「スポーツ」で何を学んだか
前回の投稿から2週間が経ってしまいました。。。(汗)幼少期からテニスを続けてきて楽しい思いも苦しい思いもしました。今回はそんな中、自分はテニスを通して何を学んだのかを紐解いてみます。スポーツをしている、またはスポーツを始めることを考えている親御さんなどの参考になれば良いなと思います。今回はその中での2点になります。
努力すること
「はい、ありがちなのきました」と思った方もいるかもしれません。ごめんなさい。(笑)このままだど薄っぺらいことになるので少し深堀りしていきます。そもそも努力することとはどのようなことなのでしょうか。
「努力」を辞書で引くと「心をこめて事にあたること」とあります。努力は目標、目的に向かってというような言葉と共に使われる事が多いです。「頑張る」と混同しますが敢えてここでは「努力すること」と書いていきます。
スポーツをすると「もっと上手になりたい」「勝てるようになりたい」と思うようになります。少し経つとそれがもっと具体的になります。挙げ始めたらキリがないですが、テニスの場合だど「走らされた時のこのショットをもっと強く打ちたい」「緊張した場面でも強気なプレーがしたい」「この大会で何回戦まで勝ち進みたい」など技術面から精神面、そして結果にまつわる様々な部分で成長したいと思うようになり、やがてそれが目標になります。
目標が出来ると、どのようにすればそれが達成できるかを考えるようになります。ただ「〜ができるようになりたい」では一向に成長しません。ただ「勝ちたい」と思っていても(願っていても)勝てないですよね(笑)
「こうなりたい」「こうしたい」という思いが芽生え、目標に向かって、そこに至るプロセスを丁寧にこころを込めて踏んでいく。その先に結果がついてきます。そして、時には上手くいかないことも多々ありますが、小さな成功体験を積み重ねながらステップアップしていきます。
この過程を繰り返すことが「努力すること」だと思いますし、私がスポーツを通して学べたことの一つだと思っています。
自分で考える力
二つ目は自分で「考える力」です。先ほど努力することについて触れました。その中で「目標に向かって、そこに至るプロセスを丁寧にこころを込めて踏んでいく」と書きました。このプロセスをどう踏むかがミソになると私は考えています。
ここを踏む過程で大切なのが「自分で考える力」だと思っています。実は高校2年生の時に気づいた事があるんです。それは「自分で考えて実行して手に入れたものは、自分の中で長期保存できる」ということ。
これに気づけた実体験をご紹介します。当時は、今まで負けたことのなかった同じ高校の同期に勝てなくなった時期で、(もちろんその子はその時期毎朝早く学校に来てランニングをしたり努力を積み重ねていました。彼女の努力がプレーに表れていたのだと思います)どうしたら勝てるようになるのだろう。。。と練習試合をお願いしながら試行錯誤し、技術面、戦術面の改善を考えながら行っていた日々でした。あーでもないこーでもないと試しながら、自分なりに「これだ」と思うものを見つけることができました。
彼女に勝つために試行錯誤していた日々でしたが、結果的には自分のプレーの底上げに繋がり、翌年のインターハイでは優勝する事が出来ました。
コーチや先生から言われたことを実行するのは間違いないですし、短期的に結果は出ると思います。しかし、すぐに手に入れる事が出来たものはすぐに壊れやすい。これが私の経験上での考え方です。一方で自分で考えれば自分の想いや心が入ります。たとえすぐには上手くいかなくても自分の「想いや心」がそこにあれば、失敗を重ねながらも継続する術が身についてくると思います。そうして得たものは長期保存されます。
とはいえ、指導してくれる人がいないとわからないことは沢山あります。というか指導者の存在は不可欠。なので指導された事プラスこの「自分で考える」というエッセンスを取り入れながら、習得したものを長期保存していく。これが大切だと思います。この力は他のシチュエーションでも使えるものなのでとてもおすすめですし、スポーツで学べたことだと思います。
まとめ
今回は「努力すること」と「自分で考える力」の2点をスポーツを通して学べた事として挙げさせていただきました。この二つは目標・目的を置き換えれば代用可能なことだと思います。スポーツをすることだけがスポーツの醍醐味でなく、スポーツを通して得られるものが人生において価値あるエッセンスになると思います。
スポーツをしている、またはスポーツを始めようと検討しているお子さんがいる親御さんなどに特に届けば良いなと思います。