰かの役に立ちたい』ということはできなかった」、「いやむしろ、足を引っ張ってしまった」というのが、正直な感覚でした。
ですけど、1日だけ、まるまるオフの機会を頂き、「現地(南三陸)を(時間の許す限りで)一通り見させて頂けますか?」と。この1日が特に、「自分自身の価値観を根底から変える」大きな転機になりました。
この、震災・東北に向き合い続けてきたことは、いつか別途機会を設けて綴ることができれば、と思ってます。
(ちなみに東北には、その後も「2015年3月」まで、延べ10回訪れました、それこそいろいろな場所を。その後は「2019年9月」に改めて訪れる機会を得た一方で、2019年7月から、京都で月1回、「東北を想う集まり」に参加し続けています。)
第二に、「2015年7月」、「ラブライブ(μ’s)との出会い」。
この前月、つまり「2015年6月13日」、「μ’sの劇場版」が公開になりました。
当時、『海街diary』という実写映画が話題になっていて(というか、すさまじい宣伝がなされていた)、演者も監督もとても豪華な作品でしたけど、蓋を開ければ、「μ’sの劇場版」が『海街diary』を圧倒する(当初は逆になると見立てられていた)ことに。
これは自分にとってはとても強烈で(「μ’sが社会現象になった理由」は「いくつもの要素が複合的に起きたから」といわれてますが、その一つに『海街diary』を圧倒したこと、というか「是枝裕和」「綾瀬はるか」「長澤まさみ」というビッグネームを上回ったことはとても大きかったのでは、と自分は解釈してます)。
そのような最中の2015年7月に、NHKEテレ「Rの法則」で、「μ’sの特集の再放送回」があったのです。
この再放送回を観て、とても心が揺さぶられて、程なくして「μ’sの劇場版」を初鑑賞させて頂きました。そしたら、とても感動で。そう、「こんなにも素敵な世界があるんだ。」と。
特に「ラスト30分」。いわゆる「画面オレンジ」と呼ばれている「穂乃果ちゃんの大ジャンプの場面」からラストへと向かっていく部分のことですけど、「穂乃果ちゃんの大ジャンプ」もですし、それと特にラストの「僕たちはひとつの光」、これは特に「とても大きな感動」でした。
その後、「μ’sの劇場版」及び「ありがとうプロジェクト」で、延べにして実に30回以上映画館に通いました。その中には遠征(自分は関西在住ですけど、「川崎チネチッタ」「新宿ピカデリー」「ミッドランドスクエアシネマ」といった遠征です)も含まれます。
で、「2016年3月31日・4月1日」。「μ’s Final LoveLive」(いわゆる「ファイナルライブ」。東京ドーム。同時進行で「ライブビューイング」が開催されて、この翌日の4月2日に「ディレイビューイング」が開催された)。これは「世紀のライブ」として、恐らくこれからもずっと後世へと語り継がれるでしょう(およそ5時間の「圧巻のライブ」でした。この日は、社会の話題自体が「μ’sのファイナルライブ」一色にほぼ染められたほどでしたから)。
キャンディーズの「ファイナルカーニバル」(1978年4月4日。後楽園球場)、山口百恵の「引退コンサート」(1980年10月5日。日本武道館)と共に、まさしく「永遠に輝き続ける、後世にずっと語り継がれる特別なライブ」、自分自身、ライブビューイング(LV。両日共に)、ディレイビューイング(DV。ディレイ)で参加させて頂きましたけど、「人生最高の感動」、そう断言できます。
どれほど辛いこと・悲しいことが起きても、「あのとき自分は、あのファイナルライブの感動を(LV・ディレイとはいえ)分かち合えたから」、これはいまもずっと、自分自身の「心の支え」になっています。
第三に、「2018年11月」、「Aqours 4th LoveLive」。
(厳密には、「第三の転機」は別にありますけど、これについては別途の機会に綴れればです。)
この「Aqoursの4thライブ」、「東京ドーム」(2018年11月17日・11月18日)での開催でした。Aqoursは、いわば「2代目のラブライブ」で、Aqoursにとってこの4thライブは「ついに叶えた東京ドームのステージ」でした。
で、何故自分にとって転機であるかというと、
「自分にとって、人生初めてのライブ現地参加」
であったからです(自分は1日目[11月17日]の参加でした。当時自分は「34歳」でした)。
自分の座席は、一塁側ベンチの真上の列に相当する場所の「最後列」。
なんと自分の座席の隣が「柱」でした。
正直、LVや応援上映のときとは、全く勝手が違った。
ですけど、現地参加だからこそ感じられる感動は「とても格別な感じ」であったんですよね。
1曲目の終盤、鈴木愛奈さん(愛称「あいにゃ」。小原鞠莉役)がドアップになったとき、自分はその瞬間、一気に「号泣」になりました。
溢れ出る「嬉し涙」。ずっと流れ続ける。2曲目は「嬉し涙」のあまり、視界が消えてしまったまま終わる有様でした。
ですけど、この「嬉し涙」は、いわば
「生きていてよかった。」
そう心底感じる、「嬉し涙」であったのです。
いま示させて頂いた「3つの転機」。
で、今回の『五等分の花嫁』。
もともとアニメ版は、ゆるくだけど楽しんではいました(毎回ではなかったですけど)。でも、劇場版をきっかけに「一気に魅了された」感じです。
この、劇場版。実はこれまで「6回」鑑賞させて頂きました。
いま、リンク添付をさせて頂きましたけど、特に「7月16日土曜日の舞台挨拶LV回」(5回目の鑑賞回)は、自分にとって「人生の宝物」と実感です。
この『五等分の花嫁』。現時点では興行収入は「22.4億円」と伺います。
(恐らく最終的には「前売りを合算」になると思うので、「23億円」にいくかいかないかくらいまでいくのでは?と。)
今年(2022年)だと、『呪術廻戦』『ONE PIECE FILM RED』の2作品が、すさまじい興行収入(100億円超え)ですけど、自分は、『五等分の花嫁』の「20億円到達」は、呪術、ワンピースの「100億円到達」と同等以上の価値がある、と強く思ってます。
いわば「自分たちで勝ち取った、辿り着いた『20億円』である」という意味で。
大きな宣伝量があった訳ではない、上映館数が多かった訳ではない(108館)。テレビアニメでも1期は爆発的な話題になっていたけど、2期は特に終盤では『ウマ娘』の爆発的な社会現象に押されていた感じが否めなかった。
だけど、「コアファンの熱量」はそのときから既に強固な感じとしてあった、いわば「五つ子ちゃんに最高の景色を見せるんだ!」という熱量が。
それが「20億円の景色」として結実したこと。勿論、話のクオリティーの高さもですし、特に「五つ子ちゃんの担当声優の圧倒的な質の高さ」(これは演技自体も、キャスティングも)、これが大きかったと自分は思っているのです。
って、ここまでで既に長くなってしまっていますけど、今回のnote記事エントリーでは、主として「聖地巡礼」「ごとぱず」、この2つを主に綴らせて頂きます。
五等分の花嫁、「聖地巡礼」(1。1日目[8月4日木曜日]、その1)
では、今回のnote記事エントリーの最大のテーマである
「2022年8月、『五等分の花嫁』の聖地巡礼」
のことを、これから綴らせて頂きます。
「聖地巡礼」の決行を決断した最大の理由は、
『五等分の花嫁展MEMORIES』(2022.7.30~2022.8.15、ナディアパーク)
です。当時はコロナの感染拡大の真っ最中で、正直述べれば、(自分、喘息の持病持ちですので、)最初は躊躇っていました。リスクが大きいと。
ですけど、『五等分の花嫁』は、その世界観に、そのキャラに、もうすっかり「魅了された」。
「社会現象に乗っかった」、確かにそうかもしれません。ですけど、自分の「心がとても揺さぶられている」感覚を覚える。
で、「五等分の花嫁展MEMORIES」。
自分は、映画(劇場版)をきっかけに五等分の花嫁が大好きになった感じですので、大阪会場での参加機会はノーチャンスでした。
そう、今回の名古屋会場での機会を逃すと、「もうこの機会はない」ことを意味する。
それに、『五等分の花嫁』は、聖地が「愛知県東海市」(名鉄常滑線、太田川駅周辺)といわれています(公式には名言はされていないが、それと思しき描写はもともとあった。で、映画の公開と共に、愛知が聖地であることが事実上はっきりと打ち出された[JR東海が「名古屋港水族館」とタイアップ企画をしたことが特に象徴的])。
名古屋会場での開催を、映画の公開の後にするのも、恐らく
「『五等分の花嫁』の聖地は、愛知である。展覧会の鑑賞とセットで聖地巡礼ができるように。」
という意図があるのだろうと。
「聖地巡礼の決行」。これを「現実的なこと」として考えるようになったのが、「7月16日の舞台挨拶LV回の鑑賞」です。
あやち(竹達彩奈さん。中野二乃役)、みっく(伊藤美来さん。中野三玖役)の、とても嬉しそうな表情。これが伝わり、「自分は五等分の花嫁が、とても大好きなんだ!」とより一層強く実感したから。
「好き」の熱量は、2015年の「ラブライブとの出会い」に相通ずる感覚がある。そう、「ラブライブ」で、自分の内面的世界は一気に拡がり深まった(世界って、こんなに広いんだ!と)。あのときと同じような感覚を覚える、つまり
「この機会を逃すと、自分は恐らく一生後悔するだろう。」
と。それはある種、確信のような感覚だったんですよね。
で、問題は日程。聖地巡礼を決断したのが7月下旬です。
実は「8月3日」も、候補の一つとして検討していました。
そう、「8月3日」は、自分の「心の原点」である、初代ラブライブ(μ’s)の主人公、「高坂穂乃果」ちゃんの誕生日。
原点である日に、「新たなるステージ」の時間を充てる。これも、一つの方法になるだろうと。ちなみに「8月3日」は「水曜日」です。
ですけど、最終的には、日程はこの日にしませんでした。
「8月4日木曜日~8月5日金曜日」、「0泊2日」。
これを、今回の『五等分の花嫁』の「聖地巡礼の旅」の日程にすることに決めました。
「0泊2日」にした理由は、「宿泊をするには、まだ自信が持てなかったから」。「コロナの感染リスク」を考慮すると、そこまでの勇気はさすがにできませんでした。
それに、自分は自宅が大阪ですので、名古屋までは「青春18きっぷ」あるいは「近鉄特急」を使って「日帰りで行ける」。
「0泊2日」にすることで、日程的には強行軍になりますけど、2日目が金曜日ならば、その翌日は土曜日だと。土曜日、日曜日をゆっくりできるから、対応は可能であるという判断です。
それに「8月6日土曜日」は、広島の平和記念式典(毎年、特にこの広島の平和記念式典の「平和への誓い」は、一人の人間として学ぶことが多くて楽しみにしてるのです)の日です。そうすると、日程的に「すとんと落ちる」感じでと。
それと、最大の理由は、聖地巡礼の1日目、「8月4日木曜日」が
「『五等分の花嫁展MEMORIES』が『四葉DAY』である」
ことです。
「五つ子ちゃん」の中で、自分の最推しは「四葉」です。
理由はいくつもありますけど(主人公であること、優しい、笑顔が素敵、あやねる[佐倉綾音さん]の声や表現力が魅力的)、『五等分の花嫁展MEMORIES』にせっかく参加させて頂くならば、「最推しの回に参加したい」、それならば最も後悔がないはずである、と。
そうすると、
故に、よし、これで日程は決まりと。
で、具体的な日程を組み込む作業になる。優先順位付けをしていく訳ですけど、最終的には「プランA」「プランB」の2パターンを心の中に携えて、『五等分の花嫁展』にどれほどの時間を要するのかを踏まえて、どちらにするのかを決めていこうと。
(ちなみに最終的には「プランB」にしました。)
という訳で、さあ、「聖地巡礼」の振り返りを綴らせて頂こうと思ったのですけど、この時点で既に長くなっています。
ですので、「聖地巡礼」の本題を、(その2)以降で綴らせて頂きます。
【エッセイ#5A】【五等分の花嫁#2A】
よろしければサポートを何卒御願い申し上げます。頂いたサポートは取材・発信のための費用に使わせて頂きます。