【エッセイ】【アニメ】「#CUEはいいぞ」(2022年GW。その1)
はじめに
今回、「エッセイ」「アニメ」の2つのカテゴリーの横断的なテイストの執筆記事をさせて頂きます。
今回のメインテーマは「CUE!」という「声優アニメ」です。ですので「アニメ」のカテゴリーに該当すること。
(感覚的には「音楽アニメ」に近いけど、ちょっと異なる。「声優アニメ」と表記させて頂いたのは、「声優という職業に光を当てた作品」が強調されているからです。)
だけど、純粋にアニメのレビュー記事として書く感じとは、正直異なる感じになるかなと。むしろ、自分自身が「ありのままに感じること」を感じるままに綴りたい、だから「エッセイ」のカテゴリーでもあること。
ただ感じるままに綴りたい、いわば、できるだけフランクな感じで。
ですので、「エッセイ」のテイストがより強く、取り上げる題材が「アニメ」だから、そのカテゴリーも兼ねる、そのような感じで拝読して頂けると、とても嬉しいです。
いま、「CUE!」について、「声優という職業に光を当てた作品」と綴らせて頂きました。
「声優」の世界について、一人の人間として感じることについては、恐らくこれは今後、いずれ取り上げる機会があるかもの感じですので、ここでは「CUE!」に関係する範囲内で取り上げるニュアンスです。
で、今回の記事を構想する中で(GW中[10連休中]に書こうということは、「10連休」突入の直前に決めてました)、5月2日月曜日の朝に、「マグミクス」さんによる、音響監督の長崎行男さん(『ラブライブ』シリーズ、『プリパラ』シリーズなどで有名)のインタビュー記事が入ってきました。
正直、一人の人間としても、一アニメファンとしても、とても考えさせられる内容でした。
一アニメファンとしてもですし、実は自分自身、「ラブライバー」です。
で、自分自身、アニメファン(狭義のオタク)になったきっかけは、『ラブライブ』との出会いからです。
(2015年7月の、NHKEテレ「Rの法則」の再放送回、及びその直後の「μ’s」の劇場版の初鑑賞がきっかけです。ちなみに「μ’s」の劇場版は、通算で15回[再上映も含めると恐らく20回ほど]鑑賞させて頂きました。
そう、『ラブライブ!』(μ’s)は、自分の人生にとっての大きな転機の一つになった、そう強く感じる「特別な作品」です。)
ですのでなおさら、この長崎さんのインタビューは、とても考えさせられる感じだったんですよね。
で、今回の「CUE!」。自分は広義の「音楽アニメ」と思ってます。
いままででも、この「音楽アニメ」「アイドルアニメ」、いくつもの作品で自分自身の「内面的世界」を拡げ深める一助になってきました。
「『ラブライブ』シリーズ」「『アイカツ』シリーズ」
「『プリパラ』シリーズ」(正式には「プリティーシリーズ」)
「『BanG Dream』シリーズ」(通称「バンドリ」)
『Tokyo 7th シスターズ』(通称「ナナシス」)
『IDOLY PRIDE』『SELECTION PROJECT』
「音楽アニメ」「アイドルアニメ」というジャンルが、純粋に自分自身の性に合っていること。
(合う絵柄が極端に限定される自分にとっては、「音楽アニメ」の傾向として、偏った絵柄であることが少ないことが影響してるかもです。)
それと共に、「音楽アニメ」の場合、「登場人物と担当声優の成長を同時に楽しめる」、それが大好きな理由の一つなのかなと正直強く感じてます。いわば、ドラマの「学園もの」に相通ずるのかな、と感じてます。
ちなみに、今回取り上げる「CUE!」。
後述で言及させて頂きますけど、もともとはゲームからです。
ゲーム版はしていない、「AiRBLUE」「DIALOGUE+」の楽曲も、ほとんど全く聴いていない、つまりこのテレビアニメ版で「CUE!」に出会った感じです。
尤も、「CUE!」の名前は知っていたので、まずは観てみようの感じで、観始めた感じです。で、一気に好きな作品の一つになって、現在に至る感じです。
では、本文を進めさせて頂きます。
「CUE!」「AiRBLUE」「DIALOGUE+」とは(概要的な説明)
「CUE!」の話をこれから進めるにあたり、抑えておきたい「3つのキーワード」がある、と自分は思っています。
それが「CUE!」「AiRBLUE」「DIALOGUE+」です。それぞれを、簡単に説明させて頂こうと思います。
まずは、1つ目として、「CUE!」の説明からです。
(1)「CUE!」
(「作品名」。
他の「音楽もの」の傾向に違わず、いわゆる「メディアミックス」の形態になっている。2019年10月にスマホゲームからプロジェクトを開始[ゲーム版は2021年2月を最後に「休止」状態である]。ゲーム版は「声優育成ゲーム」のテイストで、いわゆる「音ゲー」とは方向性が異なる。
ライブもこれまで3回開催されている[2020年11月、2021年8月。3rdが先日の5月1日に開催された]。
メインキャストは「16人」で、若手・新人の女性声優で構成。
今回取り上げるテレビアニメ版は、2022年1月~半年間の2クール構成。1月クールの前半期は12話までで、13話からが4月クール期[本クール]での放送。この記事の執筆の5月3日火曜日の時点では「16話」までが放送されている。)
ちなみに、「CUE!」のことを綴らせて頂くにあたり、2つの素敵なインタビュー記事がありますので、リンク添付させて頂きます。
では次に、「AiRBLUE」の説明へと進めます。
(2)「AiRBLUE」
(メインキャスト16人の女性声優が作品中で所属する声優事務所であり、かつメインキャスト16人の作品グループでもある。
16人は、「Flower」「Bird」「Wind」「Moon」の4チームに分かれており、1チーム4人。チーム名を日本語に訳したものをつなぎ合わせると「花鳥風月」になる。)
16人の担当声優(メインキャスト)の顔触れを、簡単に説明させて頂きます。
【「CUE!(AiRBLUE)」メインキャスト16人。】
(☆[「CUE!」が実質的なデビューor初メインキャスト]。
なお、「Flower」「Bird」の8人は「DIALOGUE+」でも活動。)
[1]「Flower」
《1》内山悠里菜(☆)(愛称「ゆりにゃ」)
(1998年生まれ。ゲーム好きで「声優e-Sports部」メンバー。長い髪がトレードマーク。CUE!では「主人公」を務める。)
《2》稗田寧々(愛称「ねーね」)
(1997年生まれ。主な作品は『弱キャラ友崎くん』等。)
《3》守屋亨香(愛称「きょんにゃん」)
(1995年生まれ。子役出身。主な作品は『おちこぼれフルーツタルト』等。)
《4》緒方佑奈(☆)(愛称「ゆーな」)
(1997年生まれ。メインキャストは「CUE!」が初。父は元広島監督の緒方孝市さん。)
[2]「BIrd」
《5》鷹村彩花(☆)(愛称「やかん」)
(CUE!では「もう一人の主人公」の立ち位置。小学生時代のNHKスタジオパークでのアフレコ体験が、声優を志したきっかけとのこと。)
《6》宮原颯希(☆)(愛称「さっぴ」)
(1998年生まれ。メインキャストは「CUE!」が初。劇中の役と同様に、彼女自身も新潟の出身。『るろうに剣心』がきっかけで声優を志した。)
《7》飯塚麻結(愛称「まゆゆん」)
(1996年生まれ。高校生時代の2013年から活動。主な作品に『Tokyo 7th シスターズ』等。)
《8》村上まなつ(愛称「まなてぃ」)
(2022年、『CUE!』と同じ1月クールの『明日ちゃんのセーラー服』で初主演。沢城みゆきに憧れて声優を志した。)
[3]「Wind」
《9》安齋由香里
(台湾とのハーフ。2018年の『RELEASE THE SPYCE』で主演を務めた。)
《10》松田彩希(☆)
(1997年生まれ。ミュージカル・舞台では2014年から活動してるが、声優としては『CUE!』が初挑戦。身長「166cm」は16人の中で最も高い。)
《11》山口愛(愛称「めぐちゃん」)
(1997年生まれ。劇中の役と同様に、彼女自身も子役出身。『アイカツスターズ!』ではメインキャストの一人[七倉小春役]を務めた。)
《12》鶴野有紗(☆)
(1996年生まれ。メインキャストは「CUE!」が初。大阪芸術大学の短期大学部の出身とのこと。)
[4]「Moon」
《13》立花日菜(愛称「ひーちゃん」)
(『ウマ娘』のサトノダイヤモンド役、『推しが武道館いってくれたら死ぬ』の市井舞菜役などで知られる、いわば「ライジングスター」。)
《14》小峯愛未(☆)
(1995年生まれ。事実上の「オールドルーキー」。4人組声優ユニット「サンドリオン」でも活動。内山にとっては所属事務所の先輩にあたる。)
《15》佐藤舞(☆)
(1995年生まれ。小峯と同様に、「CUE!」が初のメインキャストである「オールドルーキー」。舞台女優としても活動。)
《16》土屋李央(愛称「ちゃんりお」)
(1997年生まれ。「シャニマス」でメインキャスト[樋口円香役]を務める。声優での活動歴はまだ浅いが、舞台、ラジオでも経験を積んでいる。)
16人中、8人が「『CUE!』が初のメインキャスト」です。
中には「オールドルーキー」も含まれています(松田さんも広義での「オールドルーキー」といえるかなと)。
他のメジャー作品で一定の知名度があるキャストもいますが(立花さん、土屋さん、山口さん等)、基本的にはこの16人は『CUE!』が「声優としての出発点の作品、あるいは転機の作品」になると考えられます。
『CUE!』をきっかけに声優として成功したい!という人間が集まった、と解釈できるかなと映ります。
何人かの担当声優は、後述で個別に改めて取り上げさせて頂こうと思ってます。
では次に、「DIALOGUE+」の説明へと進めます。
https://dic.pixiv.net/a/DIALOGUE%2B
(↑なぜか、埋め込みに失敗。「DIALOGUE+」のピクシブ百科事典のページです。)
(3)「DIALOGUE+」
(「CUE!」の「Flower」「Bird」の8人で構成する「声優ユニット」。2019年6月に結成された。
テイスト的には「i☆Ris」[『プリパラ』シリーズに出演の6人組〈現在は5人組〉。全員が「81プロデュース」に所属]に相通ずる、いわば「アイドル声優」の8人組という感じだが、8人の所属事務所は実はバラバラである。
楽曲は田淵智也さんが全面プロデュース[「AiRBLUE」ではそうではない]。
現時点でシングル5枚、フルアルバム1枚、ミニアルバム1枚を発表。ライブ活動の頻度の多さも特徴。
2021年に「ANIMAX MUSIX」に出場。2022年夏の「Animelo Summer Live(通称「アニサマ」)」の2日目[8月27日土曜日]に出場が決定している。)
「DIALOGUE+」は、「CUE!」の作品世界とは、直接的な関係性はありません。ですけど実質的には、とても強い関係性といってよいと解釈してます。
よくも悪くも、「アイドル声優」路線に振り切っている感じです。
いまの女性声優は、「アイドル声優」と呼ばれることを嫌い、「声優アーティスト」志向を前面に出すことが多い傾向ですけど(例えば「ラブライブ」「アイカツ」「バンドリ」声優などがそう)、「DIALOGUE+」は、楽曲は勿論、YouTube活動とかでも、「アイドル声優」と読んで頂いてどうぞの感じに映ります。
恐らく、いまの女性声優が「声優アーティスト」志向を強調するのは、「『ちやほやされたい』と思われたくないから」と考えられます。というのも、日本の芸能界の場合、「ちやほやされたい」「目立ちたい」理由で芸能界に進むことが少なからずありますから。
かくいう自分自身、「ちやほやされたい」ことについて、「それ自体が人生の目標なの?」と正直感じます。
でもその一方で、「アイドル声優」という考え方自体を、全否定することはそれはそれで違うとも強く思ってます。例えば、芹澤優さん(「i☆Ris」の中心メンバー。2017年からはソロ歌手でも活動)のように「アイドル声優」であることに強い誇りを持っている人間もいますし、西田望見さん(『マクロスX』『八月のシンデレラナイン』等で知られる)もこのタイプでしょう。
何を伝えたいかと申しますと、「DIALOGUE+」について、一アニソンファンとして、温かく見守ろうの感じでずっといてます。ですけど、「DIALOGUE+」の8人は、「アイドル声優」路線でいくならば、「プロ意識」をずっと持ち続けて活動に取り組んで欲しい、ということです。芹澤さんや西田さんに根強いファンがいるのは、その姿勢に共感する人間が確実にいるからですので。
こうして執筆させて頂いて、既にこの時点で想像以上に長くなってしまっています。
では、続きを(その2)で綴らせて頂きます。(その2)では、「CUE!」という作品そのものの魅力の核心へと話を進めさせて頂きます。何人かの担当声優も、(その2)で個別に取り上げる構想です。
【映画・音楽・アニメ#2A】【エッセイ#2A】
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