![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/80386151/rectangle_large_type_2_a064218c2a43bb5c220b5bae1c53957d.jpg?width=1200)
【野球】2022年夏、「#投高打低」の一考察及び「愛球人が考えるベスト100」(その1)。
はじめに
先日(12日日曜日)で、交流戦が基本的に終わり、13日月曜日から4日間、いわゆる「交流戦休暇」になります。
「まとまった休みは、選手データの収集には絶好の時間である」、一人の野球ファン、スポーツファンとしては、これが正直な感覚です。
ここ2か月強は、バスケットボールのnote記事がほとんどでした。
野球のnote記事は、「3月23日水曜日」、つまり「RS(レギュラーシーズン)開幕戦の前々日」以来、「2か月半ぶり2回目」です。
毎年楽しみにしてる、野球(NPB)の「プレーヤーランキングベスト100」。先日に購入。
— 愛球人(スポーツ垢) (@onenesslovelive) June 9, 2022
野球観戦では我が必携の存在。
まあ正直、「突っ込みどころ満載」だけど(特に抑え投手)、それも含めて大好き。
交流戦明けの休暇中に、noteの題材にと構想です。
(@slugger_monthly)(@THEDIGESTweb)#npb pic.twitter.com/p2p62WNROp
今回のテーマは、主として「2つ」です。
「第1のテーマ」は、「2022年夏、愛球人が考えるベスト100」です。
毎年、基本的に「5月半ば~6月上旬頃」に、
『◎◎年プロ野球ベストプレーヤー100』
を購入させて頂いてます。一人の野球ファン、スポーツファンにとっては、まさしく「至福のシリーズ」です。
まあ正直、リンク添付ツイートでも言及させて頂いたように、個人的には
「突っ込みどころが少なからずある。特に、救援投手への過小評価傾向が顕著。」
と思っていますけど、でも「1つの大きな参考資料」としてとても重宝の感じで。
「1人の野球ファン」として、「自分はこう考える」という、いわば
「こういう解釈もあるんだ」
という、ある種の「読み物」として楽しんで頂ければ、と思ってます。
「第2のテーマ」は、
「今季(2022年)のNPBは『投高打低』の傾向が顕著」
と映ってます。
かつて、「狭義の統一球」である「2011年~2012年」が、「すさまじい投高打低」のシーズンでしたけど、
「『2011年』と今季とでは、『投高打低』の内実が異なるように映る」
と、自分は解釈しています。これがどういうことなのかを、自分なりに分析したいのが、趣旨としてあります。
いまリンク添付させて頂いたサイト。
「nf3」。かつては「ヌルデータ置き場」の名称でした。
特に「打撃」「走塁」「投球」の指標では、大きな信頼性でこのサイトはとても重宝させて頂いてます。しかもこれ、「個人での運営」なんですよ、どれほどすごくて、どれほど有難いことかと。
では、執筆を始めさせて頂きます。
自分(愛球人)が考える、「プロ野球プレーヤーランキング100」(「2022年開幕版」及び「2022年6月版」)
では、まず、自分(愛球人)が考える、「プロ野球プレーヤーランキング100」を、
「2022年開幕版」(今季の交流戦開幕までの出場状況をも考慮)
「2022年6月版」(2022年6月9日終了時での成績を考慮)
この2つのバージョンで綴らせて頂きます。
なお、データについては、いま示させて頂いたように、
「2022年6月9日終了時」、つまり「交流戦のラスト3試合は考慮しない」
で、綴らせて頂くことを、御留意頂ければです。
【「プレーヤーランキング100」、閲読時の留意事項】
・参考資料は、投手は「WHIP」に「FIP」を加味したのを特に重視、打者は「RC27」を特に重視(「OPS」も参考にはしていますが、「RC27」は走塁をも反映しているので、そちらをより重視しています。また、「UBR」「守備」も併せて考慮しています)。
・「規定投球回」「規定打席」の到達時はこれを併せて考慮。
・いわゆる「セイバーメトリクス」を重視していますが、最終的な順位付けは「独断と偏見」です。
では、綴らせて頂きます。
【「愛球人が考える、NPB(プロ野球)ベストプレーヤーランキング100、『2022年開幕版』」。】
・今季の交流戦開幕までの出場状況をも考慮。
・選手名の横の[]内の数字は、[2021年開幕版、2020年開幕版]のそれぞれの順位。なお順位は「愛球人のランキング」です。
・守備位置(ポジション)別の略称表記を、下記に示します。なお守備位置は、「昨季(2021年)に主に務めた守備位置」で示してます。
(SP[先発投手]、RP[救援投手]、C[捕手]、1B[一塁手]、2B[二塁手]、3B[三塁手]、SS[遊撃手]、LF[左翼手]、CF[中堅手]、RF[右翼手]、DH[指名打者]。)
1位 山本由伸(オリックス)(SP)[11,15]
2位 村上宗隆(ヤクルト)(3B)[8,55]
3位 吉田正尚(オリックス)(LF)[2.4]
4位 柳田悠岐(ソフトバンク)(RF)[1,6]
5位 坂本勇人(巨人)(SS)[4,2]
6位 田中将大(東北楽天)(SP)[×,×]
7位 山田哲人(ヤクルト)(2B)[10,3]
8位 近藤健介(日本ハム)(DH)[5,8]
9位 浅村栄斗(東北楽天)(2B)[7,9]
10位 岡本和真(巨人)(3B)[13,24]
11位 丸佳浩(巨人)(CF)[9,5]
12位 大野雄大(中日)(SP)[12,25]
13位 菅野智之(巨人)(SP)[6,7]
14位 千賀滉大(ソフトバンク)(SP)[14,13]
15位 源田壮亮(埼玉西武)(SS)[16,11]
16位 森友哉(埼玉西武)(C)[25,12]
17位 森下暢仁(広島)(SP)[19,×]
18位 オースティン(横浜DeNA)(RF)[40,×]
19位 牧秀悟(横浜DeNA)(2B)[×,×]
20位 栗林良吏(広島)(RP)[×,×]
21位 則本昂大(東北楽天)(SP)[32,26]
22位 西勇輝(阪神)(SP)[15,18]
23位 島内宏明(東北楽天)(LF)[42,45]
24位 近本光司(阪神)(CF)[22,81]
25位 柳裕也(中日)(SP)[77,77]
26位 大瀬良大地(広島)(SP)[47,31]
27位 宮崎敏郎(横浜DeNA)(3B)[23,41]
28位 菊池涼介(広島)(2B)[26,36]
29位 今永昇太(横浜DeNA)(SP)[49,14]
30位 甲斐拓也(ソフトバンク)(C)[39,39]
31位 塩見泰隆(ヤクルト)(CF)[×,×]
32位 中村奨吾(千葉ロッテ)(2B)[44,48]
33位 荻野貴司(千葉ロッテ)(LF)[86,37]
34位 茂木栄五郎(東北楽天)(3B)[35,44]
35位 佐野恵太(横浜DeNA)(LF)[31,×]
36位 大島洋平(中日)(CF)[21,34]
37位 大山悠輔(阪神)(3B)[27,69]
38位 木下拓哉(中日)(C)[98,×]
39位 松井裕樹(東北楽天)(RP)[60,30]
40位 益田直也(千葉ロッテ)(RP)[55,60]
41位 鈴木大地(東北楽天)(1B)[43,43]
42位 マーティン(千葉ロッテ)(RF)[24,×]
43位 ビシエド(中日)(1B)[28,16]
44位 西川遥輝(東北楽天)(LF)[18,22]
45位 R・マルティネス(中日)(RP)[69,×]
46位 岸孝之(東北楽天)(SP)[36,32]
47位 上沢直之(日本ハム)(SP)[79,93]
48位 モイネロ(ソフトバンク)(RP)[33,68]
49位 山川穂高(埼玉西武)(1B)[30,10]
50位 青木宣親(ヤクルト)(LF)[17,20]
51位 宮城大弥(オリックス)(SP)[×,×]
52位 平良海馬(埼玉西武)(RP)[94,×]
53位 坂倉将吾(広島)(C/1B)[×,×]
54位 早川隆久(東北楽天)(SP)[×,×]
55位 伊藤大海(日本ハム)(SP)[×,×]
56位 杉本裕太郎(オリックス)(RF)[×,×]
57位 中村悠平(ヤクルト)(C)[×,×]
58位 戸郷翔征(巨人)(SP)[82,×]
59位 青柳晃洋(阪神)(SP)[65,82]
60位 九里亜蓮(広島)(SP)[53,75]
61位 レアード(千葉ロッテ)(DH/1B)[100,56]
62位 小川泰弘(ヤクルト)(SP)[48,46]
63位 田嶋大樹(オリックス)(SP)[74,×]
64位 中村晃(ソフトバンク)(1B)[73,87]
65位 グラシアル(ソフトバンク)(LF)[45,35]
66位 栗原陵矢(ソフトバンク)(RF)[99,×]
67位 吉川尚輝(巨人)(2B)[58,×]
68位 涌井秀章(東北楽天)(SP)[37,71]
69位 奥川恭伸(ヤクルト)(SP)[×,×]
70位 佐々木朗希(千葉ロッテ)(SP)[×,×]
71位 秋山拓巳(阪神)(SP)[81,×]
72位 山岡泰輔(オリックス)(SP)[64,28]
73位 大城卓三(巨人)(C)[68,95]
74位 エスコバー(横浜DeNA)(RP)[76,80]
75位 森唯斗(ソフトバンク)(RP)[20,49]
76位 ソト(横浜DeNA)(1B)[56,38]
77位 石川柊太(ソフトバンク)(SP)[52,×]
78位 外崎修太(埼玉西武)(2B)[34,21]
79位 中川皓太(巨人)(RP)[75,73]
80位 岩崎優(阪神)(RP)[83,90]
81位 石川歩(千葉ロッテ)(SP)[54,51]
82位 美馬学(千葉ロッテ)(SP)[46,47]
83位 京田陽太(中日)(SS)[62,85]
84位 西川龍馬(広島)(LF)[96,92]
85位 中野拓夢(阪神)(SS)[×,×]
86位 伊藤将司(阪神)(SP)[×,×]
87位 高橋光成(埼玉西武)(SP)[×,×]
88位 小笠原慎之介(中日)(SP)[×,×]
89位 マクガフ(ヤクルト)(RP)[×,×]
90位 平野佳寿(オリックス)(RP)[×,×]
91位 佐藤輝明(阪神)(RF)[×,×]
92位 加藤貴之(日本ハム)(SP)[×,×]
93位 小島和哉(千葉ロッテ)(SP)[×,×]
94位 中村剛也(埼玉西武)(3B)[90,50]
95位 T-岡田(オリックス)(1B)[95,×]
96位 桑原将志(横浜DeNA)(CF)[×,×]
97位 宗佑磨(オリックス)(3B)[×,×]
98位 福田周平(オリックス)(CF)[×,×]
99位 梅野隆太郎(阪神)(C)[57,53]
100位 高橋周平(中日)(3B)[41,64]
(SP[34人]、RP[12人]、C[7人]、1B[6人]、2B[7人]、3B[8人]、SS[4人]、LF[8人]、CF[6人]、RF[6人]、DH[2人]。)
(坂倉は「C」、レアードは「DH」でカウント。)
今回、こうして調べさせて頂く機会を持ったことで、自分のイメージよりも高い選手、低い選手がいる感じで、学び感じることが多くあります。
例えば、22位の西勇輝(阪神)。よく「10勝10敗投手」といわれますけど、投球内容的にはそれより少し上回る感じです。それにNPBの投手の場合、いまや「先発2~3番手クラス」が「10勝10敗投手」である傾向が強い。
そう考えると、「先発2番手クラス」の成績をコンスタントに挙げている西勇は、もっと高く評価されていいのでは?ということがいえます。
41位の鈴木大地(東北楽天)。実はこの回での、「一塁手部門の1位」です。鈴木大の場合、「故障耐性に強い」ことが最大の持ち味です。スランプになることもありますけど、「最終的には一定の成績を計算できる」という選手は、どれほど有難いことか、これを示してる選手といえます。
一塁手は、上位層は不在ですけど、「トップ100」に「6人」います。
一方で遊撃手は、「トップ100」は「4人」しかいません。
しかも、京田陽太(中日、83位)、中野拓夢(阪神、85位)は、「80位台」である。遊撃手は想像以上に人材難の傾向と映ります。
興味深いのは、44位の西川遥輝(日本ハム→東北楽天)。
昨オフ、日本ハムを「ノンテンダーFA」、つまり事実上の「自由契約」になっての、東北楽天への移籍でした。
一人の野球ファンとして、これはとても衝撃でした。
成績としては、打率及び守備面での低下傾向が顕著です。
ですけど、目に見えて成績が落ちても、「40位台」。
打者だけで見ると「30位」です。球団内で、単純計算でですけど「3番目に有能な打者」という立ち位置になる。
西川の自由契約が、いかに異例な感じであったかを、改めて感じます。
ちなみに、「投手/打者」の内訳を見てみると、下記の感じになります。
【「2022年開幕版」、順位帯ごとの「投手/打者」の内訳。】
20位まで(投手7人/打者13人)
50位まで(投手18人/打者32人)
70位まで(投手30人/打者40人)
100位まで(投手46人/打者54人)
上位帯は、むしろ打者が多めなことは、実は「2020年開幕版」「2021年開幕版」でも、似たような傾向でした。
では次に、「2022年6月版」を示させて頂きます。
顔触れに少なからず変化が起きています。
【「愛球人が考える、NPB(プロ野球)ベストプレーヤーランキング100、『2022年6月版』」。】
・今季の交流戦開幕までの出場状況をも考慮。
・選手名の横の[]内の数字は、[2022年開幕版、2021年開幕版、2020年開幕版]のそれぞれの順位。なお順位は「愛球人のランキング」です。
・守備位置(ポジション)別の略称表記を、下記に示します。なお守備位置は、「昨季(2021年)に主に務めた守備位置」で示してます。
(SP[先発投手]、RP[救援投手]、C[捕手]、1B[一塁手]、2B[二塁手]、3B[三塁手]、SS[遊撃手]、LF[左翼手]、CF[中堅手]、RF[右翼手]、DH[指名打者]。)
1位 佐々木朗希(千葉ロッテ)(SP)[70,×,×]
2位 山本由伸(オリックス)(SP)[1,11,15]
3位 村上宗隆(ヤクルト)(3B)[2,8,55]
4位 吉田正尚(オリックス)(DH/LF)[3,2,4]
5位 坂本勇人(巨人)(SS)[5,4,2]
6位 田中将大(東北楽天)(SP)[6,×,×]
7位 山川穂高(埼玉西武)(1B)[49,30,10]
8位 牧秀悟(横浜DeNA)(2B)[19,×,×]
9位 丸佳浩(巨人)(CF)[11,9,5]
10位 浅村栄斗(東北楽天)(2B)[9,7,9]
11位 柳田悠岐(ソフトバンク)(RF/DH)[4,1,6]
12位 近藤健介(日本ハム)(CF)[8,5,8]
13位 今永昇太(横浜DeNA)(SP)[29,49,14]
14位 千賀滉大(ソフトバンク)(SP)[14,14,13]
15位 青柳晃洋(阪神)(SP)[59,65,82]
16位 西勇輝(阪神)(SP)[22,15,18]
17位 大野雄大(中日)(SP)[12,12,25]
18位 菅野智之(巨人)(SP)[13,6,7]
19位 塩見泰隆(ヤクルト)(CF)[31,×,×]
20位 栗林良吏(広島)(RP)[20,×,×]
21位 松井裕樹(東北楽天)(RP)[39,60,30]
22位 R・マルティネス(中日)(RP)[45,69,×]
23位 山田哲人(ヤクルト)(2B)[7,10,3]
24位 源田壮亮(埼玉西武)(SS)[15,16,11]
25位 岡本和真(巨人)(3B)[10,13,24]
26位 東浜巨(ソフトバンク)(SP)[×,51,×]
27位 山岡泰輔(オリックス)(SP)[72,64,28]
28位 宮崎敏郎(横浜DeNA)(3B)[27,23,41]
29位 佐野恵太(横浜DeNA)(LF)[35,31,×]
30位 木下拓哉(中日)(C)[38,98,×]
31位 マクガフ(ヤクルト)(RP)[89,×,×]
32位 近本光司(阪神)(CF)[24,22,81]
33位 加藤貴之(日本ハム)(SP)[92,×,×]
34位 岸孝之(東北楽天)(SP)[46,36,32]
35位 吉川尚輝(巨人)(2B)[67,58,×]
36位 柳裕也(中日)(SP)[25,77,77]
37位 佐藤輝明(阪神)(3B)[91,×,×]
38位 大山悠輔(阪神)(1B/LF)[37,27,69]
39位 グラシアル(ソフトバンク)(LF)[65,45,35]
40位 オースティン(横浜DeNA)(RF)[18,40,×]
41位 平野佳寿(オリックス)(RP)[90,×,×]
42位 大瀬良大地(広島)(SP)[26,47,31]
43位 大島洋平(中日)(CF)[36,21,34]
44位 増田達至(埼玉西武)(RP)[×,59,50]
45位 モイネロ(ソフトバンク)(RP)[48,33,68]
46位 森下暢仁(広島)(SP)[17,19,×]
47位 戸郷翔征(巨人)(SP)[58,82,×]
48位 坂倉将吾(広島)(C/3B)[53,×,×]
49位 松本剛(日本ハム)(LF)[×,×,×]
50位 大勢(巨人)(RP)[×,×,×]
51位 床田寛樹(広島)(SP)[×,×,×]
52位 中村悠平(ヤクルト)(C)[57,×,×]
53位 小川泰弘(ヤクルト)(SP)[62,48,46]
54位 メルセデス(巨人)(SP)[×,97,72]
55位 平良海馬(埼玉西武)(RP)[52,94,×]
56位 山崎康晃(横浜DeNA)(RP)[×,89,19]
57位 西川遥輝(東北楽天)(LF)[44,18,22]
58位 中村奨吾(千葉ロッテ)(2B)[32,44,28]
59位 島内宏明(東北楽天)(RF)[23,42,45]
60位 中村晃(ソフトバンク)(1B)[64,73,87]
61位 ビシエド(中日)(1B)[43,28,16]
62位 今宮健太(ソフトバンク)(SS)[×,×,×]
63位 菊池涼介(広島)(2B)[28,26,36]
64位 甲斐拓也(ソフトバンク)(C)[30.39.39]
65位 辰己涼介(東北楽天)(CF)[×,×,×]
66位 西川龍馬(広島)(LF)[84,96,92]
67位 則本昂大(東北楽天)(SP)[21,32,26]
68位 高橋光成(埼玉西武)(SP)[87,78,×]
69位 早川隆久(東北楽天)(SP)[54,×,×]
70位 益田直也(千葉ロッテ)(RP)[40,55,60]
71位 レアード(千葉ロッテ)(DH)[61,100,56]
72位 阿部寿樹(中日)(2B)[×,×,88]
73位 ウォーカー(巨人)(LF)[×,×,×]
74位 ポランコ(巨人)(RF)[×,×,×]
75位 鈴木大地(東北楽天)(1B/3B)[41,43,43]
76位 石川歩(千葉ロッテ)(SP)[81,54,51]
77位 上沢直之(日本ハム)(SP)[47,79,93]
78位 九里亜蓮(広島)(SP)[60,53,75]
79位 美馬学(千葉ロッテ)(SP)[82,46,47]
80位 涌井秀章(東北楽天)(SP)[68,37,71]
81位 伊藤将司(阪神)(SP)[86,×,×]
82位 石川柊太(ソフトバンク)(SP)[77,52,×]
83位 田嶋大樹(オリックス)(SP)[63,74,×]
84位 又吉克樹(ソフトバンク)(RP)[×,×,×]
85位 小笠原慎之介(中日)(SP)[88,×,×]
86位 小島和哉(千葉ロッテ)(SP)[93,×,×]
87位 伊藤大海(日本ハム)(SP)[55,×,×]
88位 宮城大弥(オリックス)(SP)[51,×,×]
89位 高部瑛斗(千葉ロッテ)(CF)[×,×,×]
90位 中野拓夢(阪神)(SS)[85,×,×]
91位 西純矢(阪神)(SP)[×,×,×]
92位 高橋宏斗(中日)(SP)[×,×,×]
93位 杉本裕太郎(オリックス)(RF)[56,×,×]
94位 エスコバー(横浜DeNA)(RP)[74,76.80]
95位 マクブルーム(広島)(1B)[×,×,×]
96位 オグレディ(埼玉西武)(LF)[×,×,×]
97位 清宮幸太郎(日本ハム)(1B)[×,×,×]
98位 野村佑希(日本ハム)(3B)[×,×,×]
99位 山崎福也(オリックス)(SP)[×,×,×]
100位 大貫晋一(横浜DeNA)(SP)[×,87,×]
(SP[39人]、RP[13人]、C[4人]、1B[7人]、2B[7人]、3B[5人]、SS[4人]、LF[7人]、CF[7人]、RF[5人]、DH[2人]。)
(吉田正は「DH」、柳田は「RF」、大山は「1B」、坂倉は「C」、鈴木大は「1B」でカウント。)
《参考、「2022年開幕版」》
(SP[34人]、RP[12人]、C[7人]、1B[6人]、2B[7人]、3B[8人]、SS[4人]、LF[8人]、CF[6人]、RF[6人]、DH[2人]。)
(その2)で、今季は「投高打低」の傾向が顕著に示されていることについてを綴らせて頂きますけど、今回のこの「2022年6月版」の「ベスト100」の顔触れ、あるいは守備位置別の人数から、「投高打低」の傾向が顕著に示されてることが伝わるかなです。
これを、「投手/打者」の内訳で、見てみます。
【「2022年6月版」、順位帯ごとの「投手/打者」の内訳。】
20位まで(投手10人/打者10人)
50位まで(投手21人/打者29人)
70位まで(投手34人/打者36人)
100位まで(投手52人/打者48人)
【《参考》「2022年開幕版」、順位帯ごとの「投手/打者」の内訳。】
20位まで(投手7人/打者13人)
50位まで(投手18人/打者32人)
70位まで(投手30人/打者40人)
100位まで(投手46人/打者54人)
投手の人数の増え幅でいうと、
「20位まで」(+3人)、「50位まで」(+3人)、「70位まで」(+4人)、「100位まで」(+6人)、になります。
なんと今回の「2022年6月版」では、「ベスト100」は、投手が打者を人数で上回る結果になっています。
佐々木朗は「才能の開花」、今永、東浜は「健康体ならばもともとエース級の能力はある」ことでの順位上昇ですけど、それ以外でも「投手のジャンプアップ」が目立ちます。
【「順位をジャンプアップ」させた、主な先発投手。】
青柳(阪神)(59位→15位)
山岡(オリックス)(72位→27位)
加藤(日本ハム)(92位→33位)
床田(広島)(ランク外→51位)
メルセデス(巨人)(ランク外→54位)
山岡、メルセデスは「不調からの脱却」の部分が少なからずあるかもですけど、青柳、加藤、床田は「顕著なステップアップ」といえます。
特に青柳は、いままでは「先発3~4番手」の成績だったのが、今季は「絶対的エース」といえる「圧倒的なパフォーマンス」です。
その一方で、「森下(17位→46位)、大瀬良(26位→42位)、則本(21位→67位)」のように、順位を下げた投手もいることに留意は必要かもです。
ですけど、全体的な傾向としては今季は「投高打低」であることは、はっきりといえるのでは、と映ってます。
これは、「有力打者の順位下落」からも、見てとることができます。
【「順位を明らかに下落させた、主な有力打者。」】
柳田(4位→11位)
(「この10月で34歳」という年齢面も考慮の必要はあるが、IspPが「0.172」で特に長打力の下落傾向が顕著。直近の2年は「29本→28本」であったが、今季は現時点で「7本塁打」なので、「20本塁打」に届かない可能性が。)
山田哲(7位→23位)
(「打率.239」に対して「出塁率.345」とあり、盗塁数も8と上昇してることをも考慮してのこの順位下落。12本塁打、IsoP「0.234」と長打力は健在で依然として有力打者ではあるが、「低打率、高本塁打、高三振」の「典型的なパワーヒッター」にシフトしつつあるかも。)
西川(44位→57位)
(「打率.231」に対して「出塁率.369」と、出塁能力自体は健在。盗塁数も13で[盗塁死も7あるが]、走力も錆びついていない。そのため「RC27」は「5.33」と高い水準にある。
しかし、好不調の波の激しさは明らかに顕著になっており、適宜のDH起用など、起用法に工夫が必要になってくる可能性も。)
鈴木大(41位→75位)
(今季は開幕から大スランプで、一時はスタメン落ちも。ただ、6月に入ってから持ち直しており、現在は「打率.234、出塁率.329」。最終的には「打率.250程度」に収束の可能性は充分ある。
球界有数の「キャプテンシー」で高い存在意義があるので、まだ数年はレギュラーを務め得るが、「RC27」は「3.22」と水準以下にあり、「6,7番での起用」が望ましい立ち位置といえる。)
柳田は「年齢的な影響」といえますが、山田哲、西川、鈴木大と、「投高打低の影響」をまともに受けている打者が実際に存在してます。
それと今回でいえば、「捕手の人材難の傾向」も顕著といえます。
「2022年開幕版」では「7人」いたのが、「2022年6月版」では「4人」です(便宜上、坂倉は両方で「C」にカウントしてますが、今季はむしろ「3B」での出場機会の方が多いです。ですので実質的には「3人」といえます。
内訳を見ると、
「木下拓(30位)、中村悠(52位)、甲斐(64位)」
で、以上になります。中村悠は長期離脱で出遅れていた影響があってのこの順位です。甲斐は、いままでの実績もありますが、打撃成績は正直酷いですけど、「固定起用」でかつ「チームを勝たせている」ので、それを考慮しての「64位」です(今季の成績をより重要視するならば、80位台くらいまで落ちる感じかな、と思いますが)。
森友(埼玉西武)、大城卓(巨人)、梅野(阪神)は、今後の巻き返し次第ではあります。
梅野は、打撃がもはや「自動アウト」です。ですので「トップ100」返り咲きは、正直現時点では想像しづらい感がと。ですけど、梅野は「絶対評価」でいえば、昨オフの「残留での3年契約」は、正直理解に苦しむ感じですけど、「相対評価」でいえば「残留での3年契約」は、まあ納得ではあるかなと。これが梅野がパリーグの球団(DHありの球団)ならば、一気に「重宝できる存在」と化すのですけど(シンプルに「打撃に目を瞑る」ができる、ほかの選手でカバーできる可能性がより高まるので)。
そう考えると、梅野のケースは、野球の奥深さを改めて考えさせられます。
それと、興味深い存在がいます。58位の「中村奨吾(ロッテ、二塁手)」です。この中村奨、「今オフのFA市場の最注目選手」です。
【中村奨(ロッテ)、選手としての特徴。】
・直近4年の「RC27」は「5.51→4.04→4.42→5.79」。
昨季は「キャリアハイ」の打撃内容(打率.283、9本塁打、12盗塁、15犠打、出塁率.382)。
・「2桁本塁打、2桁盗塁、2桁犠打」を計算できる。ただし確実性にはムラがあり、正二塁手を務めて4年間の打率は「.284→.232→.249→.283」。
・長期離脱がなく、昨季までの4年間は「全試合に出場」。
・攻守のバランスがとれた二塁手。昨季は「ベストナイン、GG賞」に輝いた。
・今季は「打率.244、4本塁打、6盗塁、8犠打、出塁率.332」。
RC27は「4.11」だが、リーグ平均は上回っている。
・ただ、5月に大スランプに陥り、5月12日木曜日の終了時では「打率.205」。そのため一時期は2番に回っていた。
・基本的には「3番・二塁手」がロッテでの定位置。ただ、これはロッテの打者の編成の影響が大きく(中村奨が「チーム内最強打者」だから)、本来は「1,2番」あるいは「5,6番」あたりがより望ましい。
・選球眼に優れるが、近年は待球傾向がより顕著に。打席で粘れるので、もしFA市場に出た場合は「出塁能力」を売りにして、「二塁手ができる中村晃」のイメージで勝負することも一案かも。
・「この5月で29歳」なので、FA市場に出ても「3年程度は高確率で全盛期」といえる。出身は兵庫県(三木市)だが、子ども時代の応援球団は不明。
・昨オフは単年での契約更改。「FAのことは、今季が終わってから考える」姿勢を鮮明に。本人の意図は不明だが、「シンプルに長期大型契約狙い?」の説が。尤も近年は球団はシーズン途中での補強が恒例化しており、これは「中村奨に『生涯ロッテ』でいて欲しいから」の球団なりの誠意といえるが。
・いえることは、FA市場に打って出ても、「恐らく手を挙げる球団はある」こと。ただ、起用法としては「ロッテだからこそ『不動の3番』でいられる」訳であり、他球団に移籍ならば「正二塁手は確定だが、打順はチーム事情次第」が現実的では。
なんだか気が付けば、中村奨(ロッテ)のことに文章量を割いていますが(特にロッテファンには申し訳ないです)、「見た目の数字以上に有能な正二塁手」と自分は思ってるんですよね。ここ2年は「キャプテンシーに自覚が芽生えてる」のが伝わりますし、動向に注目の感じではあるのです。
現時点で、「ベスト100」での順位は、「32位→58位」と落としています。ですけど、それでも二塁手では「5位」にいます(ちなみに「2022年開幕版」でも二塁手の「5位」です)。
ですけど、最終的には中村奨自身が決めることです。中村奨にとって、「最も大切にしたいこと」「最も追い求めたいこと」は何か、それに基づいて決断して欲しい。
実は自分は、関西在住です。子ども時代から「阪神ファン」です。
というか、関西にいると、とにかく「阪神、阪神」なんですよ。
で、阪神は「正二塁手」は、ここ数年、ずっと「要補強ポイント」。
実際、浅村、山田哲がFAになるときは、獲得候補に挙がってましたから。
(ちなみに、阪神の正二塁手の糸原は、自分の「ベスト100」では、「2020年開幕版」で「98位」に入っただけで、あとは「ランク外」です。)
ですので、「阪神ファン」としては、正直「全身全霊で欲しい!」。
たとえ割高になっても、獲る価値はとても大きい!
(たとえ今季の成績でも、「2億円×3年契約」は提示して欲しい!と強く思ってます![中村奨の今季年俸は「1.1億円」です。「この5月末で30歳」になってます。])
ですけど、「一人の野球ファン」として考えると、
「中村奨は、『生涯ロッテ』の方が、『起用法』『引退後のこと』を総合すると、最もベストの感じがするなあ…。」
と思うんですよね。阪神には「ドンピシャ」であることを踏まえて、こう綴ってます。
結局は、「どうなるか、見てみよう」に尽きます。
ですけど、昨オフの契約更改のときから、野球における自分の最大の関心事は、ずっと「中村奨の動向」である感じで。
中村奨自身が、納得できる結論であって欲しい。でも、阪神を応援する立場としては、「全身全霊で獲って欲しい」の、複雑な想いなんですよね。
話が、(その1)の終盤では脱線した感じがしますけど(激汗)、(その2)では、今季のNPBの「投高打低」についての自分なりの考察を、綴らせて頂きます。
【野球#2A】
いいなと思ったら応援しよう!
![愛球人](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/71196978/profile_05c5da9f2e35e8a4ad799d4fd172baab.jpg?width=600&crop=1:1,smart)